今回は、3年以上の間、通園・通学・通勤のためにお弁当を作り続けた経験がある女性170人にアンケートを実施。
お弁当作りを継続するためのコツについてうかがいました。
新生活のスタートとともに、お弁当作りが始まった方はぜひチェックしてみてくださいね!
1:初心者の強い味方「冷凍食品」
nullまずは、誰にでも実践しやすい冷凍食品の活用について。冷凍食品を活用することで継続のハードルはグンと低くなるようです。
「最初は“全て手作りじゃなきゃ!”とがんばっていたがもう続かないので疲れた日などは便利な冷凍食品をガンガン利用する。旦那も子どもも文句なんて言わないし、逆にたまにはいいじゃんと喜んでた」(43歳・主婦)
「冷凍食品も使う。すべて手作りは続かない」(44歳・主婦)
「冷凍食品を取り入れます。夫のお弁当を作るので、夫の好きな冷凍食品を買い込んでいます」(39歳・主婦)
近年の冷凍技術は飛躍的に進歩し、サクサクの揚げ物や、自然解凍OKのおひたしなど、さまざまな種類がそろっています。寝坊したときに備えて保存しておくと便利ですよね。
2:手作りした惣菜を「小分けして冷凍」
null続いて、手作りの惣菜について。多めに作ったものを冷まして冷凍庫に。朝“詰めるだけ”のおかずになります。
「夕飯で大量に作れるもの(キンピラゴボウなど)は多めに作って、小分けにしてお弁当用で冷凍しています」(30歳・主婦)
「休日に作り置きをしておかずカップに入れた状態で色味別に冷凍しておくと、平日は一品作るだけ(その時間がないときは全部冷凍食品でも)でよいので続けられました」(51歳・コンピュータ関連技術職)
「ハンバーグ、ポークピカタ、エビチリ、焼鮭など、小分けして冷凍しておき、あとは玉子焼きやウインナー、冷凍食品も活用しました」(56歳・主婦)
「作り置きを数種類×数回分冷凍。朝、前の日の残りと、何個か冷凍の作り置きを出して詰めるだけで完成するので負担が少ない」(38歳・公務員)
「前日の夜に仕込んでおく。朝はご飯をつめるだけ。前日の夜ご飯を多めに作る。休みの日にまとめて作り置きしておく」(32歳・主婦)
あえて濃いめに味をつけた煮物や焼き物を小分けして冷凍しておく、という声が多く聞かれました。
3:夕飯を「取り分け」ておく
nullお弁当用に作った惣菜ではなく、夕飯から取り分けておくと言う方法も。
「夕飯の残りを使用するなど、負担が少なくなるようにした」(39歳・総務・人事・事務)
「夕飯のおかずを多めに作り、それを利用したり、惣菜を小分け冷凍しておく」(60歳・総務・人事・事務)
「前日の夕食で、お弁当の事も考えて調理する」(52歳・総務・人事・事務)
夕飯と同じ献立になることに抵抗がある場合には、例えば「ゆで野菜を卵でとじる」「ハンバーグのソースの味を変える」など、少しアレンジを凝らすケースもありました。
4:「すきま埋め食材」の活用
null調理の手間が簡単な副菜でお弁当の”余白”を埋める方法です。
「前日の残り物と朝玉子焼、ウインナーは定番。と、ありあわせのものでお弁当を埋める」(52歳・その他)
「冷凍食品とブロッコリーと卵とウインナーとプチトマトは必ず常備して隙間を埋める。5日分のおかずをシミュレーションしておく」(52歳・主婦)
「毎日、卵焼きを作って入れてました。あとは、すき間を埋めるミニトマトやウィンナーなど買っています。あと、主菜は“お肉か?”“魚か?”などと考えて作っていました。たまには冷凍食品も使います」(48歳・営業・販売)
「枝豆やプチトマトなどラクな食品を入れる」(52歳・主婦)
“すきま埋め食材”としては、ウインナー、冷凍枝豆、卵焼き、ゆで卵、プチトマト、ブロッコリーなどが便利との声が聞かれました。
5:「パターン化」でメニュー考案の負担を軽減
null弁当作りの負担の1つがメニュー考案。その負担軽減策は“パターン化”でした。
「曜日別に使う素材を決めていた」(32歳・デザイン関係)
「基本の型はいつも同じで、煮物ゾーンと、冷食ゾーンだけ変えることにしていました」(38歳・主婦)
「曜日でメニュー固定すること」(42歳・その他)
「定番の品を決めておく(ウィンナーと具材を変えたたまご焼き)。その他は冷凍食品のバリエーションを変える」(36歳・営業・販売)
「曜日によりメニューを決めておき、おかずを冷凍しておくと解凍して詰めるだけでいいからラク」(49歳・主婦)
曜日ごとにメニューをある程度定着させる、1週間分のメニューを考えておくなどの方法でお弁当作りのために“考えるべきこと”を減らしている人が見受けられました。
6:お弁当作りを「ラクに・ポジティブに」とらえる
null最後は、お弁当作りを続けるための“マインド”に関する回答です。
「節約につながるからモチベーションになる」(39歳・企画・マーケティング)
「男の子だったので以前キャラ弁を作ってあげたのですが、子どもたちから“肉が入ってればいいから凝ったものはいらない”と言われ、救われました」(51歳・主婦)
「お弁当がないと歩いて買いに行かないといけないことを考えると、早起きしてでも作るように意識できました」(26歳・その他)
弁当作りで節約できたお金をシミュレーションしたり、「こうじゃなきゃいけない」という思い込みから解き放たれたり。お弁当のポジティブな面をイメージすることで、モチベ―ションにつながることがあるようです。
今回は、弁当作りを続けるコツについてお届けしました。
毎日作り続けている人にとっては簡単なテクニックかもしれませんが、これから続ける人にとっては励みになりそう。
お昼の空腹を満たすために、明日への余力を残すために、その日のコンディションに合った方法を選んでみてくださいね。
※作り置きや手作り冷凍惣菜をお弁当に利用する際は、再加熱して十分に冷ましてから詰めるなど、傷まないように注意してください。