ママ友に「夫の愚痴」を言いますか?
nullまずは、ママ友に夫の愚痴を言うかどうかを聞いてみると、
愚痴を言わない…63人
愚痴を言う(マイルールあり)…112人
愚痴を言う(マイルールなし)…52人
となりました。ママたちの中では、「ママ友に夫の愚痴を言う」方が合わせて164人となり、7割近くの方が愚痴を言っていることが明らかになりました。その中でも、自分はここまで話す、この人には話すなどの「マイルール」を設けている人が、設けていない人に比べて倍近くの差がある結果になりました。
では、なぜそうしているのかの理由も含めて具体的にみていきましょう!
ママ友には「一切、夫の愚痴を言わない」ことにしています
nullまずは、「夫の愚痴を言わない派」の声からです。
「何も言わない。悪口を言うのは好きじゃないから」(29歳/主婦)
「基本的にママ友に夫の愚痴は言わない。ママ友は自分の友達ではないから」(36歳/主婦)
「ママ友に夫の愚痴は言わない。話が広がりトラブルになりかねないので、余計なことは言わないようにしている」(44歳/主婦)
「家族の愚痴は他人には言わない。噂が広まるから」(43歳/総務・人事・事務)
「愚痴はこぼさない。受け取り方が個々に違うので変に周囲に伝わっても困るから言わない」(36歳/総務・人事・事務)
「これといって言いません。トラブルにならないように、あまり話をしない」(57歳/その他)
「ほとんどそのような話はしなかった。グループ内では愚痴や悪口は言わないのが暗黙のルールだった。お互い話したり聞いたりするのは、気分が良くないし、トラブルの元だからという考えだと理解している」(56歳/主婦)
中には、自分の愚痴は言いたくないけど、聞くのはOKという意見も出ました。
「愚痴を聞いてるだけ。ママ友の愚痴に合わせて話をしている」(41歳/主婦)
「ママ友に夫の愚痴を言うのは、正直言って控えています。ママ友でも口の軽い人がいるので、悪気が無くても他のママ友に話しているのを聞いた事があるので信用できません。夫の愚痴を言うのは、高校から40年近く付き合っている友達4人だけにしています。ママ友のトラブルは、息子にも及びかねないからです」(59歳/主婦)
また、愚痴を言っていると、自分に返ってきそうという方も。
「夫の身内事の愚痴は喧嘩の元だから言いません。自分も言われたくないから」(51歳/主婦)
「自分にブーメランきそうなことは言わないようにしている。夫の自営業の手伝いをしているので仕事上の秘密事項に関することを言ってしまうと仕事に影響が出る恐れがあるので」(46歳/その他)
それぞれのママ友との関係性や接し方を、自分の中で決めているという意見が多くなりました。また、なるべく私的なことでトラブルを起こさないようにしているという姿勢も見られました。
ママ友との付き合いに限らず、人との付き合いの中では、「口は災いのもと」とも言われるくらい「言った言わない」のトラブルがあるとよく耳にしますよね。トラブルになるくらいだったら、初めから「何も言わない」と考えるのは、賢い選択の一つなのかもしれませんね。
ここまでだったら…すごく仲がいい人だけ…「マイルールの条件つき」で愚痴ってます
nullでは「マイルール」を設けているという方の具体的な線引きの理由、どこまで、誰に何を話すかなど、それぞれみていきましょう。
(1)内容を選んで話す
「笑える内容のみ。ヘビーな話題は聞いているだけでも自分が嫌なので」(44歳/総務・人事・事務)
「基本しょうもないことしか言わない。踏み込んだ事は言わない。人は変化するし、人によって取り方が違うから」(49歳/主婦)
「家事育児、生活面などは話している。噂にならないようにしています」(22歳/営業・販売)
「アルアルなことは同調するが、自分の家で無いことであれば同調しない。嘘をついてまではなすことではないし、夫には感謝をしているから」(30歳/主婦)
「家庭内での出来事はOK、実家とのやり取りは内容を考えてOKかそうでないかを考えるようにしている。笑い話に出来ない内容についてはやめた方が良いと思う」(52歳/研究・開発)
「お金に関すること。あれこれ詮索されて、話が大きくなると面倒な分野だから」(43歳/主婦)
「夫の人格を否定するようなことは言わない。ママ友に夫を過剰に悪く思われたくない」(37歳/主婦)
「夫の仕事関係の愚痴は言わない。趣味の愚痴は言う。どこで夫の関係者がいるかわからないから」(48歳/主婦)
「給料面。伝言ゲームのように事実がすり替わってトラブルにならないため」(46歳/主婦)
「夫の威厳に関わることは言わない方がいいと思う。やはり男の立場も守らないといけない」(49歳/学生・フリーター)
全体的に深い話はせずに、よくある話や笑い飛ばせそうな話など、当たり障りのない内容でママ友に愚痴るという人が多く見られました。
普段はあまり顔を合わせないパパたちの印象を、愚痴を通してイメージされてしまうと若干かわいそうな気もしますし、夫も、これは言って欲しくないと思うことがありますよね。
あくまでも、笑い話にできるような内容であれば、聞かされた方もラクに楽しく流せそうですね!
