なるべく話しかける・話しやすい雰囲気をつくる
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「できるだけ話しかけるようにしている。会話がコミュニケーションとしては最適と思うから」(52歳/その他)
「なんでも話しやすい空気感を植え付けている」(44歳/営業・販売)
「悩みがあれば、気軽に相談に乗ってあげるようにしている」(63歳/会社経営・役員)
「ゲームやワンピースの共通の話題で話をする」(44歳/営業・販売)
「何事も冗談ぽく会話をする」(62歳/営業・販売)
成長に伴って親に話しかけなくなるお子さんも多くいます。話しやすい雰囲気づくりや話題を工夫して、子どもとの対話を心がけているというコメントがたくさんありました。日常のちょっとした会話でも気配りをしている様子がうかがえます。
子どもを尊重する・話をよく聞く
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「子供という概念は捨てて一個人として対等な関係で接する」(48歳/企画・マーケティング)
「相手の言うことを最後まで聞く」(54歳/総務・人事・事務)
「お互いの意見を言いながら、相手の気持ちを知るようにしている」(51歳/その他)
「頭ごなしに怒らないようにしている」(49歳/研究・開発)
「性別の如何を問わず、子供を“1人の独立した人格”として扱う。決して子供の人格・価値観を軽んじてはいけない」(43歳/総務・人事・事務)
「コミュニケーションに関しては、絶対に上から目線で接しないこと、粘り強く向き合うこと、選択肢を示すことを心掛けています」(73歳/その他)
今回のアンケートで444人中126人と、もっとも多くの回答が集まったのが、「子どもの自主性や意見、人格を尊重する」「話を聞く」「高圧的・感情的にならない」というもの。子どもの気持ちや人格を重んじて丁寧に、そして根気強く接することは子どもの健やかな成長にとってもいい影響を与えるのではないでしょうか。
言葉遣いに気をつける
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「悪い言葉はなるべく使わないようにしている」(40歳/その他)
「言葉遣い、手を出す等々、将来的に悪影響になることは極力やらないように気をつけている」(43歳/その他)
「人を傷つけたり、差別的な発言はしないようにしている」(46歳/総務・人事・事務)
「子供の前では人の悪口を言わないようにしている」(61歳/その他)
「暴言を真似されないよう控えている」(32歳/その他)
「子は親の鏡」というように、親の姿を見て成長するもの。家庭は最小単位の社会生活を営む場所だということを考えると、親の言葉遣いや発言の内容は子どもの思考にも大きく影響します。ほかにも、「学校の友人の影響を受けて、乱れた言葉を使うのを注意する」(55歳/企画・マーケティング)と、家庭外で受けた影響に向き合うことも大切といえそうですね。
性的な話題や行動に気をつける
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「娘に対してセクハラ発言は会社以上に気を付けている」(50歳/総務・人事・事務)
「娘なので、やはり性的なことは言わないし、パンツ一丁とかでブラブラしない」(44歳/学生・フリーター)
「エロいことを言わない」(59歳/公務員)
「娘なので、性的な言動は一切しないこと。『よくできたね』ではなく『頑張ってるね』と常に挑戦させるような言葉をかけている」(48歳/その他)
「女の子特有の悩みに関しては触らないようにしている」(45歳/その他)
心身の成長に伴って、女の子は特に父親の性的な言動に敏感になることがあります。「女の子だからいつまでお風呂とか入っていいのか」(40歳/その他)という悩みを吐露した回答も。子どもの性格や成長に合わせて夫婦で意見をすり合わせたり、家族で話したりといった機会を持つのもいいかもしれませんね。
過干渉にならない・話しかけない
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「プライベートに必要以上に立ち入らない、質問しない」(56歳/金融関係)
「ここぞという時以外はあまりうるさい事を言わない様にしている」(51歳/研究・開発)
「なるべく話さないようにしている」(66歳/金融関係)
「うざがられるので構いすぎないようにしている」(44歳/公務員)
「あまり過干渉しないように心がけている」(43歳/その他)
難しい年ごろだからこそ、あまり干渉しないようにしている方もいるようです。自我が強くなってくると、親から過度にかまわれたくないと思うことはよくあります。寂しく思いつつも、子どもとの距離感を適度に保つ努力も時には必要ということでしょうか。
各家庭さまざま!その他の回答
null「母親と同時に叱らない」(47歳/総務・人事・事務)
「愛情を持って接する」(50歳/営業・販売)
「いつも変わらず。これが大事。赤ん坊のころからこちらの姿勢は変わりません」(48歳/その他)
「今はもう成人したが、小学校、中学、高校と、自己主張をしない子だったので、無言の先にある本人の意志や希望を汲み取るように努力していた」(61歳/総務・人事・事務)
「ある程度の諦観をもって接さないとやりきれない」(53歳/主夫)
「気を悪くすると喋ってもらえなくなるので、逆に機嫌を取ってしまう」(48歳/その他)
「親としての威厳をしっかり保つこと」(59歳/その他)
子どもへの愛情が感じられる回答の中には、「やりきれない」ちょっと哀愁が漂うものも。また、家庭の中での父親としての役割を意識したコメントもありました。
「親の思いを理解してもらえない」「反抗が多くなってきたので対応が難しい」「最近何を考えているかわからなくなってきた」など、子どもとのコミュニケーションに苦悩している声も多く見られた今回のアンケート。親としてどのように子どもの成長をサポートできるか、模索し続けているお父さんは多いようです。子どもの成長過程で正解にたどり着くのは難しいからこそ、親としてどのような姿勢で子どもと接するのか、日々考え続けることが大切なのかもしれませんね。