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【茅乃舎】全国5種の「お雑煮たべくらべ会」開催中。京都の白味噌、青森の赤味噌…我が家の味との違いを愉しめる!

今年も年末年始が近づいてきました。お正月といえば「お雑煮」ですが、11月21日(木)~11月24日(日)の4日間、東京ミッドタウン「茅乃舎 だしおでん」にて、全国から集めた5種のお雑煮を提供する、「お雑煮という奇跡『お雑煮たべくらべ会』」が開催されています。その試食会に参加してきた様子をレポートします! 
各家庭のお雑煮の“今”についてのアンケート「全国お雑煮大調査」も実施中なので、ぜひ参加してみてくださいね。

だしの種類、味噌か醤油か、お餅の形…奥深き「お雑煮の世界」

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『茅乃舎』では、日本の食文化の継承への取り組みの一つとして、お雑煮を通して、日本の食文化について考える機会を作ってきました。日本各地で様々な味や具材とともに食べられている「お雑煮」は、日本の食文化の多様性を象徴する料理のひとつ。

でも、自分の家以外でお雑煮を食べる機会って実はあまりないですよね。そこで『茅乃舎』では、お雑煮の奥深い世界を知る機会として、青森、能登、関東、関西、博多の5種のお雑煮をたべくらべできる、期間限定の催しが開催されています。

イベントが行われているのは、六本木の東京ミッドタウンにある「茅乃舎だしおでん」の店舗。こちらで11月21日(木)~11月24日(日)の4日間のみ開かれる「お雑煮たべくらべ会」に先駆けて、試食会に参加してきました。

左上から、博多、京風、江戸。左下から、能登、青森。「5地域のお雑煮」たべくらべセット(ハーフサイズ×5種)2,200円(税込)。

提供されるのは、地域ごとの伝統的なお雑煮に、茅乃舎風のアレンジを加えた以下の5種。それぞれ、だしや具材、味付けに特徴があります。

博多雑煮

<焼きあご/醤油>

福岡では正月になると「あご」が店先に並びます。そのあごだしに、出世魚のブリ、さらにかつお菜を加えて完成するのが博多雑煮。商人の街でもある博多では、お雑煮がおもてなしにも使われたそうで、椎茸、人参、焼き豆腐と具材が多く見た目も華やかなのが特徴です。能登と博多、離れた地域で同じ「あご」のだしが使われるのは興味深い!

京風雑煮

<昆布/白味噌>

京都や奈良をはじめ、関西では白味噌仕立ての優しい味わいのお雑煮が食べられています。具材には、家族円満のイメージから丸いものを使うのが特徴。今回は丸餅だけでシンプルに仕上げられています。薄く削った鮪節が添えられ、白味噌の上品な甘みをより引き立てています。

江戸雑煮

<鰹・昆布・鶏/醤油>

関東風雑煮とも呼ばれ、広い地域で食べられています。武家の文化に影響を受けたお雑煮は、小松菜と鶏で「なとり=名取り=名を上げる」、「ミソをつける」を嫌って醤油仕立てなど、縁起を担いだ組み合わせになっているそう。車海老やかまぼこを使い、彩りよく盛り合わせた豪華なお雑煮です。今回は、うまみのある鶏つくねも入っています。

能登雑煮

<焼きあご・昆布/醤油>

東西のお雑煮のちょうど境界にあるのが石川県。地域によって様々ですが、能登半島ではあごだしを使った岩海苔のお雑煮があります。あご、昆布、岩海苔と海の香りが重ねられつつ、すっきりとした味わいの汁。具材は岩海苔のみというシンプルさ! 柚子で香りにアクセントを。

青森「けの汁」雑煮

<椎茸・焼きあご/赤味噌>

青森で普段から親しまれているという「けの汁」。ふきやぜんまいなどの山菜、ごぼう、椎茸、大豆、高野豆腐などの具材が細かく刻まれた汁に、津軽味噌で味を付けた滋味深い汁物です。ここにお餅を入れれば、体が温まり、ほっとする味わいのお雑煮に。

それぞれに個性的なお雑煮は、食べ比べることで楽しさも倍増。関東出身、お雑煮といえば関東風しか作ったことがない筆者ですが、今度のお正月は三が日それぞれで違ったお雑煮を作ってみるのも良いかもと思いました!

そして、どんなつゆ、どんな具材にもそっと寄り添い、幸せな一杯にまとめあげてくれるお餅の懐の深さ……。改めて日本の食文化を大切にしたいなと感じさせるお雑煮体験となりました。

『茅乃舎』では12月2日からは「お雑煮のだしとつゆ(702円)」、「お雑煮のだしとつゆ 白味噌仕立て(756円)」が発売されます(ともに2食分入り/税込)。これがあれば、作り慣れないタイプのお雑煮も簡単! 白味噌のお雑煮は、まずはこちらからトライしてみようかと思っています。

みんなのお雑煮教えて!「全国お雑煮大調査」も開催中です

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アンケートの結果がリアルタイムで見られます!

『茅乃舎』では、年末年始にかけて、現代の家庭で親しまれるお雑煮はどのようなものかを探るWEBアンケート「全国お雑煮大調査」を実施中。

お餅の形や出汁の種類、具材など、一般的だと思っているお雑煮は、実は他の地域と異なる独自性をもっているかもしれません。

アンケートの結果は今後、「お雑煮」という食文化の発信に活かされるそう。WEBにて簡単に回答できるので、ぜひアクセスしてみてください。回答した人の中から抽選で茅乃舎製品のプレゼントも。

■回答ページ: https://q.c-rings.net/?enq=OO31ucv3u0o%3d

■実施期間:2024年11月20日(水)~2025年1月15日(水)

イベントは4日間と短期間なうえ大人気。予約が取れなかった場合でも当日席があるそうなので、気になる人はぜひ六本木へ足を運んでみてくださいね!

【お雑煮という奇跡「お雑煮たべくらべ会」イベント概要】

■日時:11月21日(木)~11月24日(日)

■時間
第1部 11:00~12:00
第2部 12:30~13:30
第3部 14:00~15:00
第4部 16:00~17:00
第5部 17:30~18:00
第6部 19:00~20:00
※時間は状況により変更になる場合があります。
※期間中「茅乃舎 だしおでん」の 通常営業は休止となります。

■予約:要事前予約 ※一部当日席あり

■予約サイト:http://hitosara.com/0031357476

■場所:茅乃舎だしおでん 東京ミッドタウン ガレリアB1F 東京都港区赤坂9-7-4

■提供メニュー:「5地域のお雑煮」たべくらべセット(ハーフサイズ×5種)

■価格:2,200円(税込)

・お雑煮という奇跡特設ページ:https://www.kayanoya.com/ozouni/

・茅乃舎公式Instagram:@kayanoya.official

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