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簡単なのにごちそう感!「ラムチョップ」は忙しい時期の味方です【お米農家のヨメごはん】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・15歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載120回目。

今回は、年末の忙しい時期にお勧め! 簡単だけどごちそう感のあるラム肉の煮込みと、バースデーケーキや年末年始のお休みについてお伝えしたいと思います。

ラム肉は簡単で華やかに!

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この連載でも時々登場しているラム肉。大好きなので、冷凍庫に常備している食材の1つだ。

ジュッと焼くだけでも美味しくて、何よりごちそう感が出る。

今回はモロッコをイメージして(行った事はありません、あくまでも私の個人的なイメージです)、スパイスを使った煮込み料理を作ってみた。

強火でこんがり焼く。
クミンシードを炒めると独特の美味しい香りが。
ヒヨコ豆とトマトも相性抜群。

しっかり目に塩胡椒したラムチョップを、オリーブオイルで焼いていく。

強火で両面にこんがり焦げ目がついたら、取り出して、同じお鍋で、ニンニクのみじん切りとクミンシードを弱火で炒める。

香りが出てきたら、スライスした玉ねぎを入れる。あればパプリカやズッキーニも入れたかったけれど、冷蔵庫にはなかった。ので、玉ねぎだけで潔く。

ラム肉を戻し入れ、水とトマト缶、ひよこ豆の水煮を入れて煮込む。赤唐辛子と、あればコリアンダーパウダー等のスパイスも入れる。弱火で15分くらい、仕上げに塩こしょうで味を整えれば完成。

とってもお手軽なお料理だけど、器にこだわればご馳走感が出る。パセリも散らせば彩りも良し。あとはサラダとパンを添えて。クスクスなんかがあれば、パリの食堂にいる気分を味わえる、かも。

そして大事なのがワイン。少し軽めの赤、ナチュラルワインを合わせてみた。

ホリデーシーズンのこの時期、忙しいけれどちょっと華やかな食卓にしたい。そんな時はラム肉、お勧めです。

そして娘は、旦那さんのバースデーケーキを作った。
旦那さんの為にというより、自分の好きなキャラクターケーキを、単に作りたかっただけ?

一応は旦那さんのバースデーケーキなので、おめでとうの歌を歌っていたけれど、一番に喜んでいたのは娘。

自分の欲しいものを誰かにプレゼントするのがいいと言われてるのだから、自分が食べたいケーキを作るのも正解だろう。ものすごい勢いで食べていた娘。

でも、キャラクターを表すチョコレートのトッピングは、ちゃんと旦那さんのお皿に添えていた。そこに娘の、ちょっとした成長を感じたひと時。


 

さて年末年始のお休みのお知らせ。

既にお休みに入っていて、1月3日まで家族で過ごす予定。こうして長期のお休みをしっかり確保できるのは、農家ならではだと思う。

今年は猛暑の影響を大きく受けた年となったが、来年こそは天候に恵まれ豊作になりますように。……と、どこまでもお天道様まかせになってしまうけれど、自分達ができる事はしっかりとやりきり、逆らえない天候は受け入れる。

この連載も子育ても米作りも、ぶれないけれどしなやかな姿勢で2024年を送りたいと思います!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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