大掃除では高橋ゆきさんおすすめの便利ツールが大活躍!
null今回ご紹介するお掃除には、高橋ゆきさんおすすめのお掃除便利ツールが大活躍。家にあるもので簡単に作れるうえ、いろいろな部分のお掃除に使うことができてとても便利ですよ。
(1)ストッキング団子
古靴下と伝線したストッキングで作る、エコなお掃除アイテム。ストッキングの静電気効果で、なでるだけでホコリや汚れを吸着してくれます。作り方はこちらから→『ホコリ取りにイイ!「ストッキング団子」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』
(2)トイレットペーパーノズル
土や砂ボコリを掃除する際は、トイレットペーパーの芯で作る使い捨てノズルが便利。掃除機に装着するときは、内側に入れると芯が吸い込まれて故障の原因となることもあるので、必ず掃除機のパイプの外側にかませます。作り方はこちらから→『使い捨てできて便利!「トイレットペーパーノズル」 家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』
(3)マンゴーカットスポンジ
スポンジにマンゴーのように格子状に切り込みを入れたもの。切り込み部分で挟み込むことで、細かい部分の汚れをしっかり落とすことができます。作り方はこちらから→『あちこち使える!「マンゴーカットスポンジ」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』
(4)軍手ぞうきん
ゴム手袋の上に軍手をはめたもの。ぞうきんが入りにくいすき間や細かい部分も、軍手ぞうきんなら指一本いっぽんが入るため、きれいに掃除することができます。作り方はこちらから→『指先感覚で自在に使える!「軍手ぞうきん」家事研究家・高橋ゆきの魔法のお掃除道具DIY』
(5)綿棒せんす
5本の綿棒を扇状になるように根元を輪ゴムでとめたもの。指が入らない細かい部分のお掃除に便利です。輪ゴムをずらして反対側も使いましょう。
(6)エタノールアロマ
市販の消毒用エタノール200mlに、お好みのアロマエッセンシャルオイルを20滴ほど入れて作る洗剤。エタノールの原液を使う場合は、水9:エタノール1の割合で希釈します。エタノールのアルコール成分は時間が経つと飛んでしまうので、作り置きはやめましょう。
プロが教える!網戸の上手なお掃除方法
null網戸はそれほど汚れていないように見えても、外からの土や砂ボコリなどで実はかなり汚れているので、大掃除の際は忘れずにお掃除しておきたいところ。今回は、網戸を外さずにお掃除する方法をご紹介します。
<お掃除に必要なアイテムはこの6つ!>
(1)ストッキング団子
(2)固形石けん
(3)スポンジ
(4)ぞうきん
(5)歯ブラシ
(6)クリームクレンザー
<実践!網戸のお掃除方法>
(1)ホコリを取る
まずはストッキング団子を使って、網戸についたホコリを上から下へと落とします。
(2)洗剤液を作る
洗面器に40〜45℃のぬるま湯を入れ、固形石けんをしっかりと泡立てて、泡状の洗剤液を作ります。洗剤液ができたら、スポンジで泡をすくいます。
(3)「スポンジ+ぞうきん」で網戸をはさんで拭く
先ほどの泡をつけたスポンジと、固くしぼったぞうきんで網戸をはさみ、汚れをぞうきんに押し出すようにしながら、スポンジとぞうきんを上から下へと移動させていきます。
(4)ひどい汚れは歯ブラシでオフ
ひどい汚れがある場合は、歯ブラシにクリームクレンザーをつけてこすりましょう。その後、クレンザーが残らないように、先ほどの(3)の工程を忘れずに行います。
(5)泡が気になる場合は「ぞうきん+ぞうきん」で仕上げる
網戸についた泡が気になる場合は、固くしぼったぞうきん同士で網戸をはさみ、上から下へと移動させて泡を取り除いてください。
なお、網戸を外側からお掃除する場合は、部屋側にガムテープで新聞紙を貼っておくと、部屋の中に泥汚れが入るのを防ぐことができます。この新聞紙は、(3)の「スポンジ+ぞうきん」ではさんで拭く段階で外してください。
プロが教える!窓ガラスと窓の桟の上手なお掃除方法
null窓ガラスも外側は土や砂ボコリで、また内側はホコリや手垢などで汚れています。太陽の光をしっかり取り込んで部屋の中を明るく輝かせるためにも、大掃除の際には窓ガラスや窓の桟の汚れをしっかり取り除いておきましょう。
<お掃除に必要なアイテムはこの8つ!>
(1)ストッキング団子
(2)窓ガラス用洗剤
(3)ぞうきん
(4)古Tシャツ
(5)掃除機
(6)トイレットペーパーノズル
(7)住宅用洗剤
(8)マンゴーカットスポンジ
<実践!窓ガラスのお掃除方法>
