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小学生の習い事費、月いくら?「こだわり派vs節約派」の二極化傾向が顕著に…

子どもが小学校のときには、高校や大学と比べて教育費が安く済むために「お金の貯めどき」と言われることがあります。とはいえ、習い事は別。実際には習い事にかなりのお金をかけている家庭は少なくないようです。

今回は、小学生のお子さんがいる女性に習い事とお金の事情について聞いてみました!

小学生の毎月の習い事費5,000円~2万円に集中!3万超えの家庭も…

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『kufura』編集部は、小学生のお子さんを育てている女性76人にアンケートを取り、子ども1人にかけている1カ月あたりの習い事・塾の月謝の総額について聞いてみました。(複数の小学生の子どもがいる場合は一番上の子のケースで回答)

結果は以下のようになっています。

0円・・・9.2%

5,000円未満・・・13.2%

5,000円〜1万円未満・・・30.2%

1万円〜2万円未満・・・28.9%

2万円~3万円未満・・・11.9%

3万円~4万円未満・・・5.3%

4万円~5万円未満・・・1.3%

結果を見ると、5,000円~2万円未満に6割の回答が集中。残りの回答は、“節約派”と“こだわり派”に分かれており、家庭ごとに習い事にかけるお金は大きな差があることがわかります。

続いて、「1万円未満」「1万円~3万円未満」「3万円以上」の3グループに分類し、子どもにどのような習い事をさせていて、月々いくら支払っているのか、ズバリ聞いてみました!

月々の習い事費「1万円未満」の家庭では何を習わせてる?節約の工夫は?

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まず、月々の習い事費を1万円未満に抑えている家庭では、どんな習い事をさせているのか聞いてみました。

「ダンス3,000円(年に数回ホール代やイベント参加費、衣装代で別途8,000円ほどかかる)」(33歳・主婦)

「体操教室4,500円」(33歳・主婦)

「ピアノ5,000円」(47歳・主婦)

「サッカー6,000円」(42歳・主婦)

「そろばん7,000円」(34歳・主婦)

「ダンス4,800円・習字4,000円。総額8,800円」(35歳・総務・人事・事務)

このように、1万円未満のグループの習い事の内容は、「子どもが好きなこと」「1点主義」の傾向が見られました。

習い事費の節約方法は?

続いて、習い事費を節約するために意識していることについて聞いてみました。

「ひと月いくらではなく1回ごと支払いの習い事にしている。休んだら損するので!」(40歳・その他)

「近くで送り迎えのしやすい場所の習い事にすることで送迎にかかるガソリン代などを節約できている」(33歳・主婦)

「1つだけに絞っている」(37歳・営業・販売)

「水泳は夏休みや冬休みの短期に通っている。スキーも冬休みの短期。体操も市が運営している短期のみ」(38歳・主婦)

「塾はお金がかかるので、通信教育を利用しています」(33歳・主婦)

“安い”“近い”の習い事を選んでいるほか、通信教育やチケット制活用などの回答が寄せられました。

「1万円~3万円未満」の家庭の習い事事情は?

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続いて、毎月の習い事費が1万円以上3万円未満の家庭の習い事事情をご紹介します。

「ピアノ7,000円・ダンス5,120円。総額1万2,120円」(32歳・その他)

「習字4,500円・スイミング7,000円・英語7,500円。総額1万9,000円」(36歳・主婦)

「英語1万円・家庭教師1万8,000円。総額2万8,000円」(42歳・総務・人事・事務)

「ピアノ1万3,200円・通信教育1万円。総額2万3,200円」(42歳・公務員)

「公文1万4,300円・スイミング6,600円。総額2万900円」(38歳・総務・人事・事務)

「ソーシャルスキルトレーニング1万5000円・英語教室1万円。総額2万5,000円」(39歳・総務・人事・事務)

「絵画7,000円・バレエ7,000円・バイオリン8,000円。総額2万2,000円」(36歳・主婦)

スイミング、英語、塾などの定番系の習い事に加え、“バイオリン”や“ソーシャルスキル”などの、受けられる場所が限られている習い事を選択している例も目立ちました。

習い事費の節約法は?

このグループの節約法としては以下のような回答が寄せられています。

「これ以上は習い事をしない。塾、通信教育含め、何か増やすならひとつ辞めることにしています」(42歳・主婦)

「やりたくないものを無理やりやらせても意味がないので、やめたいと言ったらあまり引き止めない」(42歳・公務員)

「発表会の衣装は普段も使えるものを選ぶ」(44歳・主婦)

「習い事は2つまでと決めている」(38歳・総務・人事・事務)

「水泳は短期だけ行く」(47歳・主婦)

このグループからは、極力習い事を厳選し、無理して通わせない……といった回答が寄せられています。

毎月「3万円超え」の家庭の習い事事情は?

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最後に、毎月の習い事費が3万円を超えている家庭の習い事事情に迫っていきます。

「ピアノ5,000円・習字4,000円・塾1万3,000円・いくつかの英語塾1万5,000円。総額3万7,000円」(31歳・デザイン関係)

「英語2万円・スイミング9,000円・ピアノ1万円。総額3万9,000円」(50歳・主婦)

「塾1万円・ピアノ1万円・水泳1万円・英語1万円。総額4万円」(34歳・主婦)

「テニス3万5,000円・塾1万4,000円。総額4万9,000円」(43歳・主婦)

英語やスポーツ系の習い事は、少人数クラスやプライベートレッスンを選択すると高くなる傾向があります。

3万円以上の習い事費をかけている家庭に教育費を抑える方法について聞いてみたところ「特にない」との回答が目立ち、以下の2例のみとなりました。

「節約の工夫は特にないが、子どもが自分自身で通えるところを選んでいる」(50歳・主婦)

「安くて信頼できそうなところを片っ端からさがした」(34歳・主婦)

また、習い事費を捻出するために「食費を抑えている」という回答もありました。

今回は、小学生の子どもの習い事費事情についてお届けしました。

小学生の習い事費は、「子どものため」という動機が絡み、青天井になりやすいとも言われています。

いろんなことを試して、将来、子どもが大人になったときに「あれをやっておいてよかったなぁ」と思ってくれたら大正解なのでしょうが、すぐには正解が出るわけではないからこそ、“お金の使いどころ”は難しいものですよね。

親子で話し合いながら、子どもにとっての「好き!」がどんどん伸びる機会を提供できるといいですね。

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