マスクやトイレットペーパー…不足しがちな物資を支援してくれた
null「妻が子供のママ友からマスクを数枚もらってきた。不足している物を他人に分けてくれる優しさに感動した」(50歳/男性/総務・人事・事務)
「久しぶりに帰省していた息子が帰った数日後、宅配便が届いて中にマスクが一杯入っていた。電話すると『使ってくれ』と一言」(67歳/男性/その他)
「会社の隣に住んでいる方が、私たち従業員のために布マスクを手作りしてくれた」(48歳/女性/コンピュータ関連以外の技術職)
「トイレットペーパーがなく、朝からお店も並べないときに、自分の分まで買って来てくれた友達」(42歳/女性/その他)
「闘病中の両親と同居中の私。マスクが足りなくて困っていたら友達が箱マスクを探して両親にと買ってきてくれた。自分たちのマスクも少ないのに・・・とてもとても有り難かったです(涙)」(40歳/女性/デザイン関係)
「岡山に住んでいれる友人が、なんの前触れもなく除菌スプレーやマスクを送ってくださり感動しました。届いてからお礼の連絡をしたら、なくて困ってるんじゃない?こちらにはあるから!と。大変有難い」(42歳/女性/その他)
「生理用品がお一人様一点限りというのが困る、家族に女が多い家庭は本当に困る。そういった話をしたときに一緒に買ってくれた人がありがたかった」(52歳/女性/主婦)
「友人が野菜や山菜などを送ってくれた」(41歳/男性/その他)
買い占めなどの問題もあって、マスクは今や手に入りづらい最たるもの。一部地域ではトイレットペーパーやお米でも同様のことが起こりました。
今回のアンケートで最も回答が多かったのは、こうした“今本当に必要なもの”を分けてくれたり、送ってくれたという声。手作りマスクを配ってくれる奇特な方もいるようです。思いやりの気持ちがなければなかなかできませんね。
友人や親族のほか、近所の人や見ず知らずの人までが、お互いを気遣い、助け合っていることに感動を覚えます。
夫や子どもなど、家族からの思いやり
null「旦那が私に気分転換してきていいよと言って子どもをみていてくれたこと」(31歳/女性/主婦)
「夫が在宅時間が長くストレスが溜まりがちな私に、お土産を買ってきてくれた。心遣いが嬉しかった」(44歳/女性/主婦)
「何もやりたくないときに、夫が食事作りを手伝ってくれたこと」(70歳/女性/主婦)
「在宅ワークをしているが、家内が邪魔扱いせず一生懸命世話してくれる。こっちも家事をある程度やってはいるが」(63歳/男性/金融関係)
「共働きの嫁が、家の掃除をしてくれることに感謝している」(66歳/男性/会社経営・役員)
「必要な物は孫が買って来てくれるようになった」(81歳/男性/その他)
「遠くに住んでいる娘がSkypeで孫たちと一緒に話をしてくれた」(64歳/男性/その他)
「子供が、『お父さん仕事に行ってくれてありがとう』という趣旨の手紙をかいてくれた」(43歳/男性/公務員)
「子供がお母さんは毎日えらいねと頭を撫でてくれた」(47歳/女性/主婦)
テレワーク推奨の動きもあり、家族が家にいる時間が増えた方も多いのではないでしょうか。
顔を合わせる時間が長くなると、どうしても摩擦が起きやすいものですが、アンケートではパートナーを労ったり、頑張っている両親をお子さんが励ましたりと、心和むエピソードが多数寄せられました。子どもにとってもストレスの溜まる状況のはずですが、家族を気遣うエピソードには心打たれますね。
両親を気遣っての買い出しの代行や、遠方に住む孫とのネットを介した交流など、家族のためにできることに取り組んでいる方もいるようです。
「小学生の娘といる時間が増えて、娘が家事を手伝ってくれることが増えた。特に頼まなくても、自分からすすんでやってくれるので、娘の成長を感じることができた」(48歳/女性/主婦)
「両親が仕事で忙しいのに、毎日家事をしていること。家事を手伝って気づいた」(17歳/女性/学生・フリーター)
子どもや夫が家事を手伝ってくれるようになった、という回答も多く、子どもの成長に触れたり、家事の大変さやありがたさが身に沁みたといった声も印象的でした。
「家族で過ごす時間が増えましたが、やっぱり家族の存在ってありがたいと思いました」(38歳/女性/その他)
「遅く家に帰って来たとき、窓に明かりがついているのを見た時、家族が変わらなくてほっとする」(55歳/男性/営業・販売)
最近では“コロナ離婚”なんて言葉も聞かれますが、やっぱり家族の存在が支えになっている、という方も。家族の存在のありがたさを再認識し、絆を深めているご家庭もあるようです。
働き方の変化や、上司・同僚からの沁みるひと言
null「会社が、いつでも在宅オッケーにしてくれたこと」(29歳/女性/総務・人事・事務)
「テレワークになって通勤がないこと」(27歳/男性/総務・人事・事務)
