夫にやってほしい家事分担トップ5
nullまずは、今年こそはやってもらいたい、家事分担の理想から見ていきましょう。
第5位(同率):洗濯…10票
洗濯って、“洗濯機を回す→干す→取り込む→たたむ(アイロンをかける)”など、いくつかの工程に分かれるうえ、衣類やらタオルやら扱うものが多岐にわたって、意外と面倒。
上記の全工程とはいわず、せめて一部だけでも夫が分担してくれると、かなりストレスが減りそうですよね。
第5位(同率):料理…10票
男子厨房に入らず……なんて時代は遥か昔! プロの料理人は男性が多いですし、あなたの夫も実は名シェフの素質があるかもしれません。
まずは休日の朝食など軽いメニューから、夫に少しずつクリアしていってほしいですよね。
第3位:ゴミ出し…21票
男性にとって、おそらく最も身近な家事であろう“ゴミ出し”。朝、出勤するついでに家の近くの収集所に出してもらうだけなので、夫にお願いする家事分担のファーストステップとしてちょうどいいかもしれませんね。
第2位:掃除…54票
具体的には、風呂掃除、トイレ掃除、掃除機がけ、網戸など高い場所の掃除を希望する声がありました。
なかでも多かったのは風呂掃除。家族の中で最後に風呂に入る夫が、プチ掃除だけでもやってくれるとありがたいのに……と思う人が多いようです。
第1位:特になし…104票
今回のアンケートでは、夫にやってほしい家事分担は「特になし」と回答した人が最多。
ただ、同じ「特になし」でも、「今でも十分やってもらって満足」という人もいれば、「夫には期待しない」「家事分担以前に、せめて散らかさないでほしい」など、かなり悲観的な声もあり、家庭ごとに事情は大きく異なるようです。
その他、ランキング圏外では、“食器洗い”や“買い物”を挙げる人もいました。
夫が現在担当している家事分担トップ10
null続いて夫の家事分担の現実を見ていきましょう。
第1位:ゴミ捨て…90票
第2位:なし(妻が全て担当)…46票
第3位:風呂掃除…44票
第4位:食器洗い…37票
第5位:料理…21票
第6位:洗濯…19票
第7位:トイレ掃除…10票
第8位:基本的になんでもやってくれる…9票
第9位:買い物…6票
第10位:掃除機がけ…5票
トップはやはり、男性が担当する王道(?)ともいえるゴミ捨て。そして、風呂掃除や食器洗いが意外と健闘しています。
どの家事も、夫に完全に任せているケースばかりではなく、休日だけお願いするなど一部分担の票も含めていますが、「夫が何もしてくれない……」とストレスを抱えている人は、まずはランキング上位のものから少しずつやってもらうのもいいかもしれませんね。
続いて、夫に家事を分担してもらうために、妻たちが実際にしていることを聞いてみました。
経験者に学ぶ!夫に家事分担をすすめる方法
null今回のアンケートでは、「特に何もしなくても夫のほうから自然とやってくれた」など、うらやましい声もありましたが、「それにひきかえ、うちの夫は家の中ではぐうたらしてばかり!」という人も。でも、悲観する必要はありません。
非協力的な夫に動いてもらう手段としては、主に以下の3つが挙げられます。
ストレートにお願いする
「ゴミを玄関にまとめておいたら、出勤時に集積所に持って行ってくれる。自分で考えてするのは苦手らしいが、『これ出しといてください』や『これをこうやってください』と指示すれば文句を言わずにやってくれる」(47歳/その他)
「ゴミ出しを頼んでいます。あとお風呂掃除も頼んでいます。普通に『ゴミ出しお願い!』『お風呂洗って!』と言います。どちらも時々なので嫌がらずやってくれます」(39歳/主婦)
「ゴミ出し、生ゴミの片付け、トイレ掃除、排水口掃除、などなど。私苦手だから、やってーと普通に頼む」(46歳/公務員)
「風呂掃除は夫がしている。 いつも夫が最後に入浴するので、『できればやってもらえると嬉しいな』と、ちょっと甘えてみた」(48歳/主婦)
