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この「塩むすび」が大好評!友人BBQのコツは“持ち寄り”と“おまかせ”【お米農家のヨメごはん】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・17歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載164回目。

今回は夏の思い出のBBQと流しそうめん大会、そして稲刈り直前の田んぼの様子をお伝えしたいと思います。

「流しそうめん」大会を開催!

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毎年1回、夏の暑い時期に友人知人と楽しんでいたBBQと流しそうめん大会。

コロナ禍以降は、私たちも歳を重ねて準備を大変に思う気持ちが強くなってきた事もあって、開催していなかった。

娘の強いリクエストもあり、今年は久しぶりに皆さんにお声がけをした。大人も子どもも入り乱れて、30人ほどが集合してくれた。

とにかく暑い日だったので、水分補給はしっかりしつつ、やっぱりビールが進む進む。

用意した生ビールサーバー19lは、あっという間になくなり、皆さん持参の缶ビール瓶ビールも面白いようにはけていく。

皆さんに持ち寄っていただいた飲み物は、大きな容器で氷と一緒に冷やして。写っていないけれど、中には果物もたくさん。

焼きたい物も、皆さんに持参していただいている。

全てをこちらで用意するとなると、本当に大変だからだ。無理すると続かないので、皆さんの力を大いに頼って。

実はこのBBQグリルも炭も火起こしも、全てお任せ状態。

我が家が用意したのはこの、塩むすびくらい(笑)。

炊きたてご飯をふんわり握っただけなのに、美味しいと大好評。

本当は焼きおにぎりにしようと思っていたのに、あっという間になくなってしまった。

お料理も皆さんにそれぞれ持参していただいた。

お料理上手な方が多いので、こんな豪華な夏らしいおつまみプレートまで登場。オクラに枝豆にキュウリに茗荷。感謝しかない。

写真には残っていないのと、酔っぱらって記憶も怪しげだったけれど、とにかく美味しい物が大集結していた。

そうしてメインの流しそうめん!

子どもはもちろん、大人もキャーキャー声を出して笑顔で楽しんた。

毎回この為に用意してくれる竹は、仲間の1人が切り出してきてくれる新鮮なもの。竹の薫りを感じながらの流しそうめんだなんて、本当に贅沢だ。

真夏の暑い熱いBBQと流しそうめんをしっかり楽しんだら、皆でお片付け。

そうして我が家へ移動して、だらだらと夜遅くまで飲んだ。

仲間に感謝しかない、かけがえのない休日となった。

田んぼは稲刈り直前です!

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さて稲刈り直前の田んぼ。ただただその美しさに圧倒される。

これから刈り取って乾燥調製という作業を経て、お米にする作業がしばらく続く。昨年から続くお米の状況は、さらに悪くなっているような気がする(直売農家の個人の感想です)。

去年も嵐のような大変な日々で、非常に多くのお問い合わせをいただいて困惑した。
そして今年は、それ以上だ……。

いろいろ対策・検討を重ねて、皆さまから平等にご予約いただける方法を模索したつもりだったが、力不足を感じている。

こういう事態だからこそ滲み出る、人それぞれの人柄や性格。我が家のお米をこれまでずっと変わらずお買い求めいただいていたお客様は、大きな理解と寛容な心で見守ってくださっている。

本当に有難く力強い存在です、ありがとうございます!
(注:お米の直売は、前年度まで継続的にご予約いただいていたお客様に限定させていただいています)

いよいよ収穫の秋。

いや、秋とは思えないような暑さだけれど、事故なく最後まで作業に励みます。

新米を楽しみにお待ちいただいてる方の為にも頑張ります!

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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