10月31日はハロウィン!
nullこんにちは。栄養士の道添明子です。料理家「あーぴん」として、時短簡単・美味しい・お洒落な“みんなが笑顔になれる幸せごはん”の料理教室を主宰、簡単レシピを毎日SNSで発信しています。
食欲の秋、実りの秋も本番。おいしい食材が店頭にも揃ってきましたね! 今回は日本でもすっかり定番行事になったハロウィンを、身近な食材をフル活用して楽しむ献立をご紹介します。
かぼちゃとベーコンのキッシュ風パングラタン
nullかぼちゃたっぷり! 食パンを容器にしきつめ、卵と牛乳で作ったフィリングを流して焼きました。ボリュームのあるパングラタンです。
ベーコンはウィンナーやツナ缶などに替えても。きのこも、しめじ以外にマッシュルームやエリンギなどお好みの種類を使用してください。
【材料】(4人分/20cm×16cm×5cmの耐熱容器1台分)
・食パン(サンドイッチ用) 6枚
・かぼちゃ 1/4個(300g)
・ベーコン(厚切りタイプ) 100g
・しめじ 1/2パック(70g)
・ピザ用チーズ 50g
<フィリング>
・卵 2個
・牛乳 150ml
・マヨネーズ 大さじ2
・粉チーズ 大さじ2
・塩こしょう 各少々
【作り方】
(1)容器に合わせて食パンを切って並べる。
(2)かぼちゃは種を取り皮をところどころむいて、厚さ1cmの一口大に切り、耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)で3分間加熱する。ベーコンは1cm幅に切り、しめじは石づきを取り小房に分ける。
(3)(1)に具材を並べて<フィリング>の材料を混ぜ合わせて加え、チーズをのせてオーブントースターで3~4分加熱する。チーズにこんがり焼き目がついたらできあがり。
さつまいもとコーンのデリ風サラダ
nullクリームチーズでコクを出した、今が旬のさつまいものサラダです。チーズは一口サイズのモッツァレラチーズにしてもおいしく作れます。赤玉ねぎがない場合には玉ねぎで代用可能。
【材料】(4人分)
・さつまいも 大1本(350g)
・コーン缶 70g
・赤玉ねぎ 1/2個
・クリームチーズ(ポーションタイプ) 3個(約50g)
・イタリアンパセリ お好みで
<調味料>
・マヨネーズ 大さじ4
・マスタード 小さじ1
・塩こしょう 各少々
【作り方】
(1)さつまいもは皮をよく洗い、皮付きのまま1.5cm角に切り水にさらし、水気を切る。耐熱容器に入れてラップして、電子レンジ(600W)で3分間加熱する。足りない場合には柔らかくなるまで30秒ずつ追加する。
赤玉ねぎは横に薄く輪切りにして水にさらし、水気を切る。
(2)ボウルに(1)とコーン缶、1切れをそれぞれ4等分したクリームチーズ、<調味料>を合わせて混ぜ、器に盛りお好みでイタリアンパセリをふる。
HCMで簡単!パンプキンマフィン
nullかぼちゃとホットケーキミックスが同量入ったヘルシーなおやつです。かぼちゃの皮は緑色の部分が残らないようにむくときれいなオレンジ色に仕上がります。
仕上げにハロウィンのピックをさしたり、チョコペンでジャックオランタンの顔を描いたりしてデコレーションしても楽しいですよ!
【材料】(直径6cmのマフィンカップ5個分)
・ホットケーキミックス 1袋(150g)
・かぼちゃ 200g(種と皮を取って正味150g)
・卵 1個(Mサイズ、約50g)
・砂糖 50g
・牛乳 100ml
・溶かしバター(食塩不使用) 50g
・粉砂糖 適量
【作り方】
※オーブンは170℃に予熱しておく。
(1)かぼちゃは種と皮を取り、薄切りにして耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で3分間加熱する。足りない場合には柔らかくなるまで30秒ずつ追加する。
(2)かぼちゃをつぶし、牛乳の一部(大さじ1〜2)を入れて滑らかなペースト状にする。
(3)ボウルに卵、砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ、ホットケーキミックス、牛乳、バターを加えて混ぜる。
(4)(2)のかぼちゃを加えてマフィンカップに分けて入れ、170℃のオーブンで20〜25分焼く。竹串を刺して生の生地が付いてこなければ焼き上がり。粗熱が取れたらお好みで粉砂糖をふる。
献立のヒント:10月の旬の食材
null秋といえば秋刀魚(さんま)ですが、今年も価格は高騰しているようなので、すっかり高級食材になってしまいましたね。冷凍品や缶詰なども上手に活用しましょう。そのほか、戻りがつおや秋さば、秋鮭もおいしい季節です。
今回使用したかぼちゃ、さつまいもに加えて、里芋も出回ります。お子さんがお芋掘りの行事でさつまいもなどの収穫を体験することもあると思います。ぜひ、おやつやお料理を一緒に作ってみてください。
栗、柿、ぶどう、梨などの秋の果物も充実します。
10月の行事
null今年は9月29日に「十五夜」がありましたが、これは「中秋の名月」として知られています。その約1カ月後に巡ってくる「十三夜」は、十五夜に次いで美しい、お月見にふさわしい日とされています。十五夜が「芋名月」と呼ばれるのに対して、十三夜は栗や豆の収穫期に当たるため、「栗名月」「豆名月」と呼ばれることも。
2023年の十三夜は10月27日(金)です。この日には13個のお団子をお供えします。
また、10月31日は「ハロウィン」です。日本でもお馴染みになりましたが、もともとはヨーロッパが起源で、秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えし、悪霊を追い払うなど、さまざまな意味があるお祭りといわれます。
お子さんと一緒に仮装したり、ジャックオランタンにちなんでかぼちゃ料理を食べたりと、新たな秋の風物詩として楽しみましょう!
栄養士、料理家。
日本女子大学食物学科卒業。大手食品会社にて新製品の企画開発などに携わる。その後企業向けの料理レシピ開発、シルバー大学や料理教室講師、企業の健康栄養セミナーなどで幅広く活躍。
「健康な体は毎日の食生活から」をモットーに、初心者でも作りやすいよう調理法を工夫し、素材を生かしたメニューを得意とする。各種SNSで日々レシピ情報を更新中。
https://lit.link/apinakikomichizoe
新刊『旬と野菜を愉しむあーぴんの絶品おかず』(宝島社)2023年9月13日発売!