「後片付けのとき、お皿を洗うのは私、ふいて片付けるのは、夫。手伝ってくれたら早く終わるのにな~と、最初に言ったらずっとやってくれている」(53歳/主婦)
「洗濯を干す、取り込む。好きじゃないからやって欲しいと言ったらやるようになった」(46歳/その他)
中には、「え、そんな単純なこと?」「うちは頼んでもやってくれないし……」と思う人もいるかもしれません。しかし、頼られるとまんざらでもない、という男性は少なくないようです。
夫にリクエストして応じてもらえなかったのは、そのときたまたま疲れていたなど、事情がある可能性も。1度や2度断られただけで「夫はどうせ」とあきらめるのではなく、「OKしてくれたらラッキー」くらいの軽~い気持ちで、いろいろな方向からお願いしてみましょう。
夫を説得する
ただ、お願いするだけでなく、「なぜ夫がその家事を分担する必要があるのか」について理詰めで説得するのが有効なこともあるようです。
「料理を作るのは夫なので皿洗いは私の担当です。必要な家事をリスト化して私の負担が多い旨を説明して論理的に話し合った」(53歳/主婦)
「食後の皿洗い、リビングの掃除機かけ。夕食後は私はお風呂の用意や洗濯物を畳んだりとか別の家事があるので、皿洗いはやってほしいと頼んだ」(57歳/営業・販売)
「夫が食事が最後の時に自分の皿を自分で洗うこと。『他の食器を全て洗った後であなたのだけまた洗うのが面倒』と正直に言った」(43歳/主婦)
「夫が飲み物を飲んだコップやアイスを食べたあとのスプーン等の不定期ででる食器の洗い物。『使用後の食器をシンクに置いたままだと雑菌が繁殖して、不衛生なので、使用後はできるだけ早めに自分で洗って欲しい』と頼みました」(50歳/主婦)
「お風呂が最後になったときは、洗ってもらっています。お風呂は、あがる前に洗った方が効率が良いと思うので、そう伝えた」(34歳/主婦)
「二階のトイレの掃除。二階のトイレは私はめったにつかわず、主人専用になっているので。時間がたつとこびりついてとれなくなるので、便器に汚れが付いたらすぐに掃除をしてほしいと伝えた。大をするときはする前にトイレットペーパーを大がおちる部分に敷くと後で掃除が楽とか、の豆知識も伝えた。夫は自分で掃除するようになってからは、便器をきれいに保つようになりました」(52歳/主婦)
夫が家事分担に非協力的なのは、単にやりたくないというより、妻の大変さを理解していないせいかもしれません。「言わなくてもわかるはず」ではなく、夫にどうしてほしいのか、率直に話し合ってみてはいかがでしょうか。
感謝する
「ゴミ出しは夫が担当です。ごみは重いから男の人だと助かるーとおだててお願いしました」(43歳/その他)
「たまたま主人が、自分の弁当箱を洗っておいてくれたので『助かるわ~』と大げさに言ったら2回に1回は自分で洗ってくれています。感謝の気持ちは誇張して言うといいかも」(49歳/主婦)
「買い物。品定めが上手だからお願いって言う」(48歳/主婦)
「ステーキを焼くのをお願いしています。『シェフお願いします』とメールします」(37歳/その他)
どんな些細なことでも、褒めたり感謝したりすることが、夫の家事分担のモチベーションアップにつながるようです。
ゴミ出し1つとっても、「通勤のついでなんだし、これくらいやって当然」という態度を示すのではなく、まずはやってくれたことに感謝。そこから、「ありがとう、これもやってくれると嬉しい!」と家事をちょっとずつお願いしていくのがスムーズかもしれません。
家事分担に関する価値観は人それぞれ。やりたい人がやる、でいいですし、必ずしも分担しなければならないわけでもありません。とはいえ、「なんで私ばっかり……」と内心ストレスを抱えている人は、みなさんの意見をぜひご参考にしてみてくださいね。