あらためて…「教育移住にシドニーがぴったり」だと思うところ!
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シドニーを代表するビーチ、ボンダイビーチです。シドニーの空は晴れると真っ青でとっても美しい!
オーストラリアは移民の国です。世界各国から多くの人がここオーストラリアを目指してやってきます。海外に住むとなるとビザの問題が発生するので、ビザがクリアにならなければ住むことはできませんが、いろいろな国の人がオーストラリアに教育目的で移住していて、私の中で特に多い印象は、中国、韓国、東南アジア諸国です。地理的に近いことや時差が少ないことも関係あるのだと思います。
また、オーストラリアのいいところは、気候がとてもよく、治安も比較的良い点。シドニーに関していえば、アジア人でも困ることも特段住みにくいということもなく、生活に必要なそれぞれの国のものも手に入りやすいので、時々海外にいることを忘れてしまうほどです。
そして、オーストラリアの教育の面でいい点は、そこまで競争社会ではないものの、勉強はしっかりできるところ、そしてもちろん、英語が綺麗な点だと思います。
お隣の中国や韓国はとにかく競争社会で勉強がしんどいと聞きます。日本も特に首都圏では受験の低年齢化が進んでいるので、子どもの頃から勉強中心の家庭も少なくないと思いますが、オーストラリアでは、小学生の時点では机の上の勉強よりも体を動かすことが多く、中学、高校と年齢が進むにつれ勉強が難しくなっていきます。早期に詰め込むのではなく、成長と共に勉強が難しくなるという、ある意味理にかなっている部分は、オーストラリアが教育移住にぴったりだと思うところです。
現地校に通って1年半。双子の「英語力」はどうなった?
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こちらに来て毎日英語で日記を書いては、パパが添削を続けています。来たばかりの頃は本当にひと言だったのですが、だんだん単語も難しいものになり、長い文章が書けるようになってきました。
我が家の双子は、日本でいう小学4年生になる少し前にシドニーに引っ越してきました。当初は現地の公立小学校に入りましたが、日本人が比較的多く住む場所に我々も住んでいたので、学校に通ってみると思ったより日本人が多く、なんと校内でも日本語で通じてしまう状況になってしまいました。そのためYear5(小学5年生)になるタイミングで学年に日本人のいない学校に編入しています。
編入学当初は子どもたち自身もまだまだ英語がイマイチで、先生の言っていることもはっきりとはわからず、お互いクラスも別々なので相当困ったようですが、1カ月、2カ月と過ごすと、友達もできて少しずつ聞き取れるようになってきたようです。
学校を移って3カ月くらい経った頃、英語の進捗状況をチェックするために英検を基準にしようと思って過去問をやってみたのですが、3級は思ったよりも楽々クリアで、現在は準2級を受けようか、それとも2級を受けようかと勉強をしながら迷っているところです。
こちらでは学校以外で英語は習っておらず、こちらに来て約1年半で友達とのコミュニケーションも普通に取れるようになり、英検2級に手が届くか届かないかくらいまで英語力が伸びたことは、子どもたちが頑張った証なのだと思います。
しかしながら、ここで双子独特の問題が。2人の性格の違いからか、それぞれに得意、不得意の分野が違い、進捗状況に少し差が出てきたこと。得意な分野はそれぞれ見習って、苦手なところはカバーし合ってくれるといいなと思っているのですが……、ここが双子の難しいところですね。いずれにしても日本に本帰国する日はまだ全然決まっていないので、帰国するまでには英検でいえば準1級までは取得させたいと思っています。
母親も、英語の学校に週4で通い中!
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先日は韓国のお友達と韓国のかき氷(ピンス)を食べにいきました〜!韓国のかき氷なのに味は抹茶!? オーストラリアは色々な文化が混ざり合って、オリジナルな文化ができているところも面白い!
そして、問題は大人の私の英語の状況です。子どもたちに比べれば明らかに習得が遅い私の語学力(笑)。最近では子どもの方が、はるかに英語が聴こえています。それでも英語の国に住むと自分達が決めたことなので、日常的に困らないほどには身につけたいと思いますし、これこそ流行りのリスキリング?と思いながら、せっかく英語の国に来たのだからと日々頑張っています。
こちらに来た当初は、図書館や教会で行われている1〜2時間の英会話に参加していましたが、もっとしっかり時間をかけて学ぼうと、今はオーストラリア政府が運営する学校の英語クラスに週に4回、朝の9時〜14時半まで通っています。
オーストラリアが素晴らしいと思う点の一つに、時間軸が子どもを中心にスケジュールが組まれている点があげられます。私の英語の学校も、朝9時から14時半というスケジュールは、子どもの送りの時間に被らずお迎えの時間にも間に合うスケジュールで、また子どものスクールホリデーに合わせて同じタイミングで長期の休みになるので、私自身も学校に問題なく通えるのです。
週に4回というスケジュールは決して楽ではなく、通い始めた当初はかなりハードに感じていたのですが、今は同じような状況にある友達がたくさんできて、お互いセカンドランゲージ同士でコミュニケーションを取りながら頑張っています。友達とは休日もランチやお茶、大人の遠足に一緒に出かけるほど仲良くなり、おそらくこの友達がいなかったら挫折して続けられなかったのではないかと思うほどです。
というわけで、私自身は英語を習得したいと頑張っていますが、世の中は日に日に便利になっていて、英語ができなくてもAIは便利だし、ネットだってすぐに翻訳してくれる、写真をかざせば日本語に直してくれるというテクノロジーの向上のおかげで我々の英語力よりもはるかに技術の進歩の方が早いと感じています。そうはいっても子どもに英語を学ばせようと自分がこの国を選んで来たので、子どもの英語習得とともに、私も失礼のないように学びたいと思っています。
継続は力なり!!
null1年半の間、家族揃ってのシドニー教育移住についてお伝えしてきたこの連載。ついに20回目を迎えましたが、実はなんとなんと今回で最後になってしまいました……(涙)。連載にお付き合いいただきました皆様、本当にありがとうございました。英語に関しても海外生活に関してもまだまだ道半ば感はありますが、教育移住話はこれにて一旦一区切りです。
とはいっても私たちの教育移住ライフが終わるわけではないので、前向きに頑張ります。私の好きな言葉は「継続は力なり」。諦めず、腐らずにコツコツと頑張ればいつかきっと花が咲くはず! いつかまたどこかでお会いできた時にはまた進捗状況をお伝えできればと思います! I hope to see you again someday!

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、