今回は、水回りの中でも、カビ・ぬめり・ニオイの悩みが尽きないお風呂とトイレに着目。
398人の女性に「思い切って処分して良かったトイレ・お風呂グッズ」について質問したところ、282人から回答が寄せられました。
多く集まった回答をランキング形式でお届けします。
「処分してよかったお風呂・トイレグッズ」6~10位は?
nullまず、6~10位の結果をご紹介します。
10位:風呂用おもちゃ(5人)
「お風呂のおもちゃ。あまり遊ばなくなったおもちゃを置いてたのを処分したらお風呂のごちゃごちゃ感が無くなって掃除しやすくなった」(35歳・主婦)
9位:ボディ洗浄タオル・スポンジ(7人)
「体を洗うタオルやスポンジ。使い終わった後でキレイに洗ってもずっと湿っぽい湿度の高い風呂場にあると、だんだんニオって来たりカビたりするから。基本的に肌質が弱いので手で洗うのは一番いいから道具はいらない」(36歳・その他)
8位:収納ラック(9人)
「シャンプーなどを置くラック。すぐにカビたりぬるつきが出たりして、洗うのが面倒だったので、なくして窓辺に直置きにした」(50歳・技術職)
7位:風呂用おけ(10人)
「片手おけ。2種類のおけがあり幅も取っていた。そもそもあまり使わない」(38歳・総務・人事・事務)
6位:風呂用のイス(11人)
「普段はシャワー派でたまに浴槽に浸かるようなライフスタイルなので風呂おけや椅子は置いていません。掃除の手間も省けるし浴室もスッキリして過ごせます」(47歳・営業・販売)
6~10位は、お風呂グッズが集中しています。カビやすいもの、あまり使わないものを撤去してみたら、手入れがラクになることがあるようです。
家族のライフスタイルの変化とともに不要になっていくものもありますね。
続いて、上位5つの回答をご紹介します。上位には、トイレ用グッズが集中しています。
5位:トイレ用スリッパ(12人)
null「トイレのスリッパ。ない方が掃除も衛生的にも良い! スマートにトイレに入れる。床はこまめに掃除しています」(45歳・主婦)
「トイレのスリッパ。不衛生で履くのが面倒だから」(52歳・主婦)
「トイレスリッパ。皆履かないので」(28歳・主婦)
和式トイレから洋式トイレに切り替わり、立ったまま用を足す人は減少傾向にあります。住宅事情の変化により、専用のスリッパがなくても問題を感じていない人も見受けられました。
4位:トイレ用ブラシ(14人)
null「トイレブラシ。結構便器を傷付けている事に気が付いたから」(35歳・総務・人事・事務)
「トイレブラシ。最近の洗剤はこすらなくてもきれいになる」(40歳・営業・販売)
「トイレブラシ。我が家では、トイレブラシは使い捨ての物を使っております。そうすることで毎日清潔なブラシで掃除できております」(25歳・総務・人事・事務)
ゴシゴシとこすってキレイにするタイプの便器用ブラシを別の物に置き換えた家庭が見受けられました。トイレ用の“置いておくだけ”の洗剤や、こすらずに汚れがとれる洗剤、先端を使い捨てできる掃除用グッズが充実したことで、ブラシが不要になったという声がありました。
3位:バスマット(15人)
null「お風呂マットを珪藻土マットに」(27歳・研究・開発)
「風呂の足ふきマット。大きいサイズのバスタオルを使って毎日洗濯するほうが衛生的」(47歳・主婦)
「お風呂上がりのマット。違う素材で便利なものに変えた。洗濯しないでいいし、菌も気にならなくって捨ててよかった」(46歳・主婦)
お風呂あがりの濡れた体から落ちる水滴を吸収するバスマットを、吸水性の高い珪藻土や、体をふくバスタオルで代用しているケースも。完全になくしてしまう場合には、自分だけでなく、家族の習慣も少し変える必要がありそうですね。
2位:トイレ便座用カバー(29人)
null「トイレの便座カバー。なくても困らないので。染み込むと不衛生」(30歳・医師)
「便座カバー。すぐ汚れてしまうようで、洗濯するとヨレヨレになるから」(55歳・主婦)
「便座カバー。昔は便座が冷たかったので必要でしたが、今は暖かいので、ない方が清潔な気がします」(49歳・総務・人事・事務)
便座の保護や、座ったときの不快感を軽減するために便座に装着するカバーは、汚れやすく、手入れが面倒との声が多く寄せられました。最近の家庭用トイレは座ったときの不快感が改善されていることも便座用カバーいらずの生活にシフトする要因となっているようです。
1位:トイレマット(95人)
null今回のアンケートで処分してよかったトイレ・お風呂グッズで最も多かった回答は、“トイレマット”でした。
「トイレマット。なかなか洗えないから、いっそなくすほうがいいと思った。代わりにトイレ用スリッパを設置している」(52歳・その他)
「トイレマットと便座カバー。他の洗濯物とは別に洗っていたので面倒だった。マットなどがなければないで全然問題ないことに気づいた」(49歳・主婦)
「トイレマット。洗うのが大変。マットがない方がこまめに掃除できて清潔を保てるから」(44歳・その他)
トイレマットは清潔さを維持するための手入れが大変との声が非常に多く聞かれました。マットを置かない代わりに、水で流せる掃除用のシートでこまめにふきとったり、尿のニオイを中和する洗剤を使うなどして、マットいらずの生活を軌道にのせていました。
以上、今回は「思い切って処分して良かったトイレ・お風呂グッズ」をご紹介しました。
今回ご紹介した物以外にも、ニッチな便利グッズや、用途が限られた収納グッズは、一時期は使ったものの「いずれ使わなくなる」という声も聞かれました。
家族の生活習慣と浴室・トイレに置いてあるグッズを結び付けてみると、“実はいらないもの”の存在に気づくことがあるようです。