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大掃除はいつから、どこから始めるのが吉?整理収納アドバイザーのリアルな声を集めました

整理収納アドバイザーやくらしのコンサルタントなどの資格を持つkufura公式アンバサダーのkufuraメンバーズ・プロのみなさん。片付けのプロは年末の大掃除をどのように乗り切っているのでしょうか。

整理収納のプロは10月から大掃除を始める人多数!

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kufuraメンバーズ・プロのみなさんにうかがうと、10月、11月から大掃除を始めているという方が多くいました。計画を立てて無理なく進めることで、年末年始に余裕が持てるのはかなり助かりますよね。

「大掃除は早いと10月から、今年は11月に入ってから始めています。

年末年始に一気に掃除というのは年齢を重ねると非常に辛いので(半日掃除でくたくた、一日やったら腰に被害がでます)、基本毎週末に汚れを溜めないように掃除、GW、お盆休み、年末年始の大型連休3回に分けて通常時にはなかなかできない掃除をやるようにして、年末年始に一番スパンを長くして全体掃除を行うようにしています」(響子さん

「大掃除は、ここ数年毎年10月から始めるようにしています。3ヶ月あれば、イレギュラーにも対応でき、余裕をもって取り組めるかな、と思ったのがきっかけです。

3ヶ月という期間を軸にファミリーカレンダーで(掃除項目の)付箋を使い無理のないよう、大掃除計画をたてて進めています」(eriさん

「掃除自体は12月20日以降のお休みの日から。11月からそれまでに、モノを見直して処分したりしています。

12月20日以降からは片づけからはじめる大掃除ではなくて、洗う、磨くといった掃除だけに集中して、できれば1日〜2日で終わらせたいため。 クリスマスまでに1日、できなかったところがあればそれ以降にもう1日を予定するようにしています」(ゆきさん

「10月下旬からはじめます。年末年始はゆっくり過ごしたいので小掃除を少しずつ積み重ねていきます。

水回りや外の掃除は寒くなるとやる気がでないので暖かいうちに。12月はなにかと忙しく掃除の時間をとるのが難しいのでできる限り12月初旬にはほぼ終わるようにしています」(Nagisaさん

「11月に入ったら始めて、11月中には終わります。12月に大掃除をやらない理由は、12月は在宅でしている仕事が忙しいこと、年末は実家に帰省するため毎年時間が取れないこと。

あと、寒くて冷たいのがとても苦手なので、暖かいうちに早く終わらせたいからです。 掃除にかける時間は、一日最大1時間以内で終わらせたいと思っています。放置した汚れを掃除しようとすると、手間も時間も洗剤も余計にかかりますよね。

汚れを長期間溜めず、普段から1時間ですっきりできる中掃除をコツコツして、清潔さを保てるよう心がけています」(のぞみさん

日々の掃除で年末の忙しさを回避する派も

「基本的にしません。わざわざ寒い時期にするのがつらいのと、12月はなにかと慌ただしいので、ふだんから汚れを溜め込まないようにしています」(海老原葉月さん

「1日時間をとってガッツリ大掃除はしませんがいつもの掃除をしっかりめに行うことはあります。というのも、掃除は季節や天気によってタイミングがあるからです。

この時期に適したところをしっかりやるのが私の大掃除のスタイルです。 また大掃除というワードを気にするのは秋のカビやハウスダストが発生しやすくなる季節から考え始めます」(Ayakaさん

日ごろから整理収納に気を使っているので「大掃除は基本的にしない」という声も。“溜めこまない”という意識を普段から持つことで、年末の大掃除を回避! 季節に適した掃除という発想は納得です。筆者も毎年こまめな掃除を目標にするのですが、なかなかうまくいきません……。

大掃除を始める場所は段取りや季節を考えて

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大掃除ともなると、掃除する箇所が多くどこから手をつけていいのか迷うことも。整理収納のプロの掃除の段取りもみていきましょう。

寒くなる前に…ベランダから!

