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やっぱりすごい!話題の高級炊飯器「バーミキュラ ライスポット」お試しレポ【1】炊飯編

「世界一おいしいご飯が炊ける炊飯器」と噂の炊飯器、「バーミキュラ ライスポット」。内鍋が鋳物ホーロー鍋として独立しており、それとIH調理器がセットになった画期的な形。「炊飯器としても、自動調理できる鍋としても優秀!」と評判ですが、実際の使い勝手が知りたいですよね。管理栄養士で料理家でもあるご飯大好きもりもと夫婦FUKAさんが、じっくり使って確かめたその機能についてレポートしてくれました!

メイドインジャパンの鋳物ホーロー鍋ブランド、バーミキュラ

こんにちは。もりもと夫婦FUKAです。管理栄養士、料理家として「幸せおうちごはん」をテーマにInstagramを中心に活動しています。

今回、調理家電界隈で何かと噂の炊飯器、バーミキュラ ライスポットをお試しする企画があると知り、ぜひにとチャレンジさせてもらうことになりました!

実は我が家には現在炊飯器がありません。ご飯にはこだわりが強く、普段から土鍋で炊いたごはんを食べている私たち。土鍋こそ正義だと思っている私たち。お米には相当厳しいと自負しています!  ご飯編と料理編の2本立て、忖度なし!  本気のレポートをしたいと思います。

さて、このバーミキュラは、名古屋生まれの鋳物ホーロー鍋ブランド。「素材本来の味を引き出す鍋」として高い技術をもって作られたお鍋は料理のプロにも愛用者が多く、最近では新作のフライパンが入手困難になるなど話題になりました。そのバーミキュラが出している炊飯器って、気になりますよね~!

バーミキュラ ライスポットの特徴

【1】本体
ポットと呼ばれる鋳物ホーロー鍋とIH調理器であるポットヒーターの2つに分かれています。

IH調理器に鍋を載せるだけの単純明快な構造です。デザインもシンプルでありながら高級感があり、どんなインテリアにも溶け込みそう。料理をしていても気分がアガります。

【2】サイズ
ライスポットには5合炊きモデルと3合炊きモデルがあり、今回は5合炊きモデルをレビューしていきます。

【3】大きさ・重さ
我が家のオーブントースターと並べてみました。小さくはないですが、5合炊きの炊飯器としてはすごく大きいという感じではありません。鋳物ホーロー製ですから鍋本体だけでもまあまあ重量があります。全体の重さは約6.9kgと、女性には少し重めかもしれません。

【4】操作
操作はIH調理器についたタッチパネルで行います。表面に凹凸がないので汚れが溜まりにくく、さっと拭けるので清潔に保てます。

まずは白米を炊いてみよう!

工程は従来の炊飯器とほぼ同じです。お米を研ぎ、計量した水を加えます。お米の種類(白米or玄米)、量、炊き加減(普通orおこげ)を選択したら炊飯スタート。

約60分後……炊き上がりました!

ワクワクしながら開けてみたものの、ご飯がおいしく炊けている証拠といわれる「カニ穴」は見られませんでした。あれ?と少し残念&不安な気持ちと共にいざ実食。

……お、これは、美味しい!

お米本来の香りと甘みが引き立っていて、ひと粒ひとが粒しっかりしてるのにふっくらしていて、すごくいい!  カニ穴こそありませんでしたが、いつもの土鍋ご飯と並べても、どちらか分からないくらい。ご飯をおかわりしたのはここだけの秘密。

試しに夫に土鍋で炊いたご飯と、ライスポットで炊いたご飯、両方食べてもらいましたが、「ライスポットで炊いたご飯の方が美味しいかも」と言われてしまいました。

次は玄米を炊いてみた!

