今回は、307人の子育て中の女性に「子どもにさせてよかった」と感じたお手伝いについてうかがいました!
2歳~中学生まで、子どもの年齢別に“やらせてよかった”お手伝いをご紹介します。
「2歳児」は遊びながら楽しんでお手伝い!
null「靴磨き」(42歳・主婦)
「お皿の片づけ。1歳9カ月ころ」(36歳・その他)
「食事の食器の用意。2歳後半」(32歳・主婦)
子どもが2歳前後になったころから遊びをかねたお手伝いができるように。きちんとできたら、「ありがとう!」と喜ぶと、何度も何度も繰り返してやってくれそうですね。
「3歳~4歳」から料理や掃除にチャレンジしたがる子も
null「3歳ごろから掃除。いつも掃除してる」(37歳・主婦)
「料理。楽しさを一緒に味わえる」(43歳・その他)
「3歳になりたてのころから料理。自分でつくったら美味しいとよく食べる」(30歳・主婦)
「料理のお手伝い。自分で作るとたくさん食べてくれる!」(29歳・その他)
3歳~4歳の子に「やらせてよかった」と親が感じたお手伝いで多かったのが、料理。
子どもの「やってみたい」を大切にしながらおもちゃの包丁で豆腐を切ったり、泡だて器でホットケーキの生地を混ぜたり、ケーキのトッピングをすると、楽しんでくれるのではないでしょうか。
「5歳~6歳」洗濯、水やり、食器拭き…少~しずつ戦力に
null「洗濯物をたたむ」(48歳・その他)
「食器ふき。小さい頃からできる」(45歳・公務員)
「食事のテーブルセッティングの準備。食事の時間が早くなった」(47歳・主婦)
「家庭菜園のお手伝い。毎日の水やりで植物や食べ物を育てることで大切さを知ったと子どもから言われた」(32歳・主婦)
「家庭菜園の水やり。自分で収穫すると、感謝しながら食べる」(41歳・その他)
子どもが5歳~6歳になると、できるお手伝いがグンと増えてきます。食卓まわりのことや、家庭菜園の水やりなど、自分が好きなお手伝いは自主的にやってくれる子もいるようです。
「小学校低学年」風呂掃除、洗濯干し…大仕事に挑戦する子も
null「お風呂掃除」(48歳・主婦)
「冬の雪かき。みんなでやるとはかどるし、冬の運動になります」(42歳・主婦)
「食器を下げる手伝い。他のお家でもやるので、“えらいね”とほめられることが多い」(30歳・主婦)
「洗濯物干し。皿洗いなどは出来・不出来が気になるが、洗濯物干しはある程度やり方が変でも気にしなくていいし、さり気なく直すのも簡単。子どもも大仕事をやり遂げた感で自信がついているみたい」(44歳・主婦)
小学校低学年では、早い子はお風呂掃除を担当。つたない出来栄えでも、責任感を持ってやってくれる様子を見ると「やらせてよかったな」と感じる親が多いのではないでしょうか。
「小学校中学年」買い物、草取り…担当制もスタート
null「お風呂洗い、子どもにスポンジを選ばせてあげたら自分のものとして掃除してくれるようになった」(39歳・主婦)
「買い物をさせると金銭感覚が身についてよいと思う」(54歳・その他)
「庭の草取り。庭を整えることで、公道等にも注意を払うようになった」(58歳・主婦)
小学校3~4年では、お風呂掃除を担当させる家庭が低学年よりも多く見受けられました。好きなスポンジを選ばせてあげるのは、いいアイディアですね! また、自分の担当のお手伝いを決めている家庭もあるようです。
「小学校高学年」ひとりで全て完結できる子も!
null「料理のお手伝い」(45歳・主婦)
「洗濯、掃除機。私が仕事から帰ると終わっているから助かる」(50歳・デザイン関係)
「買い物。食料品がいくら位の値段で売られているのか、同じ商品でも何処のスーパーが安いのかを自分で見て体験し、考えて購入する事ができるようになりました」(58歳・主婦)
「洗濯物のとりこみ。帰ってくる時間が遅いので、一番に帰ったらとりこむルールを決めたら率先して家事を手伝ってくれた」(51歳・主婦)
小学校5〜6年では、子どもの役割を決め、親と家事を分担している家庭もありました。これまで1つの家事の一部分を分担させていたのが、最初から最後までやってくれるようになると、子どもの自信につながり、親も確かな成長を感じられそうです。
「中学校」では複雑な家事にも対応できるように
null「洗濯。方法が分かってくる」(51歳・公務員)
「料理。私の作った料理に文句ばかりだったが、自分でやってみると大変なことがわかったのかあまり文句を言われなくなった」(45歳・その他)
「掃除。整理整頓ができるようになった」(63歳・主婦)
中学校になると、料理や洗濯など、複雑な家事ができるようになったとの声も。料理から片づけまでを体験することで、日々のご飯のありがたさがわかってくれたら親としても嬉しいものです。
今回は、子どもにさせてよかったお手伝いを年齢別にご紹介しました。
忙しいときには「やらせるより、自分がやった方がラク!」とイライラするときがやってくるかもしれませんが、任せる・待つ・習慣化させる、の3ステップで子どもの自主性が育っていくと信じたいものです。