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心に残る、上司の優しさエピソード…「仕事覚えが悪かった自分に…」「トラブった時に…」こんなとき上司の人柄が滲み出る

会社の上司に対して苦手なイメージを持つ人もいると思いますが、「この人が上司で本当に良かった!」と思えるような、素晴らしい上司もいますよね。そして、この上司といっしょなら、この上司のためなら、どんなに仕事がツラくても頑張れるという人もいるはず。そこで『kufura』では、仕事をしている20〜50代の男女310人に、「心に残る上司の優しさエピソード」を聞いてみました。

快く休みをくれる・体調を気遣ってくれる

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「体調不良のときは、余計なことを言わずに会社を休ませてくれるところ。いつもゆっくり休めてホッとします」(36歳・男性/その他)

「仕事ですごく疲れているときに、“明日は休んでいいよ。疲れを取って、また頑張ってよ”と言われて、すごくいい上司だなと思いました」(47歳・男性/その他)

「会社を病欠したときに、心配してわざわざ電話をかけてきてくれた上司。その優しさに、“今後もこの人のために一生懸命に仕事をしよう”と思いました」(58歳・男性/その他)

「体調が悪く、朝からお腹を下していたとき、会社のトイレから戻ってきたら、お腹の薬が机の上に置いてあって、すごく感激しました」(48歳・女性/総務・人事・事務)

「入社したての一人暮らしを始めたばかりのころ、風邪で会社を休んだ際に、上司が市販薬を買ってお見舞いに来てくれたときは感動しました」(53歳・男性/総務・人事・事務)

具合が悪く休みたくても、言い出しにくい時もあるため、快く休ませてくれる上司は優しいと感じる人が多いようです。また、病欠したときに、体調を気遣って連絡をくれたり、お見舞いに来てくれた上司に感動したという人も。ほかには、コロナに感染したときに、必要なものを届けてくれて嬉しかったという意見も目立ちました。

仕事のミスなどをカバー&フォローしてくれる

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「仕事で失敗して謝りに行ったら、“あなただけの責任ではない。ミスの出ないシステムに改善していこう”と言われて、すごく気持ちが楽になりました」(52歳・女性/金融関係)

「大きなミスをしたときに、“たくさん仕事をする人は、その分ミスをする確率も上がるものだよ”と言われ、その言葉にすごく救われました」(34歳・女性/フリーター)

「私のミスなのに、先方に“自分のミスです”と連絡して謝ってくれた上司。そのときに、ずっとこの人についていこうと思いました」(41歳・女性/総務・人事・事務)

「私があることでトラブったときに、上司が味方になってフォローしてくれたのが嬉しかったです」(58歳・男性/公務員)

仕事にミスは付きものですが、そのときのカバーやフォローの仕方に上司の人柄が滲み出る様子。ミスを注意されるのは当たり前ですが、ただ注意するだけでなく、今後も頑張ろうと思える声かけをしてもらったり、仕事のミスをフォローしてもらうことで、前向きな気持ちになれるため、「この上司のためにこれからも頑張ろう!」と感激する人が多いようです。

できないときは励まし、できたときは褒めてくれる

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「壁にぶつかったときに、上司から“お前を信じているから、もっと上に向かって頑張れよ”と言われたときは、本当に素敵な上司だなと思いました」(59歳・男性/その他)

「仕事覚えが悪かった自分を、上司が愛想をつかさずにずっと叱咤激励してくれたから、今の自分があると思っています。本当に感謝しかありません」(51歳・男性/その他)

「書類を作成するのが得意なのですが、上司に提出するときに、いつもさりげなく褒めてくれるのが嬉しいなと思います」(54歳・男性/その他)

「難しい案件をこなしたときに、褒められたことです。自分の実力を認めてもらえたのがわかって嬉しかったです」(39歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

日々仕事をしているとなかなか褒められる機会は少ないもの。そんな中でも、自分の仕事ぶりを見て、きちんと褒めてくれる上司は貴重ですよね。また、落ち込んでいるときに、きちんと励ましてくれる上司も、自分のことを見てくれているのがよくわかるため、「優しくていい上司だな」と感じるようです。

