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娘(中1)と一緒に丸ごとメロンケーキを作ってみたら…【お米農家のヨメごはん#56】

こんにちは。富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・12歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らしている、そんな私たちの食卓周りの日常を、皆さんにお伝えする連載の56回目。

今回は、娘と一緒に作ったメロンのちょっぴり贅沢デザートと、やっと取りかかれた田植え機の整備についてお伝えしたいと思います。

私の人生ではない。娘の人生なのだ。

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中学生活にも慣れてきて、リズムが出てきた娘。毎日とても楽しそうに学校生活の様子を報告してくれる。小学生の時は聞いてもあまり答えてくれなかったのに、今はこちらから聞かなくても目を輝かせて教えてくれる。

それだけ楽しいのだろう。勉強の事、先生の事、学校のレストランの事、登下校のバスの事、などなど。

ただ部活は、これまであまり経験した事がなかった上下関係、つまり先輩後輩の関係性について戸惑っているようで、ちょっと大変そうだ。

入学前に入りたいと思っていた部活動は、土日も休みなく練習がありかなり大変そうだと、違う部活を選択した娘。親としては大変でも土日に練習があっても、何か1つ打ち込めるものがあった方がいいのでは?と思っていたら、娘は私の気持ちを見透かしていた。

「お母さんはそちらの方がいいみたいだけれど」と遠慮がちに、自分の入りたい部活を告白した娘を見て反省。親の希望を押しつけていないつもりだけれど、どこかでそれを感じさせてしまっていたみたいだ……。

危ない危ない。このまま行くとこの先は、親が望む大学、親が望む就職先、親が望む結婚……と、際限なく続くのかもしれない。私の人生ではない。娘の人生なのだ。 娘がやりたい事を娘自身が見つけてきたのだから、当たり前だけれど娘の希望する部活でいい。 私が想像もしていなかった部活、今後の活動が楽しみだ。

「メロン丸ごと」ケーキを作ってみました

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というわけで、土日しっかり休める部活に入った娘と一緒に、久しぶりにケーキを作った。 SNSで見てすぐに作りたい!食べたい!と娘が希望した、メロンを丸ごと使ったケーキだ。

まずはスポンジケーキを焼く。

もうこれは、娘もお手の物。材料を用意してハンドミキサーで混ぜて焼くだけ。 2人でやると早い早い。 私は材料を用意して、次々とボウルに投入して、洗い物をして。 娘はひたすらハンドミキサーで混ぜていく。 最後の小麦粉と溶かしバターはゴムベラでさっくりと。

メロンは、この日に向けて常温で追熟させておいたのに、少し熟し度合いが甘くて、中身をくり抜く作業が大変だった。 次回、もしまた作るとしたらこれが課題になりそうだ。

中をくり抜いてキッチンペーパーで水気をしっかり吸い取った丸ごとメロンと、カットした2種類のメロン、丸く切ったスポンジケーキと生クリームを用意したら、メロンの中に詰めていく。

難しい事はなく、順番に重ねていくだけ。 だけど、カットするのが難しそう……綺麗な層になるかしら……、と心配になる。

上にくるまで何段か重ねたら、冷蔵庫で冷やして落ち着かせて。

ドキドキしながらカットしたら、美味しそうな断面が見えてきて、娘と喜ぶ。

もっとスポンジもメロンも薄くスライスして、段を増やした方が切り口は綺麗そうだけれど、 適当に作った割にはいい感じにできた! しかも、想像以上に美味しくてびっくり!

スポンジケーキを市販のものに頼れば、小さい子どもとでも一緒に楽しく作れそう。 これはお勧めです!

田植え機の整備に取りかかりました

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7月に入り、草刈りもだいたい1周回って、水もそんなに注意深く見なくても大丈夫な季節になった。 というわけで、やっと田植え機の掃除と整備に取りかかる。

田植え直後にだいたいの掃除は済ませているけれど、細かいところまでは行き届いていない。 はずせる部品を全てはずして、ピカピカにしていく。

田植え機はもう17年も使っていて、なかなかの古さになってきた。 まだまだ余裕で使える!と旦那さんが言っているので、 それではお言葉に甘えて、この先もできるだけ乗ってもらおう。 その為にも、しっかり掃除と整備を頑張ってもらいます!


濱田律子

愛知県生まれ、千葉(スイカの名産地・富里)育ち。大学卒業後カナダへ。バンクーバー、カムループス、バンフと移り住み、10年間現地の旅行会社で働く。カナダの永住権を取得したにもかかわらず、見ず知らずの富山県黒部市で農家に転身。米作りをしながら、旦那とココ(娘)と3人で日々の暮らしを楽しんでいます。

濱田ファームのHPはこちらから。

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