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「おにぎり」を握るときは素手orラップ派? 主婦236人にこだわる理由も聞いてみた

日本人にとって、ソウルフードとも言えるほど身近な食べ物なのが「おにぎり」。ごはんとおかずが手軽に食べられて、お弁当の定番という方も少なくないかと思います。

そんな「おにぎり」を巡って意見が分かれそうなのが、“手握り”か“ラップ握り”か問題。そこで『kufura』では主婦236人にアンケート調査を実施。家族におにぎりを作るとき何で握っているのか、その理由とともに教えてもらいました。どちらの意見にも共感できる点がありました。

素手以外で握る人が約8割と圧倒的多数!

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まず、おにぎりを何で握っているのか聞いてみました。

結果、約75%の人が「ラップを使う」と回答。また、型にごはんをつめて成型するおにぎりメーカーなど、ラップ以外のアイテムを使うという人も。合わせると、じつに8割以上の人が素手では握っていないという結果に!

ひと昔前までは、素手で握っていたご家庭も多かったことでしょう。しかし、今やおにぎりは“ラップで握って作る”というのが主流となっているようです。

では、それぞれの理由を見ていきましょう。

ラップを使って握る理由

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◆なにはともあれ衛生的!

「素手で握ったらウイルスや菌が付きそうな気がするのでラップを使って握っています」(45歳/主婦)

「以前は素手で握っていましたが衛生面が気になるので、数年前からラップを使うようになりました」(45歳/営業・販売)

「時間が経つと雑菌が増えるから、主人がお腹弱いための対策」(34歳/その他)

◆手が汚れない・手洗いの回数が減らせる

「素手だと手が汚れて手洗い回数が増えるのが嫌で、ラップを使っています」(38歳/パート・アルバイト)

「素手だと手にご飯粒が付いてネチョネチョして嫌なので、何度も手洗いしなければならなくなるので」(47歳/主婦)

「おにぎりを握るときラップを使うのは、衛生的であるのと食べる時も米粒が手につかないから」(70歳/その他)

◆手間が省けるから

「素手で握ってラップをしてと面倒で一度で済ませたい」(63歳/その他)

「お弁当に持たすことが多いので、ラップに包んで握った方が握った後に包む手間がはぶけるので」(47歳/自営業)

「ラップのほうが片付けも楽なので」(32歳/主婦)

ほとんどの人から聞かれたのが、“衛生的”というワードです。

農林水産省によると、食中毒を引き起こす細菌のひとつに黄色ブドウ球菌を挙げています。これは皮膚や口内などにいる菌で、おにぎりやお弁当など加熱後に手作業する食べ物が原因となりうるそう。

直接ごはんに触れないようにして菌が付着するリスクを避けるのに、ラップはもってこいなんですね。アンケートでは、「これまでは素手で握っていたけれど、コロナを機にラップ握りにシフトした」という方もいました。衛生観念の高まりから、そのまま習慣化した人も少なくないようです。

また、手が汚れないから(作る人も食べる人も)、ラップで個包装されるから改めて包む手間が省ける、といった声も多く聞かれました。

「素手だと熱くて握る事ができないので」(46歳/営業・販売)

「ラップで包んだほうが衛生的だし、温める時にそのままレンジに入れられるから」(33歳/総務・人事)

「きれいに仕上がるような気がする」(62歳/総務・人事)

「ラップだと見た目に具材がわかりやすく、衛生的なので」(49歳/主婦)

やはりお弁当シーンで作られることが多いからでしょうか、多少熱くても握りやすい、洗い物が減らせるといった時短的なメリットからも、ラップを使っている人が多くいることが分かりました。

ラップ以外のアイテムを使って握る理由

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「Sサイズのビニール袋に入れて握る。袋に入れたままひとつずつ作るので、保存する時もラップはいらない」(53歳/主婦)

「使い捨てのビニール手袋を使う。手を洗う頻度が減るから」(36歳/自営業)

「うまく握れないから。型に入れてキレイなおにぎりができるとなんか嬉しくなるから」(41歳/主婦)

「型を使うとご飯や具の量が一定にできるので」(58歳/主婦)

ラップ以外のアイテムとして、ビニール袋や使い捨て手袋などを使っている人も。その主だった理由はラップを使っている方と同様でした。型を使っている人からは、“仕上がりがキレイだから”と見た目の美しさを挙げる人もちらほら。

素手で握る理由

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◆素手の方が握りやすい・早い

「素手以外の方法で作ると、すぐにボロボロに崩れてしまうから」(41歳/その他)

「ラップを何度も使っているとぐちゃぐちゃになってきたり、ご飯がはみ出たりするので素手で握った方が早い」(37歳/主婦)

「ラップだと切る作業が面倒。我が家の家族は人数が多いので使うラップの量も多くなるので手で握る」(42歳/研究・開発・技術者)

◆いい塩加減で握れる

「素手の方がお塩の加減が上手くいくから」(55歳/主婦)

「お塩を強めに効かせたおにぎりは、手で握るから美味しいと思います。お塩がまんべんなく馴染むので」(48歳/パート・アルバイト)

◆素手で握った方がおいしく感じる!

「素手で握った方が絶対に美味しい。確かに夏場などは衛生面で不安もあるが、直ぐ食べる分は問題なし」(68歳/主婦)

「ちゃんと石けんで手を洗ってから作るので、衛生面では大丈夫だと思うし、ラップで握ると不味そうな感じがするので嫌ですね。それと、塩を付けて握るし梅干しも必ず入れるので大丈夫です」(26歳/主婦)

もっとも多かった理由は「握りやすさ」。“慣れ”もありそうですが、素手の方が手早く整えやすいと感じるようです。おにぎりに大切な塩加減についても、素手の方がいい塩梅にできるといった声が目立ちました。

また、「素手で握った方がおいしい!」という声も。文字通り手作りされるおにぎり。素手の方がおいしいと感じるのは、理屈じゃないのかもしれませんね。

ただし、「しっかり菌の対策はして家族には素手で握りますが、万が一、あたったりされたら困るので他人につくるおにぎりはラップや型を使います」(34歳/主婦)のように、条件付きで素手派という方も少なくありませんでした。

 

以上、おにぎりの素手orラップ握り問題をお届けしました。

健康面でもしものことがないよう配慮してラップを使う方が多い一方、素手派には素手派ならではの言い分があり、どちらにもうなずける部分があったのではないでしょうか。

あなたのおうちでは、ラップと素手、どちらでおにぎりを握っていますか?

 

【参考】

農林水産省 食中毒の原因と種類
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/afp1.html

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