仕事やプライベートについて気遣ってくれる

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「いつも業務メールの最後に、私のことを気遣うメッセージが必ず添えられていて嬉しくなります」(48歳・女性/研究・開発)

「別の上司と険悪な関係になったとき、親身に相談に乗ってくれて、きちんと対応してくれたのが嬉しかったです」(55歳・女性/コンピュータ関連技術職)

「仕事をやめようと思っていたときに、それを察してごはんに誘ってくれた。いろいろ話を聞いてくれて、本当にいい上司だなと思いました」(53歳・男性/その他)

「長期連休の前日に、“家族といっしょにゆっくり休んで楽しんで”というあたたかいメールをもらい、すごく感激しました」(57歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「愛犬が危篤状態のとき、人手が足りないにもかかわらず、自分が残業すると言って仕事を引き受けてくれた。“自分も犬を飼っていて、気持ちはわかる”と言ってくれて、本当に嬉しかったです」(48歳・女性/営業・販売)

仕事はもちろん、プライベートまで気遣ってくれる上司の優しさに感激したというエピソードもたくさん集まりました。普段から部下の様子をしっかりチェックしていないと、なかなか上手な気遣いはできないもの。特に、仕事だけでなく、部下のプライベートにまで気遣いを見せてくれる上司に対して、本当に嬉しかったと感じている人が多いようです。

食事に連れて行ったり、差し入れをしてくれる

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「仕事終わりに食事に誘ってくれて、奢ってくれたりするところが優しいなと思います」(44歳・男性/その他)

「いつもいろいろと気にかけてくれて、ごはんなどに誘ってくれたりするところ」(40歳・男性/その他)

「年末に割としっかりした忘年会を開いて、みんなを慰労してくれるので、いい上司だなと思います」(45歳・女性/その他)

「仕事のスピードが遅くて怒られたけど、全ての仕事が終わったときに、上司が“お疲れ様”と言って、缶コーヒーを差し入れしてくれたのが嬉しかったです」(34歳・男性/その他)

「外仕事ですが、暑い日などに、みんなに熱中症対策飲料を差し入れしてくれたりすると、いい上司だなと思います」(37歳・女性/その他)

部下を食事に誘ってくれたり、仕事中に差し入れをしてくれる上司の行動に優しさを感じている人も多いようです。これは食べ物に釣られた訳ではなく、そこに上司の部下への気遣いや普段の仕事に対するねぎらいの気持ちが感じられるため、優しい上司だと思うのかもしれません。

ほかにはこんな優しさエピソードも!

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「わからないことがある場合に、自分自身で答えを見つけるためのヒントだけを与えてくれる。また、答えを見つけた場合には賛辞を惜しまず、折れそうになっていた自分の気持ちを立て直してくれました」(49歳・女性/コンピュータ関連技術職)

「忙しい中、社員面談を長時間かけて丁寧に行い、しっかりと自分の話を聞いてくれる上司は尊敬します」(45歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「上司から“最終的な責任は自分にあるので、あなたの判断でやっていい”と言われたとき。自分の専門性を尊重されていると感じて、嬉しくなりました」(41歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「若いころの自分を真剣に叱ってくれたこと。自分が年齢を重ねて、他人を叱ることがいかに難しいかということがわかり、当時きちんと叱ってくれる人がいたのは、幸せだったし、仕事の学びはそのときに得られたと思っています」(49歳・男性/会社経営・役員)

「とても時間がかかる仕事に、最後まで付き合ってもらったことがあり、とても優しい上司だと感激しました」(56歳・男性/研究・開発)

ほかにも、上司が優しいと感じたエピソードはいろいろ。どれも上司が部下としっかり向き合い、部下のためを思ってしてくれた行動に優しさを感じているようです。また、どんなに怒られたとしても、それが本当に自分を思ってくれたうえでのことなら、「本当にありがたい」と感じるシーンもあるようです。

皆さんのエピソードから、しっかり部下のことを見てくれる、ミスなどをカバーしたりフォローしてくれる上司に優しさを感じている人が多い様子。周りにこんな上司がいると、部下のモチベーションも上がって働きやすくなりそうですよね。皆さんの上司は、どうですか?

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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