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もはや戦友!ワーキングマザーが「ママ友の存在をありがたいと感じた」エピソードは?

育児と仕事を両立し、つつがなく暮らしていくためには、家族はもちろん、保育施設、地域のサポートサービスなど様々な組織との“つながり”が必要となりますよね。加えて、地域の情報収集や子ども同士を安全に遊ばせるためには、地域の中の人間関係が大いに役立つこともあるでしょう。

子どもの友達の親の中でも特に仲の良い存在を“ママ友”と呼ぶこともありますが、働く女性にとってママ友の存在を「ありがたい」と感じる場面が訪れることもあるようです。

今回は、仕事をしている女性156人に「“働くママ”同士のママ友関係で、その存在がありがたかったと思うエピソード」について聞いてみました。

習い事、保活、子どもの様子…「情報交換」ができた!

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「インフルエンザのワクチン情報を教えてもらった」(27歳・総務・人事・事務)

「小学校での学童保育などについての情報共有」(28歳・営業・販売)

「仕事と子育ての両立の方法や、進路などについて教えてもらった」(25歳・公務員)

「仕事で参観日に行けなかったり行事がわからなかったら、内容を教えてくれる」(44歳・その他)

「子どもの学校での様子を、第三者の立場で教えてくれた。欠席した時に、情報を教えてくれた」(49歳・会社経営・役員)

インターネット上にたくさんの情報があふれている時代ですが、”顔の見えるクチコミ”は信頼度がアップします。保活、習い事、学校での様子、不審者情報、受験情報……などなど、育児に役立つ情報を交換できるのは、同じ地域の相手ならでは。

また、行事に参加できなかったとき、後から必要なお知らせを連絡してくれるママ友の存在もありがたいものです。

預かったり送迎してもらったり…「お互い様」で乗り切る!

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「忙しいときにお互いに子どもを預かったり、学校での負担も”お互い様“との考え方をしてくれる人が多いので分担し合えた」(47歳・総務・人事・事務)

「習いごとで少し距離がある練習場だと送りと迎えを交互に行くことで、2時間ほどの時間を節約できて助かる」(29歳・その他)

「残業になったときにお迎えに行ってくれ、預かってくれた」(49歳・総務・人事・事務)

少しずつ気兼ねない付き合いができるようになり、労力や、時間を上手にシェアし合っている女性も多く見受けられました。”お互い様”という心持ちでいられると、気も楽ですね。

仕事と育児の「両立の悩みをシェア」してスッキリ!

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「両立で悩むことを相談しやすい」(31歳・デザイン関係)

「同じような悩みがあり、話が合う」(38歳・主婦)

「仕事と育児の両立について『手抜きでも大丈夫』と安心できるところ」(48歳・主婦)

「仕事と子育ての両立を、どう工夫されているのかという話が聞ける」(43歳・その他)

「仕事に復帰してからの生活について参考になった」(36歳・公務員)

職場復帰後の生活設計や、子どもの入園・進学後の仕事と育児の両立は大きな課題。先輩ママに指南を受けたり、悩みを吐露し合ったりすることで解決策が見えてくることも。

大変な「PTA活動」を効率よく進められた!

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「クラス役員を決める際、負担にならない役割を教えてくれた」(42歳・その他)

「ワーママ同士でPTAの協力ができた。得意分野を分散する事で仕事がはかどった」(28歳・営業・販売)

「地域の役員や、割り当てを同じ気持ちになって配慮してくれた」(38歳・その他)

「働いてるママがPTA役員や他の委員などになると、学校や園で保護者が受け持つ役割をどんどん簡素化してくれるので、ありがたいです」(40歳・その他)

共働き家庭とは相性の悪いPTA活動ですが、「できるだけラクに」という志のメンバーが集まったことで、仕事がサクサク進められたとの体験談も寄せられました。

共感し合って励まし合って…

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「お互い子育てをしながら仕事をしていると、気持ちが分かり合える」(45歳・その他)

「心配事や楽しみの価値観が似ているので悩みを話しやすい。理解者になってくれる」(36歳・総務・人事・事務)

「愚痴を言ってもわかってもらえる」(40歳・総務・人事・事務)

「大変な思いに共感してくれるだけでありがたい」(37歳・主婦)

「家庭の事で悩んでいた時、一瞬でもそのことから離れられる時間をつくれる」(48歳・その他)

育児や仕事で悩んだとき、「うちもそうだから心配いらないよ!」と笑ってもらったり、「大変だったね」と共感してもらえると不思議と不安が軽減されるもの。同じような立場のママ友に話すとスッキリすることもあるのではないでしょうか。

濃密なつきあいを通じて「疑似家族」の役割も

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「ワンオペ家族で集って、休みの日に夕飯、お風呂、歯磨きを済ませ、家に帰って来て寝るだけ生活をしている」(30歳・公務員)

「急に自分が風邪をひいたときに夕飯を作って持ってきてくれたこと」(30歳・主婦)

ワンオペ家族同士で、家庭の外にもう一つ家族を持つような濃密なつきあいをしている女性も少数ながら見受けられました。子ども同士はワイワイ、親同士もガヤガヤ。持ち回りで自分の家の番がやってきたら面倒くさいこともあるのでしょうが、子どもが大きくなったら「あの時は大変だったけど、楽しかったね」としみじみ語りあえそう。

アンケートを振り返って…

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今回は、ママ友づきあいのアンケート結果についてお届けしました。

かつてママ友づきあいに不安を覚えていた筆者は3児の母となり、今や地域社会にドップリと浸かっていますが、先日、第一子出産を控えて産休に入った友人から「ママ友づきあいって、怖いんでしょ?」と聞かれました。

ママ友づきあいが盛んになったのは地縁・血縁の薄れた近代の必然であり、「ママ友は現代の村社会」……というのが、従来の筆者の持論です。今は、インターネットで“ママ友村”の芳しくない噂を聞いて、干渉されないけどサポートを得られない町へと逃げ出し始めている人もいるのでは……というのが、筆者の仮説です。

一方で、筆者がライターとして携わる育児アプリの掲示板では、深夜0時以降も毎日2,000人を超えるユーザーがログインし、交流し合っているといいます。

「実家も義実家も頼ることができない」「夫は激務」「子どもの手がかかる」「職場に育児の理解者がいない」「多胎児で息つく暇がない」といった条件が重なると、仕事をしながらの育児は閉塞感が増していきます。

元来、人は社会的な生き物。“何か”があったときに話すことができて、助け合える存在を必要としています。もし、”子どもの友達の親”を、”友達”と思えたなら、それは“育児が忙しい今の自分”にとって必要な存在なのかもしれません。

cstock.adobe.com

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