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来客メニューにも!簡単アレンジのオーソブッコ風「豚肉煮込み」【お米農家のヨメごはん#90】

こんにちは! 富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・14歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載90回目。

今回は、休日ランチに初めて作ったオーソブッコと、まだまだ続く田んぼでの作業についてお伝えしたいと思います。

オーソブッコ…風の、豚肉の煮込み

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稲刈りが終わり新米お届け作業も落ち着いてきて、気持ちに余裕が出てきた日々。

暑いとお料理をするにも気合が必要だったけど、清々しい秋晴れが続くと、ちょっと手の込んだお料理も頑張れる気がする、ような気がする……。というわけで、初めて作ったオーソブッコ、風の豚肉の煮込みについて書こうと思う。

オーソブッコは、ミラノの郷土料理。本来は骨付きの子牛スネ肉で作るそう。今回は簡単に入手できる、豚肩ロース肉で作ってみた。さらに大幅にアレンジして我流なので、もはやオーソブッコではないかも……。

ともあれ、みじん切りにしたニンニク、玉ねぎ、人参、セロリをオリーブオイルで炒めて、 別のフライパンで焼き色を付けた豚肩ロースを投入。

白ワインを振り入れアルコールを飛ばしたら、少量の水とざく切りにしたトマトを入れて、あとはローリエと煮込むだけ。 仕上げに塩胡椒。 ちょっと手の込んだお料理と書いたけれど、やっぱり手軽なお料理かもしれない。

でも、香りも見た目も本当に美味しそう! 刻んだパセリをたっぷりかけて、爽やかな味わいに。

これは来客用にも喜ばれるかも

パセリがたくさんあったので、パセリのサラダも。

よく作るドレッシングは、マスタードとオリーブオイル、白ワインビネガー、塩胡椒と少しのお砂糖をよく混ぜたもの。に、細かく刻んだ紫玉ねぎを、マリネするように漬け込んでおいた。

細かくちぎったパセリとハムをお皿に盛り、ドレッシングを回しかけて完成。

休日なのでワインもたっぷり、お土産にいただいた山形の白ワイン一升瓶!

娘が何故か嬉しそうに抱えて、写真に写ってくれた。 一緒に飲めたらいいのだけれど、今はその日を楽しみに、親だけゴクゴク飲む。

この子は将来、たくさん飲むようになるのだろうか。 何を好むようになるのだろう、ビールか、ワインか、日本酒か、はたまたウイスキーか。 娘と飲みながら、食べてお喋りを楽しむ時間を想像してみる。

早く成人して一緒に飲みたいと思いつつ、でもやっぱり今は、10代だからこその青春を謳歌してほしい。

この時代にも青春という言葉は存在しているのだろうか。時代は変われども、若さなりのたくさんの失敗と成功を体験して、大人への階段を上ってほしい。

来年の米作りが始まっています

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さて11月に入り、新米お届けも落ち着いたので農作業を再開。

田んぼで堆肥の散布をしている。秋晴れの、少し肌寒い夕暮れ時にこの写真を撮った。

ずっと奥に広がっていく山々は、少しづつ紅葉が下に降りてきて、 山頂は雪化粧され白く色づいている。 惚れ惚れするような景色……を見ながら農作業できる幸せ。

たい肥は、乾燥調製(刈り取った籾を乾燥させ籾殻を取り選別機にかけて玄米にする作業)で大量に排出された籾殻(もみがら)で仕込んだ、自家製だ。 米ぬかや微生物と一緒に、1ヵ月以上も熟成させたもの。

米作りは土づくり。

来年の米作りがもう、始まっています!

濱田ファームのホームページはこちらから。

濱田律子
濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにも係わらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。黒部の専業米農家『濱田ファーム』はこちら。

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