(2)話す相手やシチュエーションを選ぶ
「言いたいことはいう。でも言う友達を選んでいる。面倒そうな人は噂を悪いように流すので」(37歳/主婦)
「なんでも話せる人と、話さない人と分けています。付き合いも長く、絶対信用できる人しかはなさないから」(48歳/主婦)
「本当に信用できる人にしか愚痴らない。誰にでも話すと広まってしまったときに大変なので」(38歳/主婦)
「同じような立場の人には全て話す。それ以外の人には何も言わない。立場の違う人にわかると言われても、余計腹立つから」(32歳/その他)
「いってはいけない人には適当にかわしてる。話がその通りにつたわってないことがあるから」(57歳/主婦)
「ママ友と主人が顔見知りな場合は主人の愚痴は言わないようにしてます。ママ友には基本言わずに昔からの友人に主人の愚痴は話しています。主人と顔を合わせた時に愚痴を思い出させたくないので言わないようにしてます」(38歳/主婦)
「子どもの前では言わない。お互いに嫌な思いをするから」(51歳/その他)
ママ友とひと言で言っても、ものすごく気があって真の友達になったというケースもあります。そんな相手には時には本音を打ち明けたい気持ちもあるでしょう。本音を言い合えるのはいい関係が築けているということですよね。
また、子どもにとっては、パパはいつもかっこよくあって欲しいと思う側面も。子どもの前では愚痴らないという意見も頷けますね。
(3)愚痴に同調する
「ママ友の愚痴と同様のものだけいう。うまくつきあえるから」(58歳/総務・人事・事務)
「みんなと同じような愚痴を言う。一人だけ浮かないようにする」(57歳/主婦)
「お互いを探りながらここまで言ったのならという感じ。相手が話した内容くらいまで」(39歳/主婦)
人付き合いの難しさは、こういう所にあるのかもしれませんね。たとえ自分はあまり話したくなくても、程よい加減で相手の話に同調しなければ、仲間に入れてもらいにくくなったり、誘ってもらえないということが出てくることがあるかもしれません。それが大人だけなら自分だけが我慢すすればいいものの、子どもが絡むとややこしいことになってしまうのかも……。
そういうためには、ある程度話を合わせるというのも大人の大切なコミュニケーションスキルと認識せざるを得ないということでしょうか。
また、中には、こんな意見も。
「愚痴を言っているようで、別の視点からみると褒めている様な内容にして話す。主人を悪者にしたくないので」(46歳/主婦)
悪く言わないというのは、変な先入観を持たれないための大事なポイントでもありそうですね。
マイルールは設けずに愚痴を言っています!
