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大量の「キュウリ」はサンドイッチで!さっぱり美味しい作り方はこんな風に【お米農家のヨメごはん#112】

こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・15歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載112回目。

今回は、大量にいただくキュウリで作ったサンドイッチと、稲刈り直前の田んぼの様子をお伝えしたいと思います。

サンドイッチは「ひと手間」が大切!

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夏休みがやっと終わった……!!
もう、どうにもこうにも辛い日々だったけれど、何がどう辛いのか、 整理して書こうとするとよくわからなくなる。自分のパーソナルスペースが脅かされる事、予定していた時間通りに物事が進まない事、私自身の育児のストレスは、主にこの2つが原因だ。

子どもが大きくなっても、長い休みを迎えるとこれに悩まされる。 地味に心身にこたえるのだ(個人の感想です)。

そんな辛い夏休みが終わる直前のお昼時、娘は宿題に追われている。手前には、いただき物のキュウリ。

この夏もキュウリをたくさん食べてきた。さてシーズンも最後の最後、ちょっと食傷気味だ。でもせっかくだから、美味しくいただきたい。

そうだ、最近SNSでよく見かけていた(私の周り限定かもしれない)キュウリのサンドイッチを作ろう!

作り方はいたって簡単。キュウリを薄く斜めにスライスして軽く塩を振り、馴染むように揉みこむ。少しおいてしんなりしたら、よく水分を絞る。

いつもは適当に手で絞るだけだけど、今回はサンドイッチにしたいから、ペーパータオルも使って水分を絞った。

さらに広げたペーパータオルの上で、水分をよくふき取る。なにせキュウリが主役のサンドイッチだ。 このひと手間こそが、サンドイッチを美味しくしてくれる、はず。そう信じて丁寧に。

余計な味付けはしない。その分、パンにたっぷりとバターを塗って。

その上にキュウリを置いて、上にパンをのせたら少し手でおして馴染ませる。ラップでピタッとくるんだり、上からまな板と重しをのせて置いてもいい。

シンプルなキュウリのサンドイッチ、完成! キュウリだけだとちょっと寂しいような気がして、卵サンドも作った。 茹で卵を潰してマヨネーズ・塩胡椒した具は、誰からも愛される味わい。

 

さてさて、サンドイッチを作ると必ず出るもの、それはパンの耳。 娘が目ざとく見つけて、ササっと台所に立った。

パンの耳で作るものといえば、お約束のこれ。 バターでカリッと炒めて、シナモンシュガーをふれば完成。簡単にできる美味しいおやつ。 これが食べたくて、サンドイッチを作っているのかもしれない。

ではいただきましょう!

田んぼから戻ってきた旦那さんも一緒に、3人でお昼ごはん。

辛い夏休みではあるけれど、こうして家族で食卓を囲める大事な時間でもある。……と自分に言い聞かせて(笑)。サンドイッチをほおばる時間は、何だかんだやっぱり幸せだ。

今年は稲の実りが早い!

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さて、稲刈り直前の田んぼの様子。今年はここに書くまでもなく、猛暑が続いた夏。

立秋が過ぎてもまだまだ暑く、9月の天気予報も35度前後の数字が並んでいる。感覚がマヒしそうだ。

この暑さのせいか、稲の実りも早い。 例年より5日程早く、稲刈りが始まろうとしている。

新米の予約も始まり、私の仕事(主にお米の問い合わせ対応)も忙しくなってきた。

美味しい新米をお届けできるよう、私は事務所で旦那さんは田んぼで、それぞれの仕事に頑張りたいと思います!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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