「大掃除は、だいたい屋外のベランダ・窓掃除から始まり、玄関まわりで終わります。 ベランダから始める理由は、寒い時期に水仕事(外仕事)を避けるためです。 最後に玄関掃除で終える理由は、玄関から福がくる⁉︎という理由で(笑)。 最後に玄関まわりを拭きあげるようになりました」(eriさん

「ベランダからはじめて玄関で終わる。 ベランダからはじめる理由は、掃除する時にお布団を干したり、換気扇やフィルターを洗ったあと外で乾かすので最初にキレイにしています。 最後に玄関をキレイにしたら仕上げに新しいお花などを飾ると、終わった〜という気持ちよさ、気分がより上がります!」(ゆきさん

「暖かい時期に終わらせるのがベランダの掃除やシロッコファンの掃除。エアコン掃除も暖房を使う前の秋のうちに終わらせておくのがポイントです。キッチンはおせちの準備がはじまると冷蔵庫がパンパンになってしまうので、中身が減っているタイミングで拭くようにしています」(Nagisaさん

大掃除はベランダから始めるという方が多くいました。寒くなる前にという理由も頷けますが、その後の大掃除の段取りを考えてベランダを最初に、というゆきさんのお話は目からウロコ! たしかに、換気扇のフィルターなどは外で乾かすこともあるので、ベランダスペースを綺麗にしておくことで効率的に掃除を進められますね。

よく使う&掃除も大変な水まわりから

「まずはカビ汚れをスッキリさせていきたいので、お風呂場→洗面所→キッチンと進めます。この3カ所は年末年始では必ず行う場所。そして最後は玄関掃除。掃除後しめ縄を玄関扉に飾って良い気をお迎えします。ほかに年末年始と決めているのは家じゅうのサッシに貼り付けてあるカビ予防マステの入れ替え。1年に1回貼り替えます」(響子さん

「キッチンや水回りなど、使用頻度の高い場所をこまめに掃除します。最後は収納系。特に押し入れは寒い時期でもあまり億劫ではないので、冬場にやることが多いです」(海老原葉月さん

「子どもが長期休みに入る前の7月と11月の年に2回、大掃除をやります。一番大変なお風呂場と換気扇、冷蔵庫を最初に頑張って、キッチン(食材の整理)、ベランダ(窓掃除、換気口掃除、カーテン洗濯)、玄関周り(下駄箱整理)をしていきます。

普段から季節に合わせて中掃除をしているので、トイレ、洗面所、リビング、クローゼットは、大掃除としてはやっていません。子ども部屋は、子ども自身に任せています」(のぞみさん

使用頻度が高く、カビや汚れがつきやすい水回り。掃除もなかなかの労力が必要ですが、最初にスッキリさせると気分も上がって、「掃除するぞ」という勢いがつきそうです。

掃除のコツは上から下!まずは高いところから

「埃取りから始めます。冬の時期は暗くなりがちなので電気周りに埃とりをはじめにします。お掃除のコツである上から下の流れにも合っているのでまずは高いところから始めるようにしています。

また、それに伴いカーテンの洗濯も行うことが多いです」(Ayakaさん

お掃除の基本は「上から下に」。埃は上から下に落ちていくので、床掃除をしてから照明器具やエアコンなどの掃除をすると、もう一度、床掃除が必要になることも。特に冬は部屋の中も乾燥しがちで埃が舞いやすいので、高いところから掃除を始めるのは効率的ですよね。カーテンも案外埃がつきやすいので、一緒に洗濯するアイディアは参考になります!

これから大掃除計画を立てる方は、kufuraメンバーズ・プロのみなさんの大掃除の段取り、ぜひ参考にしてみてくださいね。

文・構成/kufura編集部

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kufura公式アンバサダー。整理収納アドバイザーの資格をもつ女性8名のメンバーで構成。整理収納のコツや日々のくらしについて発信中。

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