「テレワーク中に、自分の代わりに仕事をしてくれる仲間が会社内にいること」(47歳/男性/総務・人事・事務)
「時短勤務など全くない職場で、上司が気を利かせて会社に内緒で時短勤務を促してくれる。本来ブラック企業だが、こういう上司がいてくれて助かったしありがたい」(47歳/女性/総務・人事・事務)
「仕事の作業バランスをみんなで調整して、少しでも休暇や時短勤務ができるように取り組んでいること」(44歳/コンピュータ関連技術職)
「普段あまりしゃべらない同僚から体調大丈夫と声をかけてくれるようになった」(44歳/女性/総務・人事・事務)
「時節柄材在宅勤務が多くなっている中で、同僚、部下、友人から『元気ですか』、『打ち勝ちましょう』等々のメッセージをもらうと勇気がわいてきます」(63歳/男性/総務・人事・事務)
「仕事が終わってバイト先から離れるとき、同僚は『今日はありがとう、気を付けて帰ってね』って言ってくれた。すごく心温まる言葉でした」(23歳/女性/学生・フリーター)
働き方がテレワークに切り替わったという企業は多いようで、通勤時や社内での感染リスクが回避されて安堵している方もいました。在宅勤務がままならなくても、会社や上司が仕事の仕方や時間を工夫してくれているところもあるようです。
また、同僚などからのひと言に励まされたという声も多く、仕事仲間とのコミュニケーションが前向きな気持ちにしてくれているようです。
助け合い精神溢れる“ご近所さん”
null「近所の人が安否を尋ねて声をかけてくれること」(69歳/男性/その他)
「同じマンションの住人がいろいろ気にかけてくれる」(52歳/男性/その他)
「近所の方が顔を合わせるたびに大丈夫ですか。困っていませんか?と声をかけてくれ心配してくれる」(42歳/女性/その他)
「近所の人たちが、挨拶をするようになった」(52歳/男性/その他)
「子育てをしながらの妊娠中でこんな時期に大変だねと声をかけてもらうだけでも嬉しい」(32歳/女性/主婦)
「共働きで仕事が休めなかったとき、近所のママ友が預かるよと言ってくれた」(49歳/女性/営業・販売)
「買い物帰り荷物が重く歩くのがたいぎになっていた時近所の方が車に乗せてくれた」(71歳/女性/主婦)
“声かけ”は自然とご近所付き合いの中でも増えているようです。加えて、子どもを預かってくれたり、車に相乗りさせてくれたりと、ご近所ならではの助け合いに「ありがたい」と感じている方もいました。同じ地域に住むからこそできることはあるのかもしれませんね。
こんな時でも働いてくれている方々へ
null「外出自粛など大変ななか、いろいろなお店が開いていて営業してくれること。特に需要が増えている配達配送関係の方」(35歳/女性/その他)
「宅配会社や、スーパーや薬局や生活必需品のお店で働いてくれている人達に対して本当に感謝している」(41歳/女性/主婦)
「某中華料理店が250円のテイクアウト専用メニューを販売したり、某カラオケ店がカラオケを使用しないテレワーク専用パスポートを導入したりと時宜にかなったサービスを提供していること」(37歳/男性/学生・フリーター)
「大好きなパン屋さん。一つ一つのパンを個包装にするなど色々な工夫をして営業を続けてくれていて、とってもありがたいです」(29歳/女性/営業・販売)
「知人の医療従事者が恐怖と戦いながらも頑張ってくれていること」(48歳/男性/その他)
「スーパーマーケットのレジ担当の方がそれとなく接触感染に気を使った動作をしてくれたこと」(69歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「コンビニの店員がいつも通り働いてくれていること」(33歳/男性/総務・人事・事務)
「長距離トラックドライバーをしてまして、東京に配送に行った時、この時期にわざわざ来てくれてありがとう言われ時かな」(53歳/男性/その他)
今私達が生活できているのは、こんな状況でも働いてくれている方がいるからこそ。
需要が増えて忙しいであろう配達員、スーパーなどのスタッフ、医療従事者など、さまざまな業種の方に“感謝の思いを抱いてます!”という声もたくさん届きました。いろいろと企業努力している姿を見ると、頭の下がる思いになりますよね。
最後のコメントのように、その思いが実際に届き、言葉をかけてくれたことがありがたいと回答してくれた方もいました。
いかがでしたか?
気持ちがざわつくニュースばかりに目が行きがちですが、周りには助け合いや思いやりのある声かけが溢れているようで、心が温まりました。「最近ありがたいなんて思ったことない」という方は、今はちょっと心に余裕がもてていないだけなのかもしれません。こんな時だからこそ、“優しい気持ち”を大切にしていきたいですね。