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我が家の「ポテトサラダ」は“茹で卵”のコクでグッと美味しく!【お米農家のヨメごはん】

こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・17歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載160回目。

今回は、ジャガイモが美味しい季節に作りたいポテトサラダと、田植え機の掃除・整備についてお伝えしたいと思います。

ジャガイモを楽しむ季節!

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ジャガイモの季節は年に2回、春と秋だ。

春は「新じゃが」と呼ばれ、皮が薄くて瑞々しい美味しさが特徴。この地域でも少し前にジャガイモを掘り終えて、たくさん出回るようになってきた。

いただく事も多く、毎日ジャガイモ料理を楽しんでいる。

今回ご紹介するのは、私が昔からよく作っているポテトサラダ。自分で作るポテトサラダが一番おいしい!と思うくらいお気に入り。

ジャガイモは茹でるより蒸した方が、美味しさは逃げないのかもしれない。

でも、たっぷりの茹で卵も一緒に作りたいので、私はまとめて大きなお鍋でコトコト茹でている。この卵が、こっくりした味わいのポテトサラダになるのだ。

その間に具材を用意。

定番は、ハムとキュウリと玉ねぎ。ハムは程よい大きさに切る。
キュウリは薄くスライスして塩をふってから水気を絞る。

玉ねぎも薄くスライスして水にさらす。今回は紫玉ねぎを使った。

味付けは塩胡椒とマヨネーズ。

ジャガイモが柔らかく茹で上がる頃には、卵は固ゆでになっているはず。水を切り、さらに少し火にかけて水分をしっかり飛ばす。

熱いうちにフォークで、ジャガイモは粗めに、卵は細かくつぶしていく。粗熱をしっかり取りたいので、このまま少し放置。

あとは具材を混ぜて味付け。さっくりと混ぜ合わせていく。胡椒たっぷりが好み。

ある日のお昼ごはんは、こんな感じでポテトサラダがメイン。たっぷり作ってもすぐに無くなる。家族にも大好評だ。

残ったら、翌朝のホットサンド(連載#157参照)がお約束。

もう一品、簡単なジャガイモ料理を。こちらは紫色のジャガイモも使って、ハッセルバックポテトに。

少し前にSNSでよく見かけた、 切れ込みを細かく入れて焼いたスウェーデンの家庭料理だ。

耐熱皿にジャガイモとソーセージを並べたら、塩胡椒とたっぷりのオリーブオイルをかけて。最後にローズマリーをのせる。

オーブンに入れて、ジャガイモが柔らかくなるまで焼くだけ。

簡単なのに、見た目も華やかで美味しそうな仕上がり。

実際に美味しかった!

ジャガイモはまだまだたくさんあるので、ビールと一緒に美味しく食べて暑い夏を乗り切りたい。

農機具の手入れ

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さて農作業の方は。

田んぼでは草刈りがずっと続いているけれど、作業は早朝の一時だけ。

こうも暑いと外での作業に身の危険を感じる。
日中はこうして作業所でできる事を。

農機具の掃除や整備は、農業にとっては非常に重要な作業だ。

しっかり手をかける事で、農機具の寿命は長くなる。高価な農機具を長く使い続ける事は、農業を続ける事に直結する。1つ1つの細かいパーツまで外して、綺麗に掃除する。

今は田植え後の田植え機に向き合っているけれど、もう間もなくで、今度は稲刈り前のコンバインと向き合う事になります!

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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