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つら~い「食あたり」、約半数の人が経験していた!一番の原因は日本人の大好きな「あの食材」

9月になっても暑い日が続いています。暑い日が続くと、困るのが食べ物の保存方法ですよね。数時間なら常温に置いても大丈夫なのか? すぐに冷蔵庫に入れるべきなのか?

食あたりしないためには皆さん、どのようにしているのでしょうか?

今回、kufuraでは20代〜60代の男女451人にアンケートを実施。食あたりの経験や対策について聞いてみました。

約半数が食あたりを経験!

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まず始めに「あなたは“食あたり”になったことはありますか?」と質問。以下のような結果になりました。

ある・・・220人(48.8%)

ない・・・192人(42.6%)

わからない・・・39人(8.6%)

なんと約半数の220人が「ある」と回答。kufura読者の2人にひとりは食あたりを経験しているという結果になりました。

一体、どのようなことが原因で食あたりになったのでしょうか? 詳しくは次の質問を見ていきましょう。

多くの日本人が大好きなアレが原因の食あたり多し!

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続いて先の質問で食あたりの経験が「ある」と回答した220人の方に、「あなたが“食あたり”になったとき、どんな状況でしたか?」と質問しました。

さまざまな回答がありましたが、多かった順にご紹介していきます。

魚介類やお寿司で当たった……!(牡蠣は除く)・・・37人(約17%)

「スーパーで買った、サーモンの寿司か丼もの。すぐに食べたんだけど、暑い日だったせいなのか、なんか生臭く気持ち悪いと思い食べるのをやめたけど、遅かった。吐いた」(31歳/女性/学生・フリーター)  

「出前の寿司をたべたら二週間下痢が続いた」(57歳/男性/営業・販売)

「バイト先の賄いの魚を食べてすぐに吐き気と下痢が続いた。もう死ぬかと思った」(53歳/女性/主婦)

「持ち帰り用の寿司を食べたら、嘔吐と下痢を繰り返し、半分意識が朦朧となり救急車で搬送されて1日入院させられた」(69歳/男性/総務・人事・事務)

生の魚介類やお寿司が原因という回答が1番多いという結果に! 多くの日本人が愛するお寿司や魚介類。美味しいですが、やはり注意が必要ですね。

特に夏など暑い季節に、お寿司やお刺身などの生ものであたっている方が多いので、夏場は鮮度をすごく気にしないといけませんね。

パックのお寿司などは、新鮮なものをその日のうちに食べきること!

牡蠣に当たった・・・35人(約16%)

「生牡蠣。しばらく激しい下痢で、身動きできなかった」(35歳/男性/総務・人事・事務) 

「飲みに行った時に食べた牡蠣で食あたりし、翌日嘔吐と下痢が激しく襲ってきて非常につらい経験をした」(54歳/男性/コンピューター関連以外の技術職)

「牡蠣を食べた翌日に、ひどい吐き気と下痢になった」(52歳/男性/コンピューター関連以外の技術職)

「生の牡蠣を食べました。それまであたったことはなかったのでひどく下して、それ以来匂いも受け付けません」(62歳/女性/総務・人事・事務)

2位は「牡蠣」の35人で1位の37人と僅差です。「牡蠣」も魚介類ですがピンポイントで「牡蠣」と回答している方が多いため、分けさせていただきました。

「牡蠣であたった」という話はよく聞きますよね。生牡蠣やカキフライに牡蠣鍋など、オールシーズンで活躍している牡蠣。

筆者も大好きなのでよく食べますが、幸運にもあたったことはないです。「前は好きだったけど、あたってからダメになった」という話もよく聞くので、あたらないことを祈るばかりです……。

何度あたっても食べるという猛者も。

賞味期限・消費期限切れのものを食べてしまった・・・18人(約8%)

「賞味期限切れのパンを食べたときに激しい下痢に襲われた」(49歳/男性/コンピューター関連以外の技術職)

「賞味期限すぎたせんべいを食べましたがだめでした」(31歳/女性/その他)

「消費期限の切れた乳製品で下痢に」(47歳/男性/その他)

賞味期限切れ、消費期限切れのものは食べるべきではないと分かっていても、「1日、2日ならいっか」とか思ってしまう気持ちはよく分かります。筆者もやってしまいます。

特に「賞味期限」の方は、「消費期限」ではないからいっか!と軽く見てしまったりします……。よくないですね。

驚いたのが、“パン”や“おせんべい”など賞味期限切れでもいけそうな食材であたっている方も多いということです。やはり賞味期限や消費期限は、記載通り守った方がいいのですね。

生焼けの肉や生肉・・・14人(約6%)

「鶏肉の生焼けを食べた時」(35歳/女性/総務・人事・事務)

「鶏肉を半生で食べた。下痢が一週間ほど続いた」(57歳/男性/その他)

「焼肉屋で生肉を食べたら腸管出血性大腸菌に感染して下痢で大変だった」(60歳/男性/研究・開発)

お肉もレアが好きな方は多いですよね。筆者も大好きです。しかし、食あたりに注意が必要な代表的な食材のひとつ……。

鶏肉は肉類の中でも特に「あたった」との回答が多かったです。鳥刺しなどを食べる時は場所をしっかりと検討した方が良さそうですね!

