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自宅で簡単「こねないフォカッチャ」は焼きたてが絶品!【お米農家のヨメごはん】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・16歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載134回目。
今回は、捏(こ)ねずに簡単フォカッチャ作りと、この時期ならではの作業所での仕事?遊び?についてお伝えしたいと思います。

作業は数分というお手軽さ!

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気が向いた時に時々、パンを焼く。

でもやっぱり、捏ねたり発酵させたり時間も手間もかかるイメージが強いので(実際にはそうでもないパンも多い)億劫になる。

そんな時でも安心(?)なパンと言えば、フォカッチャ!

ボウルの中で材料を混ぜて、ゴムベラを使って折りたたむようにするレシピが、ネット上にたくさん溢れている。その中から、自分が美味しそうだなと思ったものを試すだけ。

発酵の時間は必要だけれど、実際の作業時間はほんの数分というお手軽さ。

ボウルから直接オーブンペーパーに生地を広げるから、捏ね台を用意する必要がないのもいい。適当に手で広げていっても、なんとなく様になる、気がする。

オリーブオイルとローズマリーだけでも十分に美味しい。でも今回は、ブラウンマッシュルームをたっぷりのせてみた。

最近はこんな田舎のスーパーマーケットでも、新鮮なマッシュルームが手に入る。

その断面を見ているだけでもう、美味しそうだ。

焼き上がったら、あらら、あんなにたっぷりのせたはずのマッシュルームが、縮んで無残な姿に(苦笑)。

次回また作る時には、ある程度焼き上げて、頃合いを見てマッシュルームをのせる事にしよう。

休日の、早い時間の夜ごはん。カボチャの淡い味わいのスープと、キャベツたっぷりトマトを添えたサラダと一緒に。雨の日も多いけれど、日が長い時期なので夕ごはん時も明るいのが嬉しい。

思い立ったらすぐに作れるのが、フォカッチャのいいところ。そして、焼きたて熱々を食べられるのが、家でパンを焼く醍醐味だ。

ついつい手が伸びる美味しさ、また作ろう。

娘が友人とディズニーランド。お小遣いの攻防戦!

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さて突然ハートの写真、これは先日、娘が友達とディズニーランドに行った時のもの。何カ月も前から計画して、準備して、楽しみにしていた、期末テスト明けのお出かけだ。

日本海側に面した北陸地方に住んでいると、気軽に行ける場所ではない。高校生になっても、ディズニーランドに行くのはちょっとした冒険だ。

行きも帰りも夜行バスを利用。そんな弾丸旅行も、若い時ならではだろう。現地から送られてきた何枚もの写真は、今どきの子ならではの撮り方・写り方ばかりで、なんとも微笑ましかった。

そして本題、お金の清算だ。

私が子育てで最も悩んだのは、もしかしたらお小遣いの額かもしれない。この時代、月に一体いくらのお小遣いが適当なのか。正解がよくわからない。

中学生の時は月2,000円だったのを、高校生の今は3,000円にしている。日々のちょっとした支出、例えば下校時のオヤツや気になってるプチプラコスメ、使ってみたい文房具くらいなら、全く問題がない金額だ。

年に1、2回あるかないかの、友達とカラオケに行ってご飯を食べてくるというイベント時は、使った分のレシートと引き換えに、特別にその分だけお金を渡している。但し、今回のディズニーランドのような大きなお出かけの時は、レシートがあっても全てを認めるわけにはいかない。

ここで娘と私との、攻防戦が繰り広げられる。

このオヤツは食べ過ぎじゃない? このお土産は自分が欲しかった物なんじゃない? いやこれは、朝早かったからお腹が空いて。おじいちゃん・おばあちゃんへのお土産も兼ねている等々。

レシートを1枚1枚チェックしながら、折り合いをつけていく。レシートがないものはもちろん清算不可。

今のところこれで、我が家はうまくいっている……と思う。

そうして娘は、高校卒業時にまたディズニーランドに行きたい、今度はシーと合わせて2日フルで満喫したいと、お小遣いを貯金し始めた。

目標があるのはいい事。その日はすぐにやってくるだろう。

つまりは、あっという間に娘も高校を卒業して、家を出ていく日が来るという事だ。そんな事をぼんやり考えながら、貯金の管理を引き受けた。

田植え機の名前は「さなえ」です!

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さて梅雨まっさかり、蒸し暑い雨の日々なので田んぼ作業ものんびり。作業所に籠るには、絶好の季節だ。

やっと田植え機の掃除と整備に取りかかっていると聞き、写真を撮りにきた。
ら、あれ、なんとなく田植え機の雰囲気が変わっている……?

2カ月ほど前の田植え作業中の写真を比べてみた。なんと、青い部分が黒くなっているではないか。

旦那さんはこういう、色に対するこだわりが強いのか、単に暇なのか、時々農機具をペイントしては楽しんでいる。

これまでも、トラクターをオレンジから銀色に、軽トラを白からネイビーブルーに塗装した事がある。私が知らないだけで、他にもっとあるかもしれない。

黒くペイントされた田植え機、その名も「さなえ」。

自分が乗っていて楽しい農機具ならきっと、作業も捗る事でしょう!

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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