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長い時間子どもと家で過ごしてみて「あらためて気づいたこと」って何ですか?

小中学校が臨時休校の状態になってから、約1カ月。子どものいる家庭では、先行きの見えない不安の中にありながら、穏やかな日常を保とうと尽力された1カ月だったのではないでしょうか。今回は、子育て中の女性に「子どもと家で過ごすようになって、改めて気づいたこと」について聞いてみました!

35.8%の母親が「休校・休園になって日中子どもと過ごしている」と回答

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まず、保育施設や学校に通う子どもを育てている162人の女性に、子どもの日中の過ごし方として聞いたところ、35.8%が「休校・休園になって、日中、自分が子どもと過ごしている」と回答。最も多いケースとなっています。

ちなみに、他の回答については「子どもだけで留守番」(16.0%)、「学童」(4.3%)、「自分以外の家族や親族と過ごす」(8.0%)という割合でした。

今回のアンケートでは、58人の女性が日中、子どもと一緒に過ごしていましたが、休校・休園中の生活を共にすることで、どんな“気づき”を得られたのか聞いてみました。

(1)「意外な成長」が見られた

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今回のアンケートで最も多かったのが、子どもの学習態度や生活態度の成長が見られたという意見でした。

「学習習慣がいつのまにかついていて、集中力が持続するようになった」(38歳・主婦/子・小学生)

「買い物など行く時に留守番することがあるが時間がかかる時でもしっかり留守番出来るようになった」(41歳・主婦/子・小学生・中学生)

「子どもの集中力は思っていた以上に続かないが、タイムスケジュールなど考える力はついている」(39歳・主婦/子・未就園児・園児・小学生)

「自分で計画を立てて、勉強と遊びをきちんと時間の割り振りをしている」(43歳・主婦/子・未就園児・小学生)

「長男は私が言わなくてもちゃんと勉強するようになった」(35歳・主婦/子・未就園児・小学生・中学生)

「学校が休みになったら、ダラダラしてしまうかもしれない」と予想していた女性からは、子どもが自制心と自主性を持って学ぶ態度を見て、成長を感じていたようです。

(2)室内遊びが上手になった

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日中は、不要不急を避けるべく、室内遊びの機会が増えていると思われますが、どんどん“遊び上手”になっていく子どもたちの創造性に感心した母親たちの声です。

「遊びの工夫が見ていて驚かされる。できることを自分で見つけ思い思いで過ごせているのは凄いなと思った」(33歳・主婦/子・未就園児・小学生・中学生)

「工作や創作に没頭して、いろんなアイデア出してくるので驚いた」(37歳・主婦/子・小学生)

「自分で遊びを考えてするように成長したと思う」(42歳・その他/子・未就園児・園児・小学生)

新しい遊びを創り出す子どもたちの様子を見ていると、ほほえましい気持ちになりそうですね。

(3)安きに流れてしまうことも

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続いて、ポジティブな回答から転じて、ちょっとネガティブな声をご紹介します。

「宿題がないとあえて積極的に勉強をしない」(44歳・主婦/子・園児・小学生・中学生)

「全く勉強しない」(50歳・主婦/子・小学生・中学生)

「いつもよりダラダラ過ごしてしまっている。いつに何をやる、と決まっていないのでダラダラしてしまうようだ」(37歳・主婦/子・未就園児・高校生以上)

「集中力が続かない。すぐに馬鹿騒ぎする」(37歳・主婦/子・小学生)

自主学習は後回しにして、目の前のダラダラを選んでしまうという声でした。チャイムの音が鳴らない、厳しい先生はいない、クラスメイトの目もない……となると、ラクな方に流れていくのはある意味、自然なのかもしれません。なぜなら、この手の回答も非常に多く寄せられていたからです。

(4)ゲームの引力ってすごい

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急に降ってわいた“余暇”をゲームで溶かしていく子どもたちへの不安の声も寄せられています。

「やることがないのかゲームばっかりしてます」(32歳・その他/子・小学生)

「親がいなかったらゲームばかりする」(44歳・主婦/子・小学生・中学生)

「ほとんど宿題もせず、ゲームばかりしている」(46歳・主婦/子・小学生)

今回の休校期間は、「基本的に自宅待機」と先生から厳しく言われている生徒は多いようです。その場合、退屈を紛らわすためのツールとしてゲームが大活躍していました。

(5)案外、貴重な時間なのかもしれない

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普段は宿題や習い事に追われている子どもたちとゆっくりと時間を過ごすことで、うれしい発見をした女性も。

「外へ出るのも好きだけど、親と一緒に家の中で好きなことをして過ごすのも心が落ち着いてリラックスしているように見える」(59歳・主婦/子・高校生以上)

「精神的に成長していて一緒にいるのがとても楽しい」(37歳・営業・販売/子・小学生)

「遊びのなかで学ぶことを一緒にした。のんびり過ごせるのも今だけと思い、いろいろ言わないようにしている。お手伝いもよくしてくれる」(45歳・主婦/子・小学生)

ゆったりとした気持ちで好きなことをして過ごせることを前向きにとらえて、室内で楽しく過ごす工夫を重ねている家族も多いようです。

(6)学校ってありがたい

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最後は、毎日通う場所がなくなったことで、親たちが気づいたことです。

「お弁当作りが大変」(47歳・主婦/子・小学生・中学生)

「一人になる時間がなくなって、息がつまりそう」(47歳・主婦/子・小学生・高校生以上)

「体力がすごい。一日中家にいることはできない」(39歳・主婦/子・園児)

「学校がないとだらだらする」(41歳・主婦/子・小学生・中学生)

おいしい給食が出て、子どもを学ばせてもらって、体力をつけてもらって、そのおかげで日中、仕事や家事が進む。学校とは、園とは、なんてありがたい場所なのだろう……と、しみじみ感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、子育て中の女性が日中子どもと過ごすようになって気づいたこと、についてお届けしました。

思わぬ子どもの成長に気づいたり、子どものダラダラする姿にイライラして爆発しそうになったり、一緒におやつを食べてほっこりしたり……。

次々に目に飛び込んでくる国内外のニュースを見ていると心が疲れてきますが、子どもが次々ともたらす現実によって、親自身の不安な気持ちがまぎれることもあるのではないでしょうか。

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