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【夫に聞いた】なんかいつもイライラしてない⁉ もうちょっと優しくして…?「モヤッとする妻の口癖」

長く一緒に暮らしていると、夫婦の間には小さな口癖や習慣が出てくるもの。ときには笑い話になることもあれば、ふとした言葉に「ん?」と心がモヤッとすることもあるでしょう。悪気がないと分かっていても、繰り返されると地味にストレスになってしまうことも……。

そこで今回『kufura』では、20~60代の既婚男性128名を対象に「妻から言われるとモヤっとする口癖」についてアンケート調査を行いました。夫側のリアルな本音は……?

ささいな「一言」にモヤモヤ

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前回は「妻が気になる夫の口癖」について聞きました。夫側が感じる「モヤッと口癖」には違いがあるのでしょうか。

本人にとっては何気ない一言でも、夫にとっては日々のストレスの種になっている……というケースはよくある話。アンケート結果を見ても、妻のささいな(と感じられるような)口癖にも、夫にとっては“モヤモヤ”を生じさせることが多いようです。

「はい」は1回でいいのに…

「“はいはい”と2回いう。適当な返事だと感じる」(33歳男性/その他)

「“はいわかったよ”。適当な感じがいや」(36歳男性/営業・販売)

「“はいはい、わかりました”。小バカにされている感じ」(61歳男性/その他)

話しかけても軽くあしらわれると、人は誰しも「自分は大事にされていない」と感じてしまうかもしれません。夫婦生活が長くなっても、お互いに思いやりを持つのは大事なこと。適当な返事が、意外と心に小さな不満を積み重ねてしまうことになります。

ネガティブな言葉、聞いてると疲れる…

「“めんどくさいなあ”。聞いているとうんざりする」(46歳男性/金融関係)

「“あー疲れた。眠たくなった”。こちらもやる気が出なくなる」(69歳男性/総務・人事・事務)

「“ちゃうちゃう、あかん”。会話が否定から入るのは嫌だ」(56歳男性/主婦)

「“でもさ~”。反論や否定から入られると、自分の意見を受け入れる気がないんだと感じるから」(35歳男性/コンピューター関連技術職)

否定的な言葉を聞いて、いい気持ちになれる人はそういないはず。気軽に口に出しているつもりでも、マイナスな言葉を聞かされているばかりだと、夫婦の会話も弾みません。

小言やため息ばかり…

「“はーっ”とため息。気分的にこっちも疲れそう」(63歳男性/その他)

「ため息をつかれる。何かやらかしたのかなと思うから」(34歳男性/その他)

「不満があると“もー”と言う。不機嫌なのがすぐに分かっていやだ」(47歳男性/コンピューター関連技術職) 

「口癖ではないが、舌打ちするのが気になる。聞いているこちらがイライラする」(57歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

自分に対してではなくても、妻の行動に「しんどい」と感じる人もいるようです。何もしてなくても「はぁ~」っとため息をつかれると、イヤな予感がする……なんてことも。

確かに、負のオーラや言葉を近くで浴びると、自分に向けられていなくても気分は下がってしまうかもしれません。

どうしてそんなに怒るの…?

「発言したことに対して相手が聞き直す際に強い口調で言われる時むかつきます。普通に聞き直したら良いのに頭ごなしに聞こえます」(51歳男性/その他)

「“いい加減にして”。怒っているという合図だから」(42歳男性/その他)

「“いつまで寝てるの”。寝てるだけなのに……」(67歳男性/総務・人事・事務)

「“人の話聞いてる?”っていう口癖。聞いてるのに聞いていないと決めつけられてるのでイラっと来る」(54歳男性/その他)

「パソコンなどの作業中に“ちゃんと聞いてる?”と言われること。何かに集中している時はそっとしておいて欲しい」(55歳男性/総務・人事・事務)

自分の行動や休日の過ごし方については、妻に「放っておいてほしい」と感じている人が少なくないのでしょう。あれこれ口を出し過ぎると、お互いに言葉を交わすこと自体が減ってしまうのでは、という気がしてなりません。

また、話す内容よりも急かしたり責められているように感じる口調がイヤだという意見も。

何気ない一言でやる気がそがれる!

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「“知らんけど”。知らんなら言うな。あと、“好きにしていいよ”もよく言うけど好きにしたら怒られる」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職)

「“まかせる”ですね。いつもそればかりだとね」(52歳男性/会社経営・役員)

「食べたい物を訊いたら“何でも良い”。で、こちらが何か提案すると、“それは嫌”と言われる」(68歳男性/その他)

「“これどれがいいと思う?”。何か選択肢がある時一応意見を聞いてくるがこちらの意見を言っても“でも自分は~”と結局自分の意見を絶対に選択するのでいちいち聞いてこないで欲しい」(42歳男性/その他)

「“あんまり興味ない”。せっかく勧めても全部興味ないで終わる」(49歳男性/その他)

また、何気ない会話の中でよく言われる言葉が気になるという人も。ああ、これつい言っちゃうな~と感じる妻、いませんか!?

一緒に何かを楽しもうという気持ちでたずねても、返答が「なんでもいい」「興味ない」「好きにすれば」となってしまったら確かにちょっと心が折れちゃうかもしれません。

妻の「トゲトゲ言葉」でノックアウト

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 中には、妻から強烈な一言をくらっている人も……!

「“ちょっとじゃま”。何していても言われる……」(52歳男性/営業・販売)

「“ちゃんとしてよ”と言われることがモヤッとする。家事のやり方が気に入らない時によく言われてます」(48歳男性/研究・開発)

「“いい加減にして”。そんなにひどいことをしたわけでもないのにいつもひどいことしてるような言い方が気に食わない」(55歳男性/その他)

関係性によってはアリなのかもしれませんが、言葉だけで見ると攻撃力はけっこう強め。たとえ夫婦であっても、あまりにパワーのある口癖を浴びれば心が重くなります。短く鋭い言葉や冷たい口調には、筆者も「ちょっと言葉遣いに気を付けよう……」と反省しました。

 

ついつい口うるさくなってしまう妻が鬱陶しい、これってフキハラ(不機嫌ハラスメント)じゃない?など、モヤモヤする夫たちの様子がよく分かる意見が多く集まりました。見比べてみると、男女で気になる言葉に差がある印象です。

しかし妻側から見ると、その一言が出るまでにいろいろあったんだろうなあ~という背景もじんわり感じられたりしますよね……。

いずれにしろ、こちらにはそんな意図がなくても相手には引っかかる言葉ってけっこうあるもの。自分の口癖についても振り返ってみようと思いました。

三木ちな
三木ちな

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。

仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。

X(旧Twitter)はこちら→@natsumama0805

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