娘(中3)のリクエストで鶏ハム作りに挑戦!
nullやっと「鶏ハム」というものを作ってみた。以前から娘のリクエストが入っていたのだが、鶏むね肉に対して何となく苦手意識がありスルーしていたのだ。
娘曰く、高たんぱく低カロリーで最高の食材だとか。スポーツ選手に最適そうだけれど、ダイエットにも良さそうだ。
コンビニのサラダチキンとやらでお茶を濁した日々に別れを告げ、重い腰を上げて作ってみた。ら、とっても簡単で美味しく、それでいていろいろ活用できる。
鶏むね肉もお手頃価格。
もっと早くと後悔する事はたくさんあるけれど、鶏ハムは、ダントツで上位に上がる程に後悔した。 それくらい素晴らしいものだった。
作り方は本当に簡単なのだが、少し時間がかかるのが難。とはいえ放置しておくだけなので、今では思い立ったら作るようにしている。
味の決め手はこれ、砂糖と塩と出汁パック(の中身)。
これをよく混ぜてお肉にすり込みんで、ラップしたら冷蔵庫へ。 ゆっくり味をしみこませたいので、最低一晩は冷蔵庫で寝かせる。
よく味が染みたお肉を、沸騰する直前のお湯に入れ「中火」で茹で、あとは火を止め、冷めるまで蓋をして放置。それだけ。 コツは、グラグラ沸騰したお湯で茹でない事。それだけで、しっとりした鶏ハムができる。
茹でる時間はサイトで調べると料理の先生によって色々。ただ鶏肉は食中毒の危険もあるので、加熱はしっかりするよう注意したいところです。
冷めたら食べやすい大きさにスライスして、サラダや麺の具にしたり、バケットにサンドしたり、 いろいろ使える。 多めに作っておけば、とっても便利だ。 食べ応え満点なのに、低カロリーなのも嬉しい。
今回はこの鶏ハムと、茹で汁も余すことなく使って茶碗蒸しを作った。
具材は他に、椎茸と小松菜。 海老や銀杏、蒲鉾や三つ葉があると、本格的な茶碗蒸しになるだろう。 でも、家にあるもので十分な気がする。
何故なら、鶏ハムを茹でた茹で汁が十分に美味しいから。
卵と茹で汁の割合は1:3。この時は、卵2個に対して茹で汁350mlほどにした。 卵をよくほぐして茹で汁を加えたら、味付けは塩少々のみ。 ほんのり甘みが欲しければ、砂糖や味醂を加えても。
卵液は濾(こ)すのが当たり前かもしれないけれど、洗い物も増えるし手間だし、家庭で食べる茶碗蒸しなら濾さなくてもいいと思う。もちろん、食感を大事にしたいなら濾すに越した事はない。
具を並べたお皿に、そっと流し入れて蒸す。
蒸気が立ったお鍋に蒸籠(せいろ)を重ねて、まず強火で5分。その後は弱火で20分ほど蒸す。
蒸し器や蒸篭がなければ、フライパンやレンジでもいいだろう。 いろんな方法がネットにたくさん紹介されていて、便利な時代になったなと思う。
ちなみに蒸篭を使う際の知恵のひとつが、フタの間に菜箸をかませること(この日はやらなかったけれど……)。こうすると隙間ができるおかげで、茶碗蒸しに水滴が落ちず、蓋に布巾を巻かなくても大丈夫。温度も上がりすぎないので、「す」が入る心配もなく一石二鳥。
さて蒸しあがった茶碗蒸しは、トロトロな仕上がりに!
大きな器だとご馳走感もあって、ちょっとした集まりにも良さそう。
大きなスプーンですくってみたら、柔らかすぎて大変な事に……。 中までしっかり火は通っていたけれど、お汁は多い仕上がりになった。でも、お味噌汁を用意しなくてよくなり、これはこれで良かったという事にしておこう。
茶碗蒸しがご馳走だから、あとは冷凍しておいた栗ごはんをチンして、残り物のおかずを並べただけのお昼ごはん。
鶏ハムと茹で汁で作る茶碗蒸し、この先の寒い日々、我が家の食卓に何度も登場する予感大だ。
手間と時間をしっかりかけた「堆肥」を散布!
nullさて農作業の方はというと、 仕込んでおいた堆肥(たいひ)がいい感じに熟してきたので、田んぼへ散布する事に。 トラクターで堆肥をすくって、堆肥を散布する農機具に積んでいく。
完熟の堆肥はご覧の通り、さらっさら。 匂いも全くしない。 手間と時間をしっかりかけたからこその、仕上がり具合だ。
田んぼに移動して散布していく。キャビンがない農機具なので、雨の日や風の日、寒い日は、なかなか厳しい作業だ。
けれど、写真のようなお天気の日は、本当に景色が美しい。少しずつ下がってくる紅葉のラインも、見ていてしみじみ秋を感じる。 そして雪の白い色も、気になる……。
11月に入り暑い日もあったが、今はグッと冷え込んだ日が続いている 。天気予報にも雪マークが登場してきた。 全ての田んぼに堆肥を散布したら、すぐにトラクターで起こさなくてはと焦る。
もうしばらく田んぼでの作業が続きます!
愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。