造りが秀逸!難しさも調整できるから、子どもから大人まで楽しめる!
null私自身、小学生の頃にやった「モノポリー」「人生ゲーム」は、大人になった今もとても楽しかった思い出として強烈に印象に残っています。
7歳の我が子は幼稚園や児童館でやったことはあるものの、うちでは初めてのボードゲーム! ということで私なりの基準(「子どものテンションがわかりやすく上がる」「戦略を多少考える必要がある」「できれば勉強にも少しは役立つ」)で選び、子どもに相談したところ「欲しい!欲しい!」ということで購入しました。
それが、『どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5』。ドラえもんと日本中を旅をするゲームです。
空けてまず驚いたのが、駒になるキャラの再現性! 立体で手に持ちやすく、精巧な造り。まるでドラえもんの世界が現れたかのようです。そして、進むマスを決めるためのルーレット! レバーを引くとドラえもんがタケコプターで飛び立ち、しばらくして降りてきたマスの数だけ進む仕組みになっています。
この2つだけで、子どものテンションMAX!! ルーレットをずっと回し続けています。
遊び方はというと難易度ごとにルールがありますが、一番基本的なものとなる「かんたん日本旅行ゲーム」は……、
「北海道をスタートし、日本の7地域それぞれの都市のカードを1枚ずつ買い、ゴールである沖縄にたどり着く順番を争う」というもの。
7都市のカードが揃っていないとゴール資格がありません。7都市のカードを買うためや道中の乗り物に乗るために、あらかじめ所持金が配られていてますが、それだけでは足りないので、お金をもらえる「おこづかいマス」が設定されています。
ルートはいくつかあるので、でた目の数だけ進むといっても戦略を考える必要があります。うちの息子が陥りがちだったのが、お金欲しさにおこづかいマスばかり止まること。
「お金をもらえるのはいいけど、7枚のカードを先に集めて、一番最初にゴールした人が勝ちだからね。お金たくさん持っていても、2番目にゴールしたら2番だよ」と、最初のゲームは声かけもしてみました。すると、ゲーム後半では要領を得たようで、こちらがアドバイスをすることもなく進みました。
白熱したゲームの結果、息子は2番。ものすご〜〜〜く悔しがり、ふてくされましたが、時間が立つ頃には「楽しかった、またやりたい」と。
負けても、感情のコントロールするということを学ぶのにも、役にたつゲームですね。
もうひとつレベルを上げると、他人を邪魔したり、ゲームを有利に進めたり、ラッキーやアクシデントが起こるドラえもんの「ひみつ道具」カードを使うことができたり、裏は世界旅行ができたり、と子どもの年齢に合わせて難易度を上げていくことが可能です。
日本の都市や特産物(特産品)に関しては、バッチリ覚えるよ、というわけにはいきませんが、日本の地域の大体の位置くらいなら覚えるかな〜という感じです。
ただ、社会科を学習する前のお子さんなら遊び感覚で事前学習を楽しめ、社会科の学習が始まっているお子さんには復習で覚えられる、という意味で良いのではないでしょうか。
また、公式(パッケージ)ではこのルールとお金の計算が少し理解できるであろう5歳〜となっていましたが、カードやお金のルールをなしにして、ルーレットを回しスタートからゴールを目指す単純な「すごろく」として使えばもっと小さい子でもできそうです。
エポック『どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム5』はAmazonで税込2,827円(2021年7月5日現在)。親子ともども、とても楽しめたボードゲームでした! おこもり用や夏休み用に、親子で楽しめる遊びを探している方は、チェックしてみてくださいね。
ライター・小池麻美子
大手広告代理店にコピーライターとして10数年勤務後、専業主婦、ファッション誌ライター、WEB編集を経てフリーに。広告やWEBメディアで活動中。小学生男児の母。湘南在住。「日日是好日」をモットーに、迷いながら愉しく生きるアラフォーです。