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感動的に美味な出汁(だし)がカンタンに!京都・伏見「きょうのおだし」の「特選削り節」【本日のお気に入り】

お味噌汁に煮物……、毎日の食卓に欠かせないお出汁。湘南に引っ越すまで7〜8年日本料理教室にせっせと通っていたにも関わらず、お出汁は手軽なだしパックに頼りきっていました(先生すみません)。

子どもたちも安心して食べられる、塩分や酵母エキス等の入っていないシンプルなだしパックを探していたところ、出合ったこちらのお店。だしパックが美味しかったので、簡単という言葉につられて削り節も試してみたところ、いままでの概念を覆す手軽さ! こんなに簡単に美味しいお出汁がひけるんだ、と感動してリピート中です。

10分煮出すだけ!簡単すぎるのに美味しい!

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さし水をしたり、アクを取ったり、こしたり……丁寧にひいたお出汁は最高に美味しい。けれど、毎日のことなので、家庭でそこまで手間と時間をかける余裕もない。さらに花鰹はつぶれないように保管するのに気を遣うし、たっぷり使うから経済的な面でも負担になることを考えると、日常的にはなかなかハードルの高い作業。

「だしパック」さまさま、とすっかり「パック派」でした。数年前、パックの原材料が気になりはじめ、塩分や酵母エキス等が添加されていないものを探していたときに、創業1970年、京都・伏見の削り節屋「きょうのおだし」さんを見つけました。

安心安全の「だしパック」はわが家の必需品なのですが、今回紹介したいのは「特選削り節」(270g 1,260円 税込)。こちら、お湯を沸かして、削り節を入れて、10分煮出すだけで美味しいお出汁がひけるんです。

私が知っているお出汁のひき方と全然違う! 10分も煮ていいの? と半信半疑で書いてある通りに試してみたところ、びっくりの連続。そもそも削り節の状態が全然違うんです。

お出汁=ふわっふわの花鰹でひく、という概念を覆す、しっかりとした厚削りの削り節。原材料を見ると、カツオ節、ソウダカツオ節、サバ節、ウルメイワシ節の4種類が調合されています。

 

沸騰したお湯に「ざる」を入れ、その中に削り節を。
10分煮て引き上げた状態。この「だしがら」は料理に再利用します。
香り豊かなお出汁が。味噌汁にはもちろん煮物などにも。

お鍋に600〜700mlぐらいのお湯を沸かし、沸騰したら取っ手付きのざるに削り節を20gほど入れて、弱めの中火で10分煮出すだけ! タイマーをセットしておけば見張ってなくてOK。

アクを取ったり、そーっとかき混ぜたり、こしたり、一切しません。待っている間は、ぽわ〜んとお出汁のいい香りに包まれ、幸せな気持ちに。

ちなみに、削り節20gは最初量っていましたが、最近はだいたいこのぐらいかな、と、ひとつかみで入れています。スケールを出す手間も省きます(笑)!

「だしがら」でさらにもう1品!が助かる

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そして出汁をひいた後の「だしがら」も、味がしっかり残っていて、おかずにしても美味しいんです。購入するとレシピも付いています。

じゃがいもと炒めるジャーマンポテトも美味しかったのですが、私はピーマンと炒めるのがお気に入り。この日は野菜が少なかったのでにんじんもプラス。素材すべてをごま油で炒めて味付けはしょうゆのみ。あっという間に副菜が一品完成です。

ピーマンとしらす、ピーマンとキャベツ、ピーマンとちくわなど、その日にあるもので組み合わせ色々。だしがらをカリカリに炒める(やりすぎると飛び散るので注意!)のが好みです。何つくろうかな、と考えなくていいのが助かるし、子どもたちもよく食べてくれます。

ハードルが高いと思っていたお出汁をひく作業。ざるを使う分洗い物は少し増えますが、手間はだしパックとさほど変わらないのでは!? と思うほど楽。でも明らかに格が上がる美味しさにすっかりハマっています。「お出汁をひく」という作業が、なんだか丁寧なことをしている気持ちにもなれますし(実際は超簡単作業……笑)。

この「特選削り節」まずはお味噌汁で、ランクアップする美味しさを試してみてください。

小池百々子
小池百々子

エディター/ライター。『Oggi』『Domani』(小学館)などのファッション誌を中心に、ウェブサイト、ブランドカタログなどで編集・ライティング・ディレクションを担当。毎日笑顔をモットーに、6歳男の子と3歳女の子、2児の子育てに奔走中の40代ママです。2021年春に都内から湘南へ移住。インスタグラム(@mocco_photo)でもゆるりと日々のあれこれをアップしています。

 

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