ペリエといえばグリーンボトル
null1906年、英国生まれのセント・ジョン・ハムズワース氏が日常的にエクササイズで使用していたインドのジャグリングクラブのシルエットから着想を得て、ペリエのグリーンボトルが誕生しました。
その優雅な曲線デザインは長年にわたってペリエのアイコンとして親しまれています。
コラボレーションボトル「PERRIER+STARCK」
nullペリエはこれまでにもアーティストとのコラボレーションに積極的で、過去にはアンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、ベルナール・ヴェルモット、レイモン・サヴィニャック、ジャン・カルリュ、ジャン・ガブリエル・ドメルグ、直近では村上隆など、豪華なラインナップで展開してきています。
今回はフランス出身、世界的クリエイターのフィリップ・スタルク氏を迎え、アイコンであるグリーンボトルのデザインをブランド史上初めてリモデルしました。
フィリップ・スタルク氏とは
nullクリエイターのフィリップ・スタルク氏はこれまでに建築、家具をはじめ家電など多種多様なデザインを手掛けてきています。
東京在住の方なら、浅草方面に光り輝くアサヒビール本社に隣接する「聖火台の炎」オブジェの作者と言ったら、「あれの人か!」とおわかりになるのではないでしょうか。
フランス出身のスタルク氏は、「ペリエはフランスのアイコンであり、家族の一員のようなもの。まるでシャンパンをあけるような高揚感もあり、とても特別なものです。ガラスのボトルというのは砂と火と人の手によって作られ、ペリエの炭酸水を収めるにおいて素晴らしい調和を見せています。炭酸の泡はとてもピュアで光を浴びて美しく反射します。今回は、フレネルレンズをインスピレーションにデザインしました」と語ります。
ちなみにフレネルレンズとは段付きレンズとしても知られ、灯台の発光範囲を広げ、海上航行をより安全にするために1823年にフランス人技師オーギュスタン・フレネルにより初めて開発されたものです。このレンズは同心円状に刻まれた線が特徴で、平行光線のビームを同じ方向に導き、光源の一貫性と強度を向上させるために開発された技術なのだそう。
ペリエのグリーンボトルは再生可能?
nullところで、グリーンのペットボトルは日本ではリサイクルが不可と聞いていますが、グリーンボトルはどうなのでしょう?
「日本で流通しているペットボトルは透明に変えています。透明ボトルでしたら、リサイクルは可能です。またガラスのグリーンボトルはガラスとしてリサイクルできますので、普通にワインボトルと同じくびんのごみに出してくださいね」(日仏貿易株式会社プロダクト&マーケティング関係者)
コストコなどで販売されている輸入品のグリーンのペットボトルは日本ではリサイクルできないので、捨てるときは気を付けましょう。
こんなに素敵なデザインボトル、お花を飾るなどしてインテリアの一部にもなりそうです。デザインボトルは6月3日から数量限定販売です。アートやデザインにご興味のある方はお早めに!
【取材協力】
ペリエ