フランソワ・ポンポン展の見どころは?
null1:日本初のフランソワ・ポンポン回顧展
今回の「フランソワ・ポンポン展」は群馬県立館林美術館と、オルセー美術館を含むフランス各地の美術館が所蔵するポンポンの作品を一堂に集め、スケッチブックや習作も含めて体系的に展示することで、ポンポンの生涯と創作の歩みを初期から晩年までたどることができる本格的な回顧展です。
2:見て楽しい、くらべて楽しい、さまざまな動物たちのかたちの魅力
ハトやイヌ、ニワトリといった身近な生き物から、キリンやライオン、ヒグマなど動物園で見られる猛獣まで、動物のヴァリエーションが豊富で、なおかつ簡潔な造形の中にそれぞれの特徴が見事に表現されているのがポンポンの芸術の面白さ。動物たちの表情にも注目です。
3: 実物を見ないとわからない、素材の魅力
素材にもよりますが、彫刻は複製が可能な芸術です。そのため、同じ形でも石膏、ブロンズ、大理石など、素材の違う作品が存在します。当時、装飾芸術としても注目されていたポンポンの彫刻は、ブロンズ像の表面の仕上げに注意が払われており、実物を間近に見ることで、写真ではわからない深みのある色彩や光沢を味わうことができます。今回の回顧展では、たとえば素材の違う3種類の《シロクマ》が出品され、それらを見比べることで質感の差異を確かめることができます。
4:常盤貴子さんの音声ガイドで、作品がもっと身近に
女優の常盤貴子さんが、展示中の24点の作品について、穏やかな語り口でわかりやすく解説します。作品が制作された背景や、見落としがちな細部の見どころを知ることで、一層作品の理解が深まります。*音声ガイドの貸出料金は1台600円
可愛らしいグッズにも注目!
kufuraが注目したのは、ポンポン作品の造形が味わえる可愛いグッズの数々! 他にもノートやハンドタオルなどのグッズもありますよ。
この回顧展と連動し発売されたビジュアル本『まってて、まってて!』(小学館)は、ポンポンの作品に、詩人・谷川俊太郎さんがことばを添えたジャバラ折の本。インテリアとしてもおすすめですよ。こちらの本は、会場でも販売される予定です。
子どもから大人までが楽しめるポンポンの世界。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
【展覧会情報】
展覧会名:フランソワ・ポンポン展
会期:2021年9月18日(土)~11月14日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時
金曜日は午後8時まで(入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日(火)
会場:名古屋市美術館
〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25
観覧料:一般1,600円(1,400円)、高校・大学生1,000円(800円)、中学生以下は無料
( )内は前売料金
※最新情報は公式HPでご確認ください。