夫は普段から白米ですが、私は健康のために玄米派。玄米は前日の夜から浸水し、計量した水と塩を加えて玄米モードで炊飯スタート。(塩を加えるのは、塩味のためでなく、玄米特有の苦味の原因であるカリウムを和らげ、美味しく炊き上げるため)

白米はお米を研いですぐ炊けますが、玄米は浸水してから炊く前提なので、炊飯時間自体は白米の時と変わらず約60分です。

こちらも白米同様「カニ穴」はありませんでした。が、白米が美味しかったので期待大。

玄米の香りと味を楽しむため、自家製梅干しでシンプルにいただきます。

食べてびっくり! 普段の玄米と比べ、ふっくら感が増していて感動レベルのおいしさでした。玄米の香りも良く、もっちりした仕上がり。

炊き込みご飯を炊いてみた!

付属のレシピBOOKを参考に、とうもろこしの炊き込みご飯を作ってみました。これは美味しくないはずがありません。とうもろこしの甘みと醤油の香りとバターの塩気が完璧にマッチしていて、なんとも罪深き味。こちらもおかわり必須です。

「おこげモード」でビビンパにトライ

バーミキュラ ライスポットの大きな魅力のひとつが「おこげモード」。普通の炊飯器だとおこげはなかなか作れないし、土鍋だと作れはするものの油断すると焦げてしまい、理想のおこげを作るのは難しい。

このおこげモードで作るビビンパが人気とのことで、作ってみました。工程は簡単。具材を切って、お肉に味付けして、白米と一緒に炊くだけ。

見てください! この完璧なおこげ! このおこげを見た瞬間、ライスポットを抱きしめたくなりました(笑)。

温泉卵をのせれば完璧なビビンパ!夫もこれは大絶賛でした。ナムルなどの具材をいくつも作り、ご飯にのせて……と手間がかかるイメージのビビンパでしたが、これは炊飯器ひとつで作れて洗い物も少なく、スープを添えればあっという間に1食完成します。

スイッチを押したらほかの家事や用事ができるので、共働きやお子さんのいる家庭では重宝するのではないでしょうか。

バーミキュラ ライスポットの炊飯機能まとめ

いろいろ使ってみて感じた、バーミキュラ ライスポットの特徴は以下の通り。

●とにかくお米がおいしく炊ける!

簡単にふっくらとした絶品ごはんが炊けます。土鍋至上主義の我が家でしたが、それと遜色ないおいしさのご飯でした。

●おこげモードが優秀すぎる!

こんなにも簡単におこげが作れるなんて、目からウロコでした。この絶妙なおこげがワンタッチなら、それだけで十分にこの炊飯器の価値があるかも!?というくらい。

●保温機能はないので注意!

炊飯器としては意外な点ですが、バーミキュラ ライスポットでご飯を保温することはできません。炊いたお米を何時間も保温しておくと、でんぷんが劣化してお米がおいしくなくなってしまいますので、むしろいらない機能なのかもしれませんね。食事のたびに炊くことが面倒な場合は、炊いたお米を急速冷凍し、食べるときに再加熱したほうが、ずっとおいしくいただけます。

保温機能がないとはいえ、鋳物ホーロー鍋は保温効果も高いので、そのまま入れておけば炊飯後1時間くらいはほんわか温かい状態が続きます。

炊飯編は大満足のうちに終了。続く「調理編」も近日公開です。お楽しみに!


もりもと夫婦

管理栄養士の知識を活かした、家族が笑顔になれる 【幸せおうちごはん】のレシピをご紹介。管理栄養士・フードコーディネーターであるFukaと テクニカルプロデューサーであるKenの、結婚4年目の料理大好き夫婦。

公式Instagram もりもと夫婦の幸せおうちごはん @morifu_popo

FUKA
FUKA

家族が笑顔になれる 【幸せおうちごはん】のレシピを紹介する管理栄養士/料理家。簡単だけど、美味しくてちょっとおしゃれなレシピが大人気。

公式Instagram:【管理栄養士】FUKAの褒められおうちごはん @morifu_popo

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