第5位:お祝いではあるものの、ちょっと高価すぎたかな?(8票)
null「雛人形を贈った。非常に高額だったがいつまで飾ってもらえるのか気になる」(70歳/営業・販売)
「お雛様を購入したが高いのを要求されしぶしぶ呑んだ」(76歳/主婦)
「あまりにも高価すぎるランドセルは小学校で禁止してほしい」(70歳/研究・開発)
「高価なおもちゃを買ったが、意外と内容のないもので、ガッカリ」(70歳/営業・販売)
お祝いものをあげる時の相場観に悩んでしまうという方も多いようです。大きくて立派なものがいいと思って贈っても、家がマンション住まいでスペースに限りがあったり、値段は張るけれどすぐに使ってもらえなくなったりするものであれば勿体無いような気もして、本当に悩ましいですよね。
お祝いものに限ったことではないかもしれませんが、「何を贈りたいか、何をもらいたいか」についてコミュニケーションを事前にしっかりとることができると、お互いにとっていい結果になるかもしれませんね。
第4位:現金でよかった?…お金にまつわる悩み(9票)
null「銀行口座を開設するというので現金を渡したが、開設してから振り込みにすればよかった」(66歳/総務・人事・事務)
「机の代金を現金で渡したこと」(64歳/公務員)
「そろばんの試験に合格したので、10,000円お祝いにあげたが、少し多かった。後悔」(73歳/その他)
「誕生日プレゼント。離れて暮らしているので孫たちの欲しがっているものがわからず迷って、最終的には現金になってしまう」(69歳/その他)
「すべて現金で与えてしまったことは失敗」(80歳/会社経営・役員)
「入学祝いに現金を贈ったが、物にしたほうがよかったかなと思う」(72歳/その他)
「孫6人、運動会、小学校入学等、いろいろ物入りが多い。今年のお年玉も、物入りだなあ」(74歳/その他)
普段からよく会うことができる距離であれば、一緒にお出かけをしたタイミングで気に入ったものを選んでもらうこともできますが、離れたところに住んでいたり、時々しか会えなければ、普段欲しがっているものもイマイチわからずに、迷ってしまう祖父母も多いようです。仕方なく現金であげたり、商品券であげたりするのが、やや味気ないという意見が多く見られました。
また、孫が増えればそれに比例してお祝いの出費も増えるもの。今年は○○ちゃんで、来年は○○くんなどと続くことも多々あり、お祝いをする祖父母の懐も何かと忙しくなりそうですね。
第3位:我が家のルールに則ってあげています(14票)
null「孫に選ばせている」(63歳/コンサルタント)
「孫の誕生日の祝いの金額の上限を伝えて、その中からおもちゃなど選ばせるようにしている」(74歳/その他)
「孫への贈り物は孫の意見を最大限尊重してますので、自分の好みはいれません」(70歳/その他)
「まだ小さいので、贈り物は親に現金を渡し好きな物を買って貰うようにしている」(69歳/その他)
「娘が買ってあげたいというので現金を渡します。きちんと孫も承知しているが私も選びたい気持ちがあります」(70歳/その他)
「親族、知人友人同士で贈り物は一切しない公約をしております」(54歳/主婦)
「基本的にモノを贈ることは最小限にとどめています。なので後悔や残念に思っていることはありません」(67歳/その他)
他の家がどうであれ「我が家はこの方針」というルールに則ってあげているという人が第3位にランクインしました。あげ始めるとキリがなくなる贈り物やプレゼント。「我が家はこう」ときちんと名言しておくことで、意見の相違やトラブルを回避できることも多いかもしれません。
第2位:せっかくあげたけど、孫は気に入ってないみたい(19票)
null「4歳の孫にプレゼントしたおもちゃのバスだが、興味を示さなくなった」(73歳/その他)
「孫からの希望をあまり聞いていなかったので、喜ばれない物を贈ったことがある」(65歳/主婦)
「雛人形を贈ったが、孫娘が関心を示さない」(65歳/その他)
「誕生日のお祝いに室内設置型のブランコ・ジャングルジムを贈ったが、あまり利用していない」(71歳/その他)
「自転車を買ったが、全然乗ってくれない」(66歳/その他)
