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娘(14歳)も手が伸びる「そら豆」の食べ方はこんな風に!【お米農家のヨメごはん#97】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載97回目。

今回は、外は雪でも食べ物は春! 大好きなそら豆で一足お先に春のお料理と、農機具とじっくり向き合う季節についてお伝えしたいと思います。

ひと足早く「そら豆」をいただく!

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毎年お取り寄せさせてもらっているそら豆が、今年も鹿児島から届いた。

こういう時に、日本が南北に細長い国だという事を思い知らされる。雪が降る極寒の北国もあれば、ポカポカと暖かい南国もある。ここ富山ではそら豆は初夏の味覚だけれど、鹿児島は1月からそら豆が収穫できるそう。

とはいえ、先日の大寒波では鹿児島にも雪が降り被害があったと聞いている。自然に抗わず受け入れ、時に諦め、時に感謝する。努力や技術だけではどうにもならない面がある農業という仕事について考えつつ、今年もそら豆を有難く美味しくいただいた。

一足も二足も早い春の味覚だから、まずは春色のお料理を。たっぷりのニンニクで、ペペロンチーノ風のスパゲッティ。エビは炒めすぎず、柔らかなピンク色に留めて、サッと茹でたそら豆を最後に合わせた。

エビもそら豆も、どちらもたっぷり使ったのがポイント。

お店ではこうはいかない。家で作るからこその贅沢だ。

次のお料理は、春巻きの皮で包んで揚げたおつまみ。

そら豆は、薄皮を剥くのがとにかく手間。でもこの時期のそら豆は、薄皮はまだそれほど硬くない。油で揚げてしまえば、口当たりもほとんど気にならない。

4等分した皮で薄皮ごと1粒2粒巻いて、少なめの油で揚げる。味付けは塩とレモンのみ。彩りが欲しくて、サヤをお皿に載せて盛り付け。

ビールが進む!

最後はフリット。

小麦粉を炭酸水で溶いて、粉チーズを混ぜた衣をまとわせて揚げてみた。サックサクで、ほんのりチーズの風味が漂う。そら豆が苦手な娘もこれなら食べられる!と手が伸びていた。

シンプルな塩ゆでが美味しいそら豆だけれど、 今年もいろんな味わいで堪能。

ご馳走様でした!

苦手だったそら豆を少しづつ食べられるようになり、味覚も成長しているように思える娘。だが、こういう姿を見るとまだまだ本当にだらしないというか、何というか……。

休日は1日中パジャマで、スマホ片手に動画配信サービスを見まくっている。

でもこの時期は、大好きなアニメから離れてNFL(アメフトのプロリーグ)のゲームに夢中。日本の中学生で、アメフトをここまで夢中になって見るのは珍しいかもしれない。

子供の成長には環境が大事か否か、という議論になる事がある。環境が全てではないだろうけれど、でも、NFL大好きな私たち両親の多大なる影響だろう。

楽しみにしていた試合は、録画していたのに電波障害でこのありさま……。

がっかりしながら、応援していたチームが勝ったか負けたかをTwitterでチェック。あぁーーーー!と家族で声を上げてしまった。

オリンピックやワールドカップも見るけれど、毎年この時期に必ず開催されるNFL。今シーズンも残すところ、あとはスーパーボウルだけ。ワイワイ盛り上がれるスポーツ観戦は、我が家の大事なコミュニケーションツールの1つ。最後までしっかり娘と一緒に楽しもうと思う。

「農機具」とじっくり向き合うのに最適な季節

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さて今日も、なかなかの勢いで雪が降っている。

この時期は作業所にこもり、じっくり農機具と向き合うのに最適だ。寒いので気持ちを奮い立たせないと作業できないが、好きな音楽をかけたりPodcastを聴いて、黙々とこなす。

コンバインは内部構造がとにかく複雑。ギザギザな部品も多く見ているだけで痛そう。

はずせる物はすべてはずして、掃除していく。ゴミやホコリやワラやモミが、奥の奥に入り込んでいるのでなかなか大変。エアコンプレッサーも使って、吹き飛ばしていく。

内部は暗いからヘッドライトが必需品。埃もすごい勢いで舞うので、マスクも必ず。

これが、しっかり掃除したという証なのか、それとも放置していた代償か。

数年前に更新したコンバイン、少しでも長く使い続けられるようにしっかり掃除して整備しました!

濱田さん一家の『濱田ファーム』ホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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