(1)ホコリを取る
ストッキング団子で窓ガラスの表面を乾拭きし、ホコリや汚れを上から下へと落とします。
(2)窓ガラス用洗剤を吹きかける
窓ガラスに洗剤を吹きかけます。アルファベットの「Z」の文字を描くように吹きかけると、洗剤が液だれすることによって、洗剤がうまく窓ガラス全体にいきわたります。
(3)水拭きと乾拭きを行う
次に、固く絞ったぞうきんで窓ガラスを上から下へと一定方向に拭いていきます。水拭きしたあとは、乾いたぞうきんで同じように上から下へと一定方向に乾拭きします。
(4)仕上げ磨きをする
最後に、古Tシャツなどを使って、再度上から下へと一定方向に仕上げ磨きをします。
<実践!窓の桟のお掃除方法>
(1)掃除機でゴミを吸い取る
掃除機にトイレットペーパーノズルを装着して、まずは桟についた土ボコリなどの大きな汚れを取り除きます。
(2)マンゴーカットスポンジで汚れを取り除く
マンゴーカットスポンジに住宅用洗剤をつけ、桟のレールにスポンジの切り込みをあてて、1本1本を挟み込むようにしながら汚れを拭き取ります。
(3)水拭きをして仕上げる
最後に、固く絞ったぞうきんで、洗剤が残らないようにしっかりと水拭きをします。
プロが教える!玄関の外まわりの上手なお掃除方法
null玄関の外まわりがきれいに掃除されているかどうかで、その家の第一印象が決まります。新年を迎える前に、ぜひ家の顔ともいえる玄関まわりもしっかりお掃除しておきましょう。今回は、玄関扉とインターフォン・郵便受けのお掃除方法をご紹介します。
<お掃除に必要なアイテムはこの5つ!>
(1)軍手ぞうきん
(2)住宅用洗剤
(3)エタノールアロマ
(4)ぞうきん
(5)綿棒せんす
<実践!玄関扉のお掃除方法>
(1)軍手ぞうきんで取っ手を拭く
軍手ぞうきんを装着し、玄関扉の取っ手を握って上から下へ、左から右へと滑らせます。汚れが気になる場合は、片手に住宅用洗剤をつけて拭いてから、もう片方で乾拭きをします。
(2)凸凹部分は指でつまんで拭く
カギ穴部分など、凸凹のある場所は、軍手ぞうきんの指先を利用してお掃除します。指でつまんだり、少し力を入れてこするなどして、細かい部分の汚れを落としていきましょう。
(3)ドアの表面は指の側面を利用
ドア表面に凸凹がある場合は、指の側面をすきまに滑らせる感じで拭きながらホコリや汚れを落としていきます。ドア表面は水拭き不可な素材もあるので、乾拭きが基本です。
<実践!インターフォン・郵便受けのお掃除方法>
(1)ぞうきんにエタノールアロマをスプレーする
除菌効果があるエタノールアロマをぞうきんにスプレーします。汚れが気になる場合は、エタノールアロマの代わりに住宅用洗剤を使いましょう。
(2)綿棒の先に洗剤を移し取る
先ほどの(1)のぞうきんに綿棒せんすを当てて、綿棒の先端にエタノールアロマもしくは住宅用洗剤をしっかりと染み込ませます。
(3)細かい部分を綿棒せんすでお掃除する
インターフォンの細かい部分については、エタノールアロマや洗剤を染み込ませた綿棒せんすを上下に動かしながら汚れを取り除きます。
(4)インターフォン全体をぞうきんで拭く
すき間のお掃除が終わったら、インターフォン全体を(1)のぞうきんで拭きます。水拭きはせずに、そのまま自然乾燥させましょう。
(5)郵便受けを軍手ぞうきんでお掃除する
郵便受けについては、軍手ぞうきんの片手にエタノールアロマをつけて拭いてから、もう片方で乾拭きをします。フタをまんべんなくこすったら、フタの中にも手を入れてこすり、郵便受け全体を拭き掃除していきます。
いかがでしたか? 正しいお掃除のやり方を押さえておけば、大掃除の際も効率よくきれいにすることができます。ご紹介したプロの技を活かして、今年の大掃除は家の中も外もピカピカにしていきましょう。
構成・文/土田奈々子
【参考】
高橋ゆき(2014)『楽ラク掃除の基本』(学研パブリッシング)
高橋ゆき(2014)『可愛くなる家事』(サンマーク出版)
『家事大学1級・2級 家事研究員資格講座テキスト』-日本講師支援機構
【取材協力】
家事代行サービスの株式会社ベアーズ取締役副社長。 キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中。おそうじは、”楽ラク(楽しく、楽に)キレイ”をテーマに、身近にあるもので様々なアイディアグッズを開発。2015年 には世界初の家事大学設立、学長として新たな挑戦を開始。2016年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも家事監修を務める。 書籍「楽ラク掃除の基本」(学研プラス)が好評発売中。