null「あまり決めていない。その場で考えて話す」(30歳/総務・人事・事務)
「特にルールはない。そんなにヒドイ愚痴はないので」(42歳/その他)
「特にない。あまり広められると困る事は、言わないようにしてる」(37歳/営業・販売)
「マイルール」を決めなくても、あくまでも付き合いの中での自然な会話の流れとして話している人もいるようです。常日頃からのいい関係性があってこそできることなのかもしれませんね。
オープンマインド!「何でも話してスッキリしたい派」です
null続いては、裏表なく何でも話しちゃうという方の意見を見てみましょう。
「特になし。何でも愚痴は聞いてほしい。聞いてもらうだけでスッキリするから」(28歳/総務・人事・事務)
「包み隠さず何でも話す。オブラートにつつめないし、考えて喋れない」(32歳/その他)
「何でも愚痴ってしまう。イライラ解消」(29歳/主婦)
「特にマイルールはなく、なんでも話しています。特に気にせず話をしているのであまりこだわっていません」(41歳/主婦)
オープンにさっぱりと話されると、聞いている方も愚痴と思わずにスカッとするかもしれませんね。
さらに、少数でこんな意見も。
「何のルールもなくイラッときたことは全て母に電話で愚痴る。自分でルールを作ってしまったらストレス発散にはならない」(32歳/主婦)
と、夫の愚痴はママ友ではなく、母に打ち明けるという方、
「夫はなんでもしてくれるので、のろけはあっても愚痴はない」(42歳/公務員)
なんと! 愚痴はないという理想のパパもいらっしゃるようです。羨ましい限りですね!
夫の愚痴をママ友に言ったことで「後悔した経験」はありますか?
nullアンケートでは「愚痴」が招いた後悔や失敗も聞きました。一体、どんなことが起こり得るのでしょうか?
「自分の常識の範囲が、人と同じではないと痛感しました」(35歳/主婦)
「1人のママ友に話したことが、他の人にも伝わっていて、後悔した」(42歳/主婦)
「ちょっと話の内容を、盛り過ぎたかなぁと反省」(48歳/主婦)
「上乗せして話を足すママ友がいるのでこれからは気を付けようと思った」(41歳/主婦)
「軽い愚痴のつもりが、本気でひかれてしまった時、自分も夫も残念なような悲しい気持ちになってしまった」
「うちの旦那よりましだよーと、ノロケや自慢話にとられてしまった」(47歳/主婦)
「転勤で単身赴任になったことを話したら、別なママ友に、”とばされたらしい”と話されていたこと。そんなこというなら、話さなきゃよかったと思った」(54歳/その他)
いやはや、笑える話から全然笑えない話まで様々あるようです。自分の常識が相手には通じないという現れですね。
また、ママ友との世界は意外に世間が狭いと言うことも。
「義母の事を言ってしまってから、友人が義母に会うことがあって、ちょっと気まずかった」(34歳/主婦)
「旦那の会社の話を愚痴ったら、ママ友の旦那も同じ会社だったこと」(46歳/主婦)
中には、言う相手を選べばよかった……と言う後悔が伝わってくる意見もありました。
アンケートの中には、「愚痴を言ったことに対しての後悔はなし」と答え方も大勢いました。具体的な声を聞くと、
「なし。話したことには責任を持っているから。あと、正論しか言わないから、後悔はしない」(44歳/主婦)
「正直言って、ママ友は信用できないと思っています。周りを見てもトラブルを抱えながら付き合っている人もいますが、私は性格的に無理にお付き合いをしたくないと思っているので、後悔をした経験はありません」(59歳/主婦)
「言わないようにしてるので特にはありません」(34歳/主婦)
など、自分の言うことに責任を持ちたいという意見の一方、ママ友に信用性がないという少々キツめの意見も目立ちました。
いかがでしたか? 子育てを通しての不満やストレスは、ママ友と共有できるとスッキリできることもあるかもしれません。ママ友との付き合いの深さなどにもよると思いますが、上手にコミュニケーションをとることで、時に言いたくなる夫や夫以外の家族の愚痴も、上手に共有したり、笑い話にできるのかも!? ぜひ今回の記事も参考にしてくださいね。