少数意見を通じて見えてくる「雑煮の多様性」
null人気具材の上位結果をご紹介する前に、さまざまな少数意見をご紹介します。
雑煮の具材に関するアンケートの回答内容の特徴は、“一強”の具材がなく、多様な具材が集まった点でした。
■餅菜(3人)
「もち菜。主張しすぎない野菜なのでお餅によく合う」(39歳・主婦)
■ニンジン(3人)
「飾り切りしたニンジンを入れるときれい」(42歳・パート)
■麩(2人)
「麩(ふ)。色や形が華やかなものもあるのでより豪華に感じられます」(39歳・ その他)
■海老(2人)
「伊勢海老、アワビ。正月くらいは、贅沢したい」(59歳・主婦)
■ゴボウ(2人)
「ゴボウ。だしとゴボウの風味で味が決まる」(57歳・総務・人事・事務)
他にもセリ、白菜、ホウレンソウ、あおさ、鮭、イクラ、あんこなど、様々な具材が寄せられました。
種種雑多な具材を見ると、“雑煮”と呼ぶ理由が腑に落ちるのではないでしょうか。
続いて、上位5つの人気具材をご紹介します!
5位:三つ葉(6人)
null「三つ葉。風味がよく、三つ葉の香りがするとお正月がきたと感じます」(52歳・主婦)
「三つ葉。味のアクセントと見た目も華やかになるため」(27歳・その他)
和食にさわやかな芳香を添える三つ葉。サッとゆでた三つ葉をたっぷり乗せる人、できたての雑煮に生の葉をトッピングする人がいました。
4位:しいたけ(7人)
null「しいたけ。出汁も出て、香りもよくなる」(46歳・営業・販売)
「しいたけに味がしみ込むと美味しい」(49歳・その他)
出汁に深みを加えつつ、出汁の香りを吸ってさらにおいしくなるしいたけ。飾り切りにしてお正月気分を味わう人も。
3位:かまぼこ(9人)
null「かまぼこ。正月ならではのデザインのものがあり華やかだから」(42歳・主婦)
「かまぼこ。旦那がコレがないと機嫌が悪い」(56歳・その他)
いつものかまぼこではなく、お正月デザインのスペシャルなかまぼこをトッピングすると“ハレの日”感がアップしそうですね。
2位:鶏肉(10位)
null「鶏肉。出汁も出て旨みが出ます」(53歳・総務・人事・事務)
「鶏肉。つゆに出汁が出ておいしい」(39歳・総務・人事・事務)
煮込むと脂肪分が溶け出し、出汁にコクが出る鶏肉。年の瀬の食肉売り場には“雑煮用”と銘打たれた鶏肉が売られています。
1位:大根(11人)
null今回のアンケートで、最も多くの回答が集まったお雑煮に欠かせない具材は、大根でした。
「大根。煮込んだ大根はおいしいし、お餅とよく合うから」(42歳・その他)
「大根。味がしみて大根を入れるとお雑煮だなと思う」(52歳・主婦)
甘みが増している冬の大根。普段より丁寧にとった出汁でじっくり煮込んだ大根は、お正月の味ですね。
以上、雑煮に欠かせない具材のランキングをお届けしました!
餅を焼いてから煮込む/そのまま煮込む、味噌派/醤油派/小豆派、質素派/豪華派……などなど、雑煮は郷土色や家庭のこだわりが映し出される料理。
配偶者の実家や、祖父母の家、旅先などで雑煮を出されると「こんな食べ方もあるんだ!」とびっくりすることがあるかもしれませんね。
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