実践している夫の嫌いな食べ物克服の工夫は
nullわからないようにみじん切り
「細かく刻んで料理に入れ込んだ」(38歳/公務員)
「夫はかなりの偏食なので嫌いな物は超みじん切りにしたり夫だけ主菜は別メニューにしたりしている」(40歳/営業・販売)
「野菜ならカレーに入れる。ゴーヤは一度茹でてカレーに入れる。気づかれない」(40歳/主婦)
「野菜嫌いだったころは、ごはんに刻んだ野菜を入れてたべてもらってました」(53歳/主婦)
嫌いな食材を克服するためには、やっぱり細かくしてわからないようにするのが一番! みじん切りにして食べてもらうのは子どもだけではなく夫にも有効なようで、もっとも多くの回答が集まりました。
ちょっと濃いめに…など味付けや調理法を工夫
「かぼちゃが嫌いなので、好きなマヨネーズ味になるようかぼちゃサラダにした」(45歳/主婦)
「根菜が嫌いなのでより香りや食感が際立つ煮物ではなく薄くスライスして揚げたり肉を挟んで挟み焼きなどにする」(38歳/公務員)
「夫は納豆が苦手だったけど、なめたけをいれて克服させた」(61歳/総務・人事・事務)
「味付けを濃いめにしたり、おつまみに合うようにしている」(41歳/デザイン関係)
夫の好みの味付けにしたり、好きな食べ物と合わせるなどの工夫をしている人も。実は筆者の夫もほうれん草のおひたしや胡麻和えは嫌いなのですが、ある日生のままサラダにしたところ「おいしい」とぱくぱく食べていました。調理法の工夫で克服できる好き嫌いもあるようです。
嫌いなものは食卓に出さない
「夫が嫌いなものは、夫が夕食を食べない日に作ります」(38歳/主婦)
「シイタケだけがどうしても嫌いだというので、夫には盛り付けないようにします」(48歳/主婦)
「自分も好き嫌いが多いので何も言わない。それぞれ好きなものを食べる」(59歳/主婦)
「無理しない。夫にかぎらず、苦手な食べ物はその人の分だけ除いて出す」(41歳/その他)
いまや豊富な食材から栄養を摂れる時代。好き嫌いについては目をつぶって、食卓に嫌いなものは出さないという声もありました。調理で工夫して食べてもらえないくらいなら潔く“出さない”という選択をするのも、お互いにストレスにならずに済みますよね。
気分を盛り上げる、気にしない…その他の回答
「食べてとお願いした」(21歳/営業・販売)
「褒めたり、持ち上げたりして、気持ち良くなってもらい食べさせている」(65歳/その他)
「夫の嫌いな物は気にせず出します。勿論もう一品は食べれるおかずです」(32歳/主婦)
ひと口食べたら褒めたり子どもと競争するようにしたり、気分を盛り上げてちょっとでも食べられるようにしていくという声や、嫌いなものを出したぶん品数で工夫するという声もありました。
なかには「食べないならご飯を食べるな」という厳しい回答も……。毎日、一所懸命に献立を考えて料理をする身からすると、嫌いなものも食べられるよう配慮するのはそれなりの労力が必要なことがうかがえます。
子どもの前ではどうする?夫婦それぞれの気遣いは
nullまた、夫に嫌いな食べ物がある場合、子どもが同じように好き嫌いが出ないように妻側、夫側で配慮していることが多いようです。続いて、「子どもと同じ食卓で気遣ったこと」を聞いてみました。
子どもの前では夫も我慢!
「普通に子供中心で献立を考えるが夫はいやいや食べてる時もある」(64歳/主婦)
「プライドが高いのと子供への影響を考え、好きではなくても無理して食べてくれていた。次第に本当に好きになったので、子供にも自分の体験談などはなし、好き嫌いの克服法を教えていた」(68歳/その他)
「子供の前では嫌いな物でも食べてもらう」(40歳/主婦)
「子供のためだと言って夫に我慢して食べてもらった」(44歳/営業・販売)
自発的に夫が我慢するパターンもあれば、妻に促されて我慢しているパターンも。子どもの前であからさまに拒絶する姿は親としては見せたくないという気持ちも隠れていそうですね。
子どもにはわからないように
「子供たちには食べないと栄養摂れないよーといい、夫のお皿にはその具材だけ入らないように盛り付けた」(45歳/主婦)
「子供には食べさせたいので、夫がいない時にできるだけ作っています」(47歳/その他)
「夫の料理には嫌いなものを入れないようにした」(38歳/公務員)
「別メニューの時でも見た目はほぼ同じになるようにしたり天ぷらなどはあえて大皿にし、夫が嫌いな物は食べていない事がバレにくいようにしている」(40歳/営業・販売)
好き嫌いを我慢するのではなく、うまく隠している人が圧倒的多数を占めました。夫がいないときに作るだけでなく、夫の皿には盛らないようにうまく配慮している人が多いのが印象的。妻の優しさを感じます……!
子どもの前で親の好き嫌いは禁句に
「子供には好き嫌いをしないために自分たちの好き嫌いは言わないようにした」(40歳/主婦)
「食べられないとは言わないようにしている。残してあると体調悪かったからだよと言う」(56歳/主婦)
「子供にその話をしない」(39歳/その他)
夫の皿には嫌いなものは入れない、という配慮と似ていますが、子どもには親の嫌いな食べ物については話さないという声も。その一方、
「子どもに好き嫌いがないので、正直に話して、子供のことは誉めている」(36歳/主婦)
という回答もありました。
夫の好き嫌いへの配慮が調理にも食卓にも現れていた今回のアンケート。嫌いなものを無理強いしないのも、克服するためのさまざまな工夫も妻の愛情ですね。みなさんのご家庭ではどのような工夫をしていますか?