レアが好きな方は気を付けて。

常温保存や作り置きのもの・・・13人(約6%弱)

「自分で作ったおから料理をしばらく置いて食べてしまったら、激しく食あたりが続いた。もったいない精神は危険だと痛感した」(56歳/女性/営業・販売)

「常温のまま保存していたおかずを食べて食中毒になった」(45歳/女性/営業・販売)

「作り置きしていたうどんを食べたら、下痢になった」(38歳/男性/その他)

続いて多かったのが「常温保存や作り置き」のものにあたったという回答でした。作りたては熱を持っているので、テーブルに出したままにしがちですよね。

特に少し涼しい季節になると、出しておいても大丈夫だと過信してしまいがち。食材の保存方法には気をつけないといけませんね。

この他には「悪そうなものを食べてしまった」という回答や「原因はわからない」などの回答も多かったです。

みんながやっている食あたり対策は?

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最後に、「“食あたり”にならないように、心がけていることがあれば教えてください」と質問。次のような結果になりました。多かった順にご紹介していきます。

賞味期限・消費期限を確認する・・・81人(約18%)

「賞味期限切れ近くのものは食べない」(43歳/男性/総務・人事・事務)

「賞味期限の切れたものできるだけ食べない」(20歳/女性/営業・販売)

「消費期限を必ず見てから食べるようにする」(67歳/男性/営業・販売)

「消費期限を守りケチケチしないで食べたつもりで処分します。買い物も余分な物を買わないようにしました」(63歳/女性/主婦)

賞味期限や消費期限。せっかくメーカーがちゃんと記載してくれているのだから守るべきですよね。

“食あたりになった状況”についての質問でも、「賞味期限・消費期限」を守らなかったゆえに食あたりになったという回答は3位にランクインしていました。

少し「もったいないな……」と思っても、賞味期限・消費期限が切れていたら捨てるべきですね。もしくはちゃんと賞味期限・消費期限が切れる前に食べ切るように、買う量などを調整できたらいいですよね。

消費期限は確認しましょう。

臭いや見た目など悪そうなものを食べない・・・61人(約14%)

「変な臭いのする物は食べないこと」(61歳/男性/その他)

「口に入れて『怪しい』と思うものは食べない」(56歳/男性/営業・販売)

「怪しいと思った肉類は食べないようにする」(43歳/女性/主婦)

「少しでも違和感があったら食べるのを辞める」(38歳/男性/総務・人事・事務)

こういう本能からのアラートはとても大切ですよね。「ん?」と違和感を感じたらストップ! 感性に従うべきです。

何十年も毎日食事をしているのですから、その経験を経て何か違和感を感じたのなら、それは無視すべきではないですよね! 本能や直感も大切にしましょう!

よく火を通す・・・60人(約13%)

「火をたくさん通すこと」(36歳/女性/営業・販売)

「危なそうなものは必ず火を通す」(55歳/女性/主婦)

「豚と鳥はよく焼いて食べる」(56歳/男性/研究・開発)

「体調が悪い時は、しっかり火を通したものを食べるようにする」(44歳/女性/主婦)

お肉の生焼けでの食あたりは4位にランクインしています。避けるためにも、よく火を通すのは大切ですね。特に豚肉や鶏肉はしっかり中まで火を通しましょう。

よーく火を通すこと。

生ものには注意を払う・・・53人(約12%)

「生ものは鮮度を気にする」(41歳/男性/その他)

「生ものは、開封後すぐ食べる」(54歳/男性/その他)

「生魚などの生ものを食べるときは、なるべく新鮮なものを選ぶようにしている」(35歳/男性/コンピューター関連技術職)

「生鮮食品の鮮度には気をつけています」(54歳/女性/主婦)

食あたりの原因として1位である海鮮などの生もの。日本人の多くは生ものが大好物ですよね。安全に食べるためには「注意を払う」これしかないです。

鮮度や提供しているお店の衛生面など、よく気をつければ生ものをできるだけ安全に美味しく食べられます。特に気温が高い時期は気をつけましょうね!

保存方法に気をつける・・・30人

「特に夏場は食品を買ったらすぐ帰宅し、すぐ冷蔵庫に入れる」(48歳/男性/その他)

「買ってきたものはすぐに冷蔵庫に入れる」(65歳/男性/会社経営・役員)

「夏場は特に開封済みのものは冷蔵庫保管」(44歳/女性/主婦)

保存方法も食あたりを回避するためには大切なポイントです。特に夏場は注意が必要ですよね。

買いすぎず溜めすぎず、できるだけ早く食べ切るのが1番と言えるでしょう。

もう、こんな思いはしたくない……!

暑さのピークは過ぎたようですが、これからは食欲が増して、美味しいものを食べる機会も増えそうです。kufura読者さんたちの回答も参考に、食あたりには十分注意して、美味しくいただきましょう!

まなたろう
まなたろう

秋田生まれ。高校卒業後ドイツの大学の舞踊科へ。以後、海外を10年以上放浪し、現在は東京在住。ライターの他、ヨガインストラクターや振付家などもしている。

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