【鈴木登紀子さん】ばぁばが遺してくれた「かぼちゃの甘煮」
null【こんなレシピ】
だし汁を使わず、水と砂糖、薄口しょうゆだけで炊き上げるばぁばの「かぼちゃの甘煮」は、柔らかな甘みで後味すっきり。かぼちゃはしっかりとワタをとり、子どもの口にも入る小さめのサイズに切り揃えると、火の入りが早くべチャッとしません。強火で一気に炊き上げて汁気をしっかり飛ばすのがポイントです。
【作りたくなる理由】
2020年に逝去された“ばぁば”こと日本料理研究家・鈴木登紀子さん。
「クツクツと湯気が立って、お台所がよい香りに包まれて。お鍋の様子を見ながら、献立や器の段取りをする時間が大好きなの」
そう言いながら、落とし蓋の下のかぼちゃの様子を愛おしそうに見ていたばぁばの姿をいまも覚えています。ばぁばと仕事をご一緒させていただくまで、煮物は作るのも食べるのも苦手だった私ですが、“ばぁばの甘み”が恋しくなるとかぼちゃを炊いています。
ライター・神史子
【松田美智子さん】厚揚げのナンプラー煮
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【こんなレシピ】
カリッと焼いた厚揚げを、長ねぎ・ツナ・ミニトマトと一緒に煮込んでエスニック風?に食べる、ボリュームおかず。「厚揚げ」はタイ料理などアジア圏でも料理に使いますが、そんなイメージの味です。ミニトマトの酸味や、ツナのコクも加わって、満足感たっぷりのひと皿。
【リピートしている理由】
厚揚げに、ツナ缶とミニトマト、長ネギを加えて、鶏がらスープで煮るというこのレシピは、ひと皿でタンパク質も野菜も摂れてヘルシー。体重も、健康も、両方気になる50代のワタシにとっては、悩んだときはコレ!という、お助けレシピになっています。
ゴハンのおかずにも、パンを合わせても、またお酒のつまみにも合うという万能な味もお気に入りのポイント。たっぷり作っておいて、次の日に温め直してもまた、厚揚げに味がしみしみで美味しい。

「ナンプラー煮」というレシピ名ですが、食べてみるとナンプラーの味はそこまで感じず、塩味とコク出しになっている印象なので、ナンプラーが苦手な方でも大丈夫かと。
ワタシは韓国唐辛子を加えてピリッと、レモン汁を加えてさっぱりと、味変も色々楽しんでいます。硬めに茹でた素麺を入れて和えるのもオススメ。
各国のレシピに詳しく、センス溢れる松田美智子先生ならではのレシピだなあと、作るたびに感心しています。
kufura編集長・サトウ
【小野宗隆さん】お手頃な牛肉でもおいしくできる!簡単ローストビーフ
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肉に焼き目を付けて→調味液の入った袋(アイラップ使用)に入れて→熱湯にドボン(25分)→引き上げて室温におく(25分)の簡単ステップ。失敗しらずでおいしいロースとビーフが作れる!
【ハマった理由】
我が家には、運動部所属の高校生と大学生の男子2名がいます。近頃の運動部は栄養管理にかなりシビア。基本的に2人ともたんぱく質はしっかりと、脂質は抑えめにしたいので、冷蔵庫には切ればすぐに食べられる、低脂質の肉料理が常備されています。
定番は鶏胸肉や豚ヒレ肉で作ったハムと、ローストビーフ! 毎週毎週かたまり肉の料理をせっせと作るようになるとは思っていませんでした……。ローストビーフについては、オーブンで焼いたり、低温調理してみたりといろいろやってみていたのですが、このレシピをkufuraで見つけてからはもっぱらこの方法で。


今回は、庶民の味方『OK』で購入した100gあたり約237円(税込)のオーストラリア産もも肉で作りました。できるだけ形の整った四角形の棒状のものを選ぶようにしています。
完成したものをカットするときれいなピンク色~! お手頃なお肉でも十分美味しくできます。お客様の時などは、和牛のちょっといいお肉で作ったりもしますが、これももちろん絶品。
スライスしてタッパーに入れておくと、朝食のパンに挟んだり、夕食のサラダのトッピングにしたりとどんどん消費されていきます。我が家のたんぱく質生活を支えてくれる、大事なレシピになりました。
kufura編集部・マコ
【沼津りえさん】鍋だけじゃない!と開眼した「春菊のしょうゆ漬け」
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独特のほろ苦さがある春菊。個性が強い野菜で好き嫌いも分かれがちですが、しょうゆ漬けにすると苦味がほどよくまろやかに! 材料3つで上品なお漬物ができあがります。
【鬼リピの理由】
春菊ラバーなのは私だけ……という我が家。鍋に入れても、ちょっと箸をつけるくらいで、ほぼ私が一人で食べ尽くす(しかない)という状況なので、春菊が余ってしまうことも多々あります。サラダにしたり白和えにしたりおひたしにしたりと試しても見事に食べてもらえなかったのですが、このレシピが救世主に。
材料は春菊・しょうゆ・白いりごまだけというシンプルさと、手順がラクすぎるというのも神……! ホカホカの白ごはんをもりもり食べられる一品になるうえ、お刺身やソテーの薬味としても使えるのも嬉しい一品。なにより、足が早い春菊をもう余らせなくて済むというのがストレス軽減になりますよ。
kufura編集部・アベ
【沼津りえさん】とうもろこしはフライパンで蒸す!
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【こんなレシピ】
レシピ……というか、とうもろこしの茹で方です。フライパンに少量の水と塩を入れて3分蒸すだけ。とても簡単です。
【作りたくなる理由】
とうもろこしを茹でるには大鍋にたっぷりの水をグラグラするまで沸騰させて……という手順は面倒くさい。それが、フライパンに少量の水を入れるだけで短時間でできちゃうというところが神!
このパターンでブロッコリーも茹でるようになりました。鍋を出すよりフライパンを出す方が楽でいいですよね。
この夏は茹でたトウモロコシを『oxo(オクソー)』のとうもろこし用ピーラーを使って、粒をサラダやスープに入れるのにハマりました。
kufura編集部・ウツノミヤ















