気温が低い時期にこそやりたい唯一の掃除!
null「基本的に汚れは気温が高いときの方が落としやすいので、年末の寒い時期にまとめて掃除をするのはあまり効率が良いとは言えません。1年を通して汚れが溜まる前の掃除を習慣にしていれば、大掃除がそれほど大変になることはないはずです」
ただし、そんな本橋さんでも年末に行うと決めている箇所があるそう。
「それは冷蔵庫! なるべく気温が低い時期が向いています。冷蔵庫・冷凍庫の中身をできるだけ減らしておいて、計画的に進めましょう」
汚れ落としと除菌をセットで
null食品を入れる場所ですから、強い洗剤などは使いたくありません。アルコール水を使用することで汚れ落とししながら庫内の除菌もできます。
【アルコール水スプレーの作り方】
水110mlに消毒用エタノール90mlを混ぜ、アルコール使用OKのスプレーボトルに入れる。これでアルコール濃度35%のアルコール水になります。アルコールは中性ですがアブラの融解作用があり、アブラ汚れもよく落ちます。
棚やトレーなどの外せる部品はどんどん外して丸洗い。調味料などがこぼれて固まっている場所は、水道水をしみこませたキッチンペーパーで10分ほどパックしてから拭き取るときれいになります。
部品を乾かしている間に、冷蔵庫の外側と内側にアルコールスプレーをして、マイクロファイバークロスで拭き取る作業を繰り返します。
洗った部品が乾いたら、アルコールスプレーをして拭き取り、冷蔵庫に戻して完了! 冷蔵庫のニオイもなくなり、すっきり。
「ついでに、冷蔵庫内の調味料などの賞味期限もチェックして、整理しておきましょう。クリスマスや年末年始のごちそうがたくさん入る前に、掃除を済ませておくのがおすすめです」
数カ月に1度は製氷機もクエン酸でお掃除してくださいね!
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クエン酸で冷蔵庫の自動製氷機をお手入れ!【ナチュラル洗剤で簡単「小そうじ」テクニック】#4
キレイな冷蔵庫は、気分が良いだけでなく衛生的。普段から液体がこぼれたり手アカが気になったときは、随時アルコール水で拭き取ることも習慣にしましょう。
ナチュラルクリーニング講師。大学では化学を専攻、会社員時代には合成洗剤の製造を経験。結婚を機に退職し、専業主婦として家事を担当するが、子どもが産まれ、自身と同じアトピー体質であったことから、改めて主婦として洗剤に興味を持つ。
掃除、洗濯、洗剤を科学的に解説するナチュラルクリーニング講座を運営、環境&手肌に優しく、安心安全な方法を伝える活動に取り組む。
『ナチュラルおそうじ大全』、『やることの「見える化」で掃除を劇的にラクにする方法』(ともに主婦の友社)など著書多数。