目にも鮮やか!ボリュームサラダ
null立春を過ぎて2月後半になっても、外はまだまだ寒い。 激しく雪が降る日もある。 日本海側の冬の空は、基本的にどんより黒い雲に覆われているので、 朝から真っ暗で気分も鬱々としがちだ。 だからこそ、食卓くらいは彩りよく気分を上げていきたい。
そんな時に手っ取り早いのが、サラダだ。 色とりどりの野菜や果物を取り入れて、 一皿で満足できる(実際にはできないけれど)ボリューム満点なサラダを作る。
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まずは、大好きなシーザーサラダ(もどき)。 本場はアンチョビを使った濃厚なドレッシングがお決まりだけれど、 さっぱりと塩胡椒とレモンのみで。 その代わり、カリカリに焼いたベーコンをたっぷりしのばせた。
歯ごたえのあるロメインレタスと、半熟気味に茹でた卵がぴったりな組み合わせだ。
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今はキンカンの美味しい季節だから、キンカンもサラダと合わせてみた。
ビタミンたっぷりで酸味と甘みのバランスが良く、サラダにとても合うと思う。 茹でたスナップエンドウに塩胡椒、オリーブオイルを回しかけるだけ。 キンカンがいいアクセントになって、特別な味付けは必要ない。
鮮やかなオレンジで、目でも楽しめるサラダの出来上がり。
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定番のトマトとモッツアレラチーズのサラダ、というより前菜だろうか。 これは、もう文句なしの美味しさ。 たっぷりと胡椒を挽くのが好み。
特にドレッシングを用意する必要がないのも嬉しい。 ワインも進むから、週末の食卓にぴったり。
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最後に、この時期だからこそお勧めのミモザサラダ。春を感じるサラダは、食卓を明るくしてくれる。
一見作るのが難しそうに見えるけれど、必要なのは冷蔵庫にある野菜と卵だけ。 茹で卵は黄身と白身に分けて、それぞれザルで濾して散りばめる。 ドレッシングはさっぱりお醤油系でも、こっくりクリーミー系でもお好みで。
3月に入るとすぐに、ミモザの日と称される国際女性デーがやってくる。 男女格差指数120位(2021年の統計)という日本で、でも私はそれなりに幸せに暮らしている。 普段、格差を気にする事はほとんどない。
そんな私に何ができるか考えて、10年ほど前から遠く離れた地で暮らす女の子の成長を見守っている。 元気に育って学校にちゃんと通えますように。 その前に見守っていた子は、幼くしてマラリアで亡くなった(今でも世界で2分に1人が亡くなるそう)。
日本で生まれ健康に成長し、毎日あたりまえのように学校へ通う我が娘と比べると、 世界では、5歳まで生きられない、学校に通えない、早く結婚させられる等、大変な暮らしをしている子どもがたくさんいる。 今はまだ自分中心に世界が回っている娘もいつか、世界に目を向けて、考えて、自分で行動できるようになって欲しい……そう思いながら、美味しくミモザサラダをいただいた。
食卓も「花」の力を借りて!
食卓を彩るもう1つはお花! ズボラな性格なので水を交換するのは億劫だし、 その前にこうして花瓶にいけるセンスが全くない。 ついでに観葉植物は全て枯れていく……。
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けれどもやっぱり、お花の魅力には抗いきれない。 この色合い、こんもりしたフォルム、あぁ、なんて可愛いんだろう!
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富山の県花でもあるチューリップは、実は今が最盛期。 雪が降りしきる冬だが、ビニールハウスの中ではスクスク育っているそう。 ご近所の農家仲間さんから、こんな可愛いチューリップを分けてもらった。 日に日に蕾が膨らみ色づき、そうして咲いていく様子は、見ていて飽きない。 毎日の水替えも頑張ってしまう。
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お野菜やお花からエネルギーをもらって、食卓に彩りを添える。 メインのおかずが冷食だったり手抜きだったりしても、 これでもう十分なのではないだろうか。
雪のシーズン、農作業はひと休み。
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雪が降る寒い日が続いているので、農作業もちょっと一休み。 事務所前に軽トラが停まっている日も多い。
暖かい所内で、たまっている事務仕事に励む旦那さん。 ついでに確定申告もお願いしたいところだけれど、それは私の仕事のようです……。
頑張ります!
濱田律子
愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。