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これは外せない!「お雑煮の好きな具材ランキング」1位は肉でも魚でもない…

新年の行事食、雑煮。餅と一緒に調理する具材は、野菜、魚介、肉など、バラエティ豊かですよね。

今回は、20~50代の女性93人にアンケートを実施。「これは外せない」と思う雑煮の具材について質問しました。

少数意見を通じて見えてくる「雑煮の多様性」

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人気具材の上位結果をご紹介する前に、さまざまな少数意見をご紹介します。

雑煮の具材に関するアンケートの回答内容の特徴は、“一強”の具材がなく、多様な具材が集まった点でした。

■餅菜(3人)

「もち菜。主張しすぎない野菜なのでお餅によく合う」(39歳・主婦)

■ニンジン(3人)

「飾り切りしたニンジンを入れるときれい」(42歳・パート)

■麩(2人)

「麩(ふ)。色や形が華やかなものもあるのでより豪華に感じられます」(39歳・ その他)

■海老(2人)

「伊勢海老、アワビ。正月くらいは、贅沢したい」(59歳・主婦)

■ゴボウ(2人)

「ゴボウ。だしとゴボウの風味で味が決まる」(57歳・総務・人事・事務)

他にもセリ、白菜、ホウレンソウ、あおさ、鮭、イクラ、あんこなど、様々な具材が寄せられました。

種種雑多な具材を見ると、“雑煮”と呼ぶ理由が腑に落ちるのではないでしょうか。

続いて、上位5つの人気具材をご紹介します!

5位:三つ葉(6人)

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「三つ葉。風味がよく、三つ葉の香りがするとお正月がきたと感じます」(52歳・主婦)

「三つ葉。味のアクセントと見た目も華やかになるため」(27歳・その他)

和食にさわやかな芳香を添える三つ葉。サッとゆでた三つ葉をたっぷり乗せる人、できたての雑煮に生の葉をトッピングする人がいました。

4位:しいたけ(7人)

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「しいたけ。出汁も出て、香りもよくなる」(46歳・営業・販売)

「しいたけに味がしみ込むと美味しい」(49歳・その他)

出汁に深みを加えつつ、出汁の香りを吸ってさらにおいしくなるしいたけ。飾り切りにしてお正月気分を味わう人も。

3位:かまぼこ(9人)

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「かまぼこ。正月ならではのデザインのものがあり華やかだから」(42歳・主婦)

「かまぼこ。旦那がコレがないと機嫌が悪い」(56歳・その他)

いつものかまぼこではなく、お正月デザインのスペシャルなかまぼこをトッピングすると“ハレの日”感がアップしそうですね。

2位:鶏肉(10位)

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「鶏肉。出汁も出て旨みが出ます」(53歳・総務・人事・事務)

「鶏肉。つゆに出汁が出ておいしい」(39歳・総務・人事・事務)

煮込むと脂肪分が溶け出し、出汁にコクが出る鶏肉。年の瀬の食肉売り場には“雑煮用”と銘打たれた鶏肉が売られています。

1位:大根(11人)

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今回のアンケートで、最も多くの回答が集まったお雑煮に欠かせない具材は、大根でした。

「大根。煮込んだ大根はおいしいし、お餅とよく合うから」(42歳・その他)

「大根。味がしみて大根を入れるとお雑煮だなと思う」(52歳・主婦)

甘みが増している冬の大根。普段より丁寧にとった出汁でじっくり煮込んだ大根は、お正月の味ですね。

 

以上、雑煮に欠かせない具材のランキングをお届けしました!

餅を焼いてから煮込む/そのまま煮込む、味噌派/醤油派/小豆派、質素派/豪華派……などなど、雑煮は郷土色や家庭のこだわりが映し出される料理。

配偶者の実家や、祖父母の家、旅先などで雑煮を出されると「こんな食べ方もあるんだ!」とびっくりすることがあるかもしれませんね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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