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「納豆」の栄養効果アップ!管理栄養士おすすめの組み合わせ食材

健康のために、日頃から納豆を意識的に食べている方もいるのではないでしょうか。その納豆の栄養効果を最大限に生かした食べ方があれば、ぜひ知って日常にとり入れたいところ。

そこで今回は、管理栄養士の望月理恵子さんに、納豆の栄養効果を高めるために一緒に食べたい食材をお伺いしました。ぜひ参考にしてみてください。

納豆と一緒に食べたいものとは?

ご飯のお供以外にも、納豆トーストのようにパンに合わせたり、パスタに和えたり、アレンジ豊富なところも魅力の納豆。

では実際に望月さんがおすすめする食材はなんでしょうか?

「定番ですが、相性がいいのはやはりお米です。大豆とお米には補足効果があり、一緒に食べることによってたんぱく質の栄養価が高まります。またキムチと一緒に摂取すると乳酸菌とナットウキナーゼの相乗効果で、より便秘にも効果が期待できます」

やはり王道が一番といったところでしょうか。キムチは納豆との味の相性もよく、便秘にも効いてくれるなんて嬉しいですね!

「また、オレイン酸が多く含まれるオリーブオイルとも相性がよく、血液の流れを促進させたり、骨を丈夫にしたり、便秘解消などの効果が期待できます」

納豆にオリーブオイルを混ぜたことはありますか? 混ぜて食べると意外に美味しく、そのうえ栄養効果としても相性抜群! 未経験の方はぜひ一度お試しください。

 

納豆の食べ方としてNGなのは?

納豆の食べ合わせとして定番化している卵ですが、実は卵白は納豆と相性があまりよくないとのこと。

「卵の卵白に含まれるアビジンという成分が、納豆のビオチンと結合して吸収を阻害することもあります」

納豆に卵を合わせるときは、黄身だけを乗せるようにしたほうがよさそうです。

また、納豆の加熱調理も栄養効果を得るためにはNGだと言います。

「納豆に含まれるナットウキナーゼは熱に弱い酵素ですから、70度以上の加熱はやめましょう」

フライパンで炒めたり揚げたりすると、あっというまに70度を超えてしまいます。味は美味しくても、残念ながら栄養効果が得られなくなってしまうのですね。

納豆の栄養を最大限に摂取したいなら“納豆キムチ巻き”

納豆と相性のいいもの、悪いものがわかったところで、納豆の栄養を最大限に発揮できる簡単オススメレシピを望月さんに教えてもらいました。

<納豆キムチ巻き>

【材料】

・焼き海苔

・ごはん

・キムチ

・よく混ぜた納豆

焼き海苔の上にご飯を適量乗せ、さらにその上にキムチと納豆を乗せます。それを海苔でぐるっと巻けば“納豆キムチ巻き”の出来上がり!

簡単、手軽にでき、美味しくて栄養のある一品は、朝ご飯や小腹がすいたときなどによさそうです。上手に納豆の栄養をとり入れて、健康的な生活を送りましょう。

 

納豆の美味しい食べ方はさまざまありますが、せっかく食べるのであれば栄養もきっちりとって、納豆の魅力を2倍にも3倍にも感じながらお召し上がりくださいね。


【取材協力】

望月理恵子・・・株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、 服部栄養専門学校特別講師、健康検定協会主催、日本臨床栄養協会評議員、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。共著『健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の◯と×』(誠文堂新光社)など。2018年1月下旬に新著『体を悪くするやってはいけない食べ方』(青春出版社)を刊行予定。

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