「空飛ぶクルマ」のバーチャル体験も！「METoA Ginza」（メトアギンザ）で最新のリサイクル技術を学べるイベントスタート

持続可能な社会の実現を目指す活動の広がりの中で、世界中でプラスチックを使い捨てではなく再利用する動きが加速しています。そんな中、1人あたりのプラスチックゴミの廃棄量は、実は日本が世界で第2位（※）！　日本の課題は「プラスチックのリサイクル率の低さ」。

現在は大半が再利用されず捨てられているプラスチックを、資源として再活用するリサイクル技術が強く必要とされているんです。

「では、プラスチックってどんなふうにリサイクルするんだろう？」という疑問に楽しく答えてくれるのが今回のイベントというわけ。ではさっそく、実際にどんなことが体験できるか見ていきましょう！

会場は2階と3階の2フロアに分かれています。まずは2階からスタート！

※環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」より
https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-05/s1.pdf

ここで目を奪われるのが、フロア全体に広がる巨大なスクリーン。音楽もクラブ風でノリノリです！

まずは一人ずつタブレットを受け取り、このスクリーンの中に広がる仮想の街「そだてるタウン」へ。リサイクル工場の「DJ工場長」のナビのもと、暮らしの中で出会うプラスチックの廃棄物をリサイクルするというミッションに取り組みます。

プラスチックのリサイクルではプラスチックを素材別に分別することが必要になります。ゴミを分解して砕き、様々な技術を駆使して素材ごとに分けていく過程を、カラフルな画面で説明してくれます。タブレットでできるダンスやゲームを交えながら、楽しく理解できるという仕組み。

分別・回収したプラスチック素材から新たな製品が生まれ、街に届くとみんながハッピーに踊り出します！

ここでもDJ工場長が登場。小さく砕かれたフレーク状のプラスチックをさまざまな方法で選り分けていく過程を、DJ工場長のターンテーブルやクロスフェーダー（つまみ）の操作によって体験します！　このゲームがけっこう難しく、苦戦する筆者（笑）。上手にできると画面の音や光で盛り上げてくれます。

また、このフロアでは2025年の大阪・関西万博では飛行が実現するといわれる“空飛ぶクルマ”をバーチャル体験できます！

臨場感あふれるモーションベース（映像に合わせて座席が振動する装置）に乗り込み、東京・丸の内上空からお台場まで、風を見ながら空を移動。最高時速200㎞の「空飛ぶタクシー」、いつか実現するといいなあ～！と夢がふくらみます。

1階にある「METoA Cafe & Kitchen」では、こだわりのコーヒーやジュース、スーパーフードや野菜を中心とした食事を提供しています。METoAのオリジナルグッズなども扱うショップコーナーも併設されていますよ。

こちらでは、今回のイベントに合わせた新メニューも登場！　遊んだ後は、ぜひカフェにも立ち寄ってみてくださいね。

ゲームそのものは小さいお子さんでも楽しめますが、リサイクルについての展示や説明は漢字がしっかり読めて理解できる中学年以上の子ども向けな印象です。低学年以下の子どもには、大人が一緒に学んで説明してあげる必要がありそう。

プラスチックのリサイクルに使われる技術についてなど、普段なかなか知る機会がないことばかりで大人にとっても大変興味深い内容なので、ぜひ家族でじっくり回ってみてくださいね。

しかも、入場は無料！　週末のお出かけにいかがでしょうか。