「パソコンもどきの高価なゲーム機を買い与えてしまいましたが、それほど熱心に使っているようには見えないので残念です」(69歳/コンピューター関連以外の技術職)
色々と熟考して贈ったのに、当の本人が気に入ってくれないという、やや残念な結果が第2位となりました。小さい頃は特に気まぐれであることが子どもの自然な姿なので、実際に使ってみないと分からない面もあります。
しかしながら祖父母側は、孫やその親に事前に意見を聞くことで、もしかしたら残念な事態を避けることができるかもしれません。一方で父母側は、祖父母が買ってくれたのだから大切にするようにと子どもにきちんと言ってあげると、今後も祖父母は気持ちよく贈りものができるかもしれませんね。
第1位:贈りものに「後悔はなし!」(148票)
null圧倒的な数で1位となったのは、約半数の方が答えてくれた「後悔なし」という潔い答えとなり、とても前向きな気持ちが伝わってくる結果に。
「全て両親や孫も喜んでいて後悔はない」(62歳/その他)
「プレゼントする前に、本人たちの希望を聞くのでそのようなことはございません」(72歳/その他)
「贈り物は厳選しているので後悔したものなどない」(62歳/企画・マーケティング)
という意見が多く、中には、
「いつもしっかりとした感謝の言葉があります。後悔や残念に思ったことはありません」(71歳/その他)
と、孫にも父母にも感謝され、とても気持ちのいい贈りものができているとの意見もありました。
可愛い孫のお祝いは、贈る方も贈られる方もどちらもハッピーで、多くの人が納得しているということですね!
番外編:そうは言っても、色々と思うところがある人も…
nullお互いがハッピーであってほしいお祝いごとですが、中には少数ではあるものの、様々な意見が見られました。
(1)残念ながら、嫁と意見が合わないかも…
意見の相違は、2パターンに分かれる結果に。
「心から嫁が喜んでいるか分からない」(84歳/総務・人事・事務)
「小学1年生のお祝いの机は、嫁が選び、領収書もなく金額を請求された」(69歳/主婦)
という、祖父母が母親に対して思うことと、逆に母親の意見を聞いたことで後悔したという真逆の意見もありました。
「雛人形もランドセルも、嫁の希望のものを購入した。しょうがないとは思うが、自分たちの意見ももう少し汲んでもらえればより良かった」(66歳/その他)
(2)まさかの、プレゼント被り…
「誕生日・クリスマスなどのプレゼントが嫁の実家の両親と重なってしまってとても残念です!」(65歳/総務・人事・事務)
それを回避するために、
「品物で送ったらダブったり使わなかったりするのでお金で送ってるが、そのお金で親が買うので、ありがたみがない」(68歳/主婦)
という、悩ましい答えも。
(3)結局、お金や商品券で贈ってしまう…
今回のランキングの第4位にランクインしたお金にまつわる悩みも関係してきますが、贈りものに悩んだ結果……という方もいるようです。
「いつも商品券をあげてるけど心がこもってないと思うのでは」(64歳/学生・フリーター)
「娘が買ってあげたいというので現金を渡します。きちんと孫も承知しているが私も選びたい気持ちがあります」(64歳/学生・フリーター)
という、お祝いなのに現金や商品券で贈ることにややためらいを感じてしまうという意見も出ています。また、中には具体的な金額について後悔している人も。
「孫の小学校の入学祝、10万円で良いかと思ったけど、嫁の両親が20万円だった。もっとあげればよかった」(70歳/主婦)
と、金額が多い少ないという、やや”お祝い合戦”とも取れる金額問題。お互いの家族間でも色々とあり、悩みは尽きないものなのでしょうか。
4歳双子を育てている筆者も今年は七五三を迎え、お祝いをどうするかと祖父母に聞かれています。子どもの要望も伝えつつ、祖父母の負担にならないよう、気持ちよくお祝いできるようにしたいと思っています。
節目節目のお祝いごとのほか、年末年始に向けてクリスマス・お正月などイベントは続きます。祖父母から贈り物をいただく予定の方は、アンケートの意見もぜひ参考にしてくださいね。
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