86.2%が30分未満でお弁当を作っている!そのコツは?
null今回『kufura』編集部は、通園・通学・通勤などのための日常的な弁当作りの経験を持つ181人の女性に、お弁当作りにかけている時間と、時短のための工夫についてうかがいました。
まず、お弁当を作るためにかかる時間についてうかがったところ、以下のような割合でした。
【お弁当作りの所要時間】
15分未満・・・36.5%
15分以上30分未満・・・49.7%
30分以上45分未満・・・11.0%
45分以上60分未満・・・2.8%
割合を見ると、86.2%が30分未満でお弁当作りをしていることがわかります。
「15分未満」「15分~30分未満」「30分以上」のカテゴリに分けて、弁当作りのタイムスケジュールや、時短術についての回答をご紹介します。
「15分未満」のお弁当作りのコツは「前日の段取り」と「冷凍食品」
nullまず、お弁当作りが15分未満で済んでいる人の回答をご紹介。「なぜそんなに早くできるんだろう」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、以下のような方法で時短をかなえていました。
前の晩に「段取り」を済ませておく
「前の晩にほぼ中身を用意し、最後当日仕上げて詰めるだけ」(42歳・営業・販売)
「ほとんど前の日の夜に準備してあるので詰めるだけの作業だから、5分以内」(45歳・その他)
「おかずをチンして3分、玉子を焼くのが5分、ご飯を入れてとふりかけをかけるのが1分。周りに彩り野菜をつめるのが1分。メインだけは、前もって用意しておき、あとは、空き具合で埋めていくだけ」(51歳・営業・販売)
冷凍食品・手作り冷凍食材を活用
「基本冷凍食品を入れているので、ご飯を詰めて、おかずを詰めるだけなので、5分でできます。凍ったまま入れるものが多いです」(38歳・その他)
「ほとんど冷凍食品やレトルト。そのままいれて自然解凍で食べられるお惣菜は重宝した」(32歳・デザイン関係)
「ほとんどのおかずは時間のある時にまとめて作り冷凍しておく。朝は、卵焼き以外はレンジでチンしていれる」(52歳・主婦)
冷凍庫に保管しておいたおかずや冷凍食品を弁当箱に詰めながら、並行して「簡単なものを1品だけ作る」という声も多く見られました。
「15分~30分未満」の弁当作りのタイムスケジュールは?
null続いて、15分以上30分未満の方のタイムスケジュールをご紹介します。
「焼くだけ」「チンするだけ」の食材を活用
「前日に野菜、ウインナーなど全て焼くだけにカットする。当日一気に焼いて15分、冷まして詰める」(37歳・主婦)
「朝ご飯を作るのと同時進行で、卵料理を1品5分。肉か魚を焼く。同時進行で冷凍食品を解凍。冷ます10分。詰める5分。お弁当の下に保冷剤を敷くと早く冷めます」(44歳・その他)
「まずは卵焼き作りに10分。次にご飯、作り置きしておいたおかずを詰め、かざりつけするのに15分。最後に卵焼きを詰めて5分」(33歳・総務・人事・事務)
「レトルト食品と冷凍食品を使い、一品だけ手作りする」(42歳・総務・人事・事務)
前日の下ごしらえで”焼くだけ“の状態しておいた肉・魚のほか、ソーセージなどの加工食品や卵料理が多くあがっています。
お弁当作りの中上級者は、片方のコンロでメインディッシュを調理しながら、もう一方のコンロで野菜をゆでる、レンジで野菜を加熱するといった“マルチタスク”で時短を叶えていました。
お弁当作り「30分以上」のタイムスケジュールは?
null30分以上かけている場合は、手作り品目が多めの傾向が見られました。
「調理に20分、冷ますのに5~10分、詰めるのに10分。作り置きはあまりしていないのですが、炒め物と卵焼きを同じフライパンで一緒に作ったりしてます」(46歳・総務・人事・事務)
「寝る前に炊飯器のタイマーをセットしておいて、炊き立てのご飯を蒸らす。卵、ウインナーなど焼き物を15分くらい。作り置きのホウレンソウのお浸しなどを解凍して味付けするに5分くらい。お弁当箱に詰めるのに10分くらい」(58歳・営業・販売)
「調理30~40分。同時に作り置き解凍、加熱5分。お弁当につめて持って行けるようにするのに5分。同時に朝ごはん食べながら作る。茹でる系はレンチンで時短」(45歳・その他)
仕切りのあるフライパンで同時に2品目以上の食材を加熱する、鍋を使わずにレンジで温野菜を作ったりといった工夫が寄せられました。
以上、お弁当作りのタイムスケジュールについてお届けしました。
今回のアンケートでは、お弁当が完成してからフタをして密封するまでの“冷ます時間”は5~10分という声が多く聞かれました。特にこれからの時季は、しっかりと冷ましてからお弁当箱に詰めたり、保冷剤を利用したりと、食品を傷ませない工夫がさらに必要になってきます。
「朝ご飯を作りながら」「片付けをしながら」「育児をしながら」など、複数のタスクを並行しながらのお弁当作りをしている人もいると思います。また、作るお弁当の個数や必要なボリュームによっても、所要時間は異なっています。
職場・学校・現場で誰かが作ったお弁当を開いたときには、時間に追われながら磨いた手間と工夫が詰まっていることを心に留めておきたいものです。