子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

庭が欲しい!と決めたら、どんどん東京からの距離が遠のいて…【湘南に家を建てて移住してみたら…#3】

こんにちは。3歳と8カ月、二人の子育てに奮闘中のファッションエディター・小池です。

我が家はこの春、子育ての環境を最優先に考え、東京都内から湘南へ引っ越しました。気持ちも服装も、生活も仕事のスタイルもガラッとチェンジ! そこで初めての家づくりの「理想と現実」や、新しい暮らしにまつわる苦労、引っ越して得たものなどなど、これから連載でお届けいたします。

連載第3回目は「土地探しの実際」をリアルにお届けします。

「庭が欲しい」と思うと、どんどん東京から離れていく…

null

駅近で便利だった東京のマンションから、子育ての環境を考えて引っ越すことを決め、家探しをスタートしてから約1年。

どんな物件がいいのか、当初はやみくもに探しているうちに、だんだんと自分たちが求めている暮らし、家が見えてきて“庭付きの戸建てを注文住宅で建てよう”と決まった、というところまでが前回のお話(『連載#2 難航した家探し。1年半ほどかかってしまった最大の理由は?』)。

やっと土地探しまで辿り着いた私たち家族。

最初はなんとなくあるといいな、くらいに思っていた庭に対する気持ちが次第に高まり、庭をつくるには土地が広くないと、という気持ちに。

予算内で探していくと、当然どんどん都心から離れていきます。

色々探している中で、予算はマッチするけどその街に本当に住みたい?などを考え、どうせ遠くから東京に通うなら、いっそ、海の近くはどう?と「湘南」という案が浮上。

夫の職場は東京都内ですし、私も仕事は主に東京なので、そんなこと可能なのか……と思いつつ、探してみることにしたのです。

実際に湘南エリアに行ってみると、空が広くて気持ちがいいし、空気もいい。子どもを育てるには最高の環境なのでは、と思うようになりました。

最終的にはコロナ禍で庭が欲しい気持ちに拍車がかかり、タイミングよく“リモート会議”という新たな選択肢も生まれたことで、エイッと背中を押してもらった気がします。

わたしたちの土地探しは、自粛期間とかぶっていたこともあり移動は最小限に、そして極力人に会わないよう、不動産屋さんと待ち合わせなどはしませんでした。

車で直接現地に行き、外から雰囲気を確認するという感じで家探しを進めました。

そして、予算と広さと雰囲気、さらにハザードマップも考慮して、最終的に3つの町に絞りました。

視察は、時間帯を変えて何度も。

null

土地を選ぶとき、主にチェックしたところは……

  • 周辺の雰囲気
  • 公立の小中学校とそこまでの通学路
  • 近くの公園
  • 駅からの道と距離
  • ゴミステーションの位置

公立の小中学校は、ハザードマップと照らし合わせたり、周りの環境の確認。通学路は日中だけでなく、夕方にも見に行きました。

家の前の道路の道幅だったり、近くの公園も通りすがりにチェック。駅からの道や距離なども確認しましたが、車生活になりそうと感じていたので、距離はさほど重視しませんでした。

ゴミステーションの位置も気になったので確認。

決めたのはココ。坂の上の閑静な住宅地。グリーンの生垣に囲まれていて、以前住んでいた方の古家がまだ残っている状態での購入でした。

ハザードマップを見て高台を選んだので、坂道は覚悟の上。

ただ、駅からは近いけどヒールで歩くと転びそうなほど急な坂道だったり(子どもを産んでからほとんどヒールは履いてませんが……笑)、公園のすぐ横に送電鉄塔があったりと「うーん?」と悩むことも。

かと思えば緑豊かな遊歩道があったり、閑静で素敵な住宅街だったり…。

現地に行ってみて、初めて気が付く良し悪しも、たくさんありました。

そして最後は、夫婦ともに肌感覚で“いい!”と感じた土地に決定。無事に購入できました。

土地が決まったら次は家。次回は「工務店選び」についてお話しします。


小池百々子

エディター/ライター。『Oggi』『Domani』(小学館)などのファッション誌を中心に、ウェブサイト、ブランドカタログなどで編集・ライティング・ディレクションを担当。毎日笑顔をモットーに、3歳と0歳、2児の子育てに奔走中の40代ママです。2021年春に都内から湘南へ移住。インスタグラム(@mocco_photo)でもゆるりと日々のあれこれをアップしています。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載