家庭でも統一感を重視する「中華料理でそろえる」ケース
nullまず多かったのはシュウマイを“中華料理”とカテゴライズして、同じ中華メニューと合わせているケース。中でも人気が高かったメニューと、中華でそろえるこだわりの意見をご紹介します。



食感がアクセントになる「春巻き」
「春巻き。パリパリの食感がアクセントになっていいと思う」(43歳/主婦)
「春巻きです。食感の違いでごはんがすすみます」(29歳/その他)
「春巻き。揚げ物も食べたいから」(23歳/その他)
甘酸っぱさがシュウマイに合う「酢豚」
「やはり中華で酢豚。シュウマイは和からし醤油で、酢豚は甘酢で相対してるのでまた食がすすみます」(54歳/その他)
「酢豚。野菜不足解消のため」(37歳/主婦)
「酢豚。シュウマイと酢豚の甘いたれとの相性が良くボリュームがあると思います」(40歳/その他)
野菜が摂れるのが魅力「青椒肉絲(チンジャオロース)」
「青椒肉絲。おなじ中華料理だし、栄養バランスも良くなると思う」(51歳/主婦)
「青椒肉絲。ピーマンと、たけのこの代わりに人参を使うと野菜がたっぷり摂れ、豚肉も使うのでたんぱく質も補える。栄養たっぷりで美味しいです」(68歳/主婦)
コク旨なタレが美味しい冷菜「バンバンジー」
「バンバンジー。あっさりして野菜もとれて美味しいから」(34歳/総務・人事・事務)
「バンバンジー。野菜もとれるし鶏肉も意外とさっぱりしているから」(51歳/主婦)
海鮮の旨みが楽しめる「エビチリ」
「エビチリ。中華料理には中華料理がよく合います。シュウマイと味や食感が異なるエビチリだと、それぞれの味を楽しめそう」(53歳/その他)
「エビチリ。肉が入ったシュウマイとは違う味を楽しめるし、ご飯に合います」(60歳/総務・人事・事務)
家庭料理だとトンカツの副菜に餃子など、ジャンルを気にせず楽しめるのが魅力のひとつではありますが、家でもジャンルに統一感をもたせる人は多いようです。寄せられた回答でも「麻婆豆腐。同じ中華でそろえたい」(56歳/主婦)「チャーハン。中華料理でそろえたい」(62歳/主婦)と、ジャンルでそろえることを重要視している人がかなりいました。
主菜と捉えるなら「スープ」と合わせるのもアリ
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続いて多かったのはさまざまなジャンルのスープ。先ほどの中華料理メニューと合わせるケースではどちらかというと副菜という扱いが目立ちましたが、スープと合わせるなら完全にシュウマイがメインといえそうです。
「春雨スープ。汁物がほしいのと、中華っぽい味が合います」(42歳/主婦)
「ワカメスープ。シュウマイが中華なので」(45歳/営業・販売)
「卵の中華スープ。鶏ガラスープの素とお醤油を入れたスープに溶き卵を入れるだけなので簡単にできて、シュウマイにもとても合う」(35歳/総務・人事・事務)
「野菜をたっぷり入れた鶏がらスープ。あっさり食べれるから」(44歳/主婦)
中華スープを作る際に大活躍するのが、「鶏ガラスープの素」。これと好みの塩味(塩コショウや醤油、ナンプラーなど)を加えれば、美味しいスープのベースが完成します。あとは好みの具材を入れればOK。汁物が欲しいときにぜひお試しください。
気軽に野菜をとるならこれ!「サラダ」「ナムル」
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シュウマイを主菜とするとき、あわせるのはもちろんスープだけではありません。今回、さまざまな「サラダ」と合わせている意見も多い一方、韓国が誇る野菜の副菜「ナムル」も人気でした。
「中華サラダ。きくらげやキュウリ、ハムなどをいれてごま油などで味付けしたもので、シュウマイと合いますよ」(43歳/主婦)
「春雨サラダ。野菜が摂れるし、シュウマイにあわせる中華風メニューの副菜としてはボリュームがちょうどいい」(53歳/主婦)
「野菜のナムル。バランスもいいし、歯ごたえも違うので楽しめる」(53歳/主婦)
「ほうれん草のナムル。栄養バランスがよく中華のおかずに合う」(63歳/主婦)
スープと同様に春雨サラダや中華サラダが人気の中、韓国料理のナムルを合わせる人も多数いました。国は違いますが、どちらもごま油ベースという点が共通点。こういったペアリングは家庭料理ならではです。
うまく作るには火力も重要になる「野菜炒め」
null続いて多かったのは「野菜炒め」。サラダと同様に野菜がしっかり摂れるのが魅力ですが、家庭ではシャキシャキにするのが難しいせいか、サラダよりもやや少数の結果となりました。
「野菜炒め。簡単に出来て野菜がたくさん食べられるので」(58歳/主婦)
「キャベツと卵のオイスター炒め。野菜も摂れるし、炒めるだけだから簡単です」(53歳/主婦)
「野菜炒め。シュウマイはお肉を使っているので、野菜炒めと合うと思います」(44歳/その他)
確かに一般的なシューマイはあまり野菜が入っておらず、餃子と比較すると肉感がダイレクトに楽しめるのが特徴的。だからこそサラダや野菜炒めなどの野菜メニューと合わせる人が多いのは納得です。
『kufura』では、料理研究家の沼津りえさんのアイディアレシピ「もやし焼売」をご紹介しています。もやしのポキポキ食感が楽しく、しかもヘルシー! こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
そのほか、こんなメニューも!
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「肉まんです。シューマイと肉まんは合う!」(41歳/主婦)
「コロッケ。シューマイの物足りなさを補ってくれる」(52歳/主婦)
「レンチンした白菜やキャベツ。シュウマイの脂っこさを野菜で緩和するため」(29歳/主婦)
「甘い卵焼き。口直しにいいから」(40歳/コンピューター関連技術職)
「メンマ。理想は崎陽軒の『シウマイ弁当』のたけのこの煮物ですが、手軽にメンマで」(52歳/総務・人事・事務)
「シウマイ弁当」は、横浜発祥でシュウマイが名物の『崎陽軒』が1954年より売り出している、大ベストセラーのお弁当。名物の「昔ながらのシウマイ」ほか、鮪の漬け焼きやかまぼこ、鶏の唐揚げ、玉子焼き、そして筍煮などが入っていますが、そこで筍煮に目をつけるのはかなかなの通です。
今回、アンケートの回答を通して感じたのは、シュウマイが餃子よりもかなり“中華料理”としての印象が強いこと。さらに副菜と捉えている人が多いので、中華料理の主菜と合わせているケースが多い結果となりました。もしかしたら餃子よりもマイナーとなっているのは、「中華料理と合わせなければならない」というハードルがひとつあるためでしょうか?
ちなみに、スーパーに売っている冷凍食品のシュウマイはどれも美味しいので、冷凍庫にストックとしてあると、とても重宝します。お弁当のおかずとしてはニオイが気になる餃子よりも汎用性が高いように感じるので、ぜひ餃子に負けずブレイクしてほしいものです。

東京都出身、千葉県在住。短大の春休みより某編集部のライター見習いになり、気が付いたら2022年にフリーライター歴25年を迎えていた。現在は雑誌『DIME』(小学館)、『LDK』(晋遊舎)などで取材・執筆を行うほか、『kufura』などWEB媒体にも携わる。
執筆ジャンルは、アウトドアや子育てなどさまざま。フードコーディネーターの資格も持つ。