よりサスティナブルなリサイクルへ「水平リサイクル」
nullみなさん、リサイクル活動ははかどっていますか?
今回は「水平リサイクル」という取り組みをご紹介します。
「水平リサイクル」とはリサイクル前も後も同じ用途に使われる仕組みで、例えばペットボトルからペットボトルへ、アルミ缶からアルミ缶へ、というように用途が変わらずに循環していくことを目的にしています。
通常のごみ収集でのリサイクルもありますが、ペットボトルが衣類や燃料などに形を変えるリサイクルなので多少のごみも発生しますし、加工のための燃料もかかります。
「水平リサイクル」をすることで、ごみを出さない、CO2の削減につながるメリットがあります。
ペットボトル、牛乳パック、食品トレー、スチール缶などは「水平リサイクル」の流れに乗せたほうが、サスティナブルなリサイクルが実現するそうです。
スーパーマーケットなどではトレイ、牛乳パック、ペットボトル、ペットボトルキャップの回収をしているところがあります。お住いの地域の公式サイトなどをチェックして、回収の取り組みをしているスーパーマーケットを探してみましょう。図書館や市役所・区役所などで受け付けている地域もあります。
また、近頃は飲料メーカー、生活雑貨メーカーが会社として「水平リサイクル」の取り組みをしているところも増えてきました。そういったメーカーのサイトをのぞいてみると、回収方法が紹介されています。
「同じ種類のものを綺麗に出せば、友好的なリサイクルになるよ」(滝沢秀一さん)
スーパーに持っていくといい最後のアイテムはペットボトルです。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。集積所に出しても良いですが、スーパーに持っていく場合、ゆすいで綺麗に出します。そうすると綺麗なPETが集まり、確実に水平リサイクルされます#ゴミ清掃員の日常 #滝沢の推し活はごみ分別 pic.twitter.com/pqqvLui18z
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) June 13, 2023
「水平リサイクル」への道
null- 自治体のサイトを見て、回収しているスーパーマーケットを知ろう。
- リサイクルに回す前は、軽く洗っておこう。
漫画/滝沢友紀
※自治体によって異なる場合があります。ともあれ、一度お住いの自治体のごみ収集やリサイクルに関するサイトを熟読することは、リサイクルやごみについて役立つことばかりですので、ぜひご一読されることをおすすめします!
【協力】
滝沢秀一(たきざわしゅういち)
1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンビ『マシンガンズ』を結成。
『THE MANZAI』 2012、2014年認定漫才師。
2012年より定収入を得るため、ごみ収集会社に清掃員として勤務を始める。
現在、SNSや執筆、講演会等にて、ごみ清掃中に気がついたことを発信している。
「滝沢ごみクラブ」というごみを減らすためのオンラインサロンを開催中。
著書に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)などがある。最新刊はごみクラブのメンバーと作った、日めくり感覚で地球にやさしいアクションを紹介する『地球と人にちょこっとやさしくなれる365日』(K&B パブリッシャーズ)。