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コンソメ&トマト缶不要の「ひとくちロールキャベツ」子どもウケも抜群【沼津りえのとっておきレシピ】

kufuraの大人気連載「ちょこっと漬け」などでもおなじみの料理研究家の沼津りえさんが、「とっておきレシピ」を動画で楽しくお届け!

今回教えてもらうのは、見た目にも可愛らしいひとくちサイズの「ロールキャベツ」。一般的な作り方とは異なり、ひと工夫もふた工夫もありました!

おいしさの秘密はトマトケチャップの炒め方にあり!

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おうちで作るとなると、面倒だな……と思われがちな「ロールキャベツ」。食べるのも意外と大変だったりしますよね。子どもならいっそうです。

ですが、今回ご紹介する沼津版レシピは、“作りやすく食べやすい”とあって、リピートしたくなるメニューに昇格すること間違いなし!

「トマト煮込みのロールキャベツを作っていきますが、なんとコンソメもトマト缶も使わないんですよ。味付けのベースとなるのはトマトケチャップのみ! さらに、肉だねもパン粉や卵などの“つなぎ”が不要なので、一般的なロールキャベツよりもうんと手軽に作れます」

少ない調味料で、素材がもつ美味しさを最大限に引き出すのが沼津さんの真骨頂! とくに、トマトケチャップでのソース作りは必見です。

【材料】(16個分)

キャベツの葉(茹でておく)・・・大3〜4枚

鶏ひき肉(むね肉)・・・250g

塩・・・小さじ1/2

白こしょう・・・少々

ベーコン・・・30g

トマトケチャップ・・・大さじ4

水・・・200ml

オリーブオイル・・・小さじ1

【作り方】

(1)肉だねを作る

ボウルに鶏ひき肉を入れ、塩、白こしょうを振ります。スプーンで粘り気が出るまで全体を混ぜます。

「一般的に合いびき肉が使われることが多く、パン粉などのつなぎが必要となりますが、鶏むね肉のひき肉なら、つなぎがなくてもとまとまりやすいのが特徴。スプーンで混ぜられるので、手も汚さずに済みます。お財布に優しいのも嬉しいですね」

(2)茹でておいたキャベツを縦4等分に切る

柔らかくなるまで茹でたキャベツの葉は、ザルにあげて冷ましておきましょう。水気をしっかり切ったら、芯の部分を切り取ります。その後、キャベツを縦4等分(各4cm幅くらい)にします。

切り取った芯は、みじん切りにして肉だねに混ぜます。

「肉だねに混ぜることで、芯の甘みも余すことなく味わえます。切らずにソースに入れて煮込んでしまうのもありですよ」

(3)肉だねを包む

カットしたキャベツの手前側に肉だねをのせ(ぎょうざ1個分の餡の量を目安に)、巻き寿司の要領でくるくると巻きます。このとき、両端を折り込む必要はありません。巻き終えたら、両端を軽く抑えておきます。

「キャベツの両端から肉だねが少し出てしまっても気にせずOK! 粘り気を出した鶏ひき肉がキャベツにしっかりくっついてくれます。火が通ると肉がキュッとしまるので煮崩れの心配はありませんよ。両端からお肉のいい出汁も出るので、いいことづくめです!」

(4)フライパンで材料を炒める

フライパンにオリーブオイル、1~2cm幅に切ったベーコン、トマトケチャップを入れたら火をつけます。トマトケチャップの水分が抜け、香りもツンとした酸味から甘さに変わるまで、弱めの中火で炒め続けます。

「トマトケチャップだけで味つけていくので、炒め方が最大のポイント。全体がフツフツしてきたら混ぜるを繰り返しながら、香りの変化をつかみましょう。

炒めはじめのサラサラした状態から、水分が飛んで次第にもったりしてきます。フライパンの表面に油が滲んだように見えたら、香りチェックを。ツンとした感じがなくなり、甘い!と感じられたらOKです」

時間の目安は、火力やフライパンによっても違いますが、撮影時は4分ほど炒めました。

(5)ロールキャベツを並べてまずは焼く

香りが甘くなったら、一旦火を止めます。炒めたベーコンとトマトケチャップは端に寄せておきましょう。そこへ、ロールキャベツを閉じ目を下に向けながらフライパンに並べます。

再び火をつけ、中火で焼いて鶏ひき肉に火を通します。

「鶏ひき肉に火が通ることで、接着剤代わりとなって閉じ目がしっかりくっつきます」

(6)フライパンに水を加えて煮込む

キャベツの表面にほんのり焦げ目がついたら水を加えます。端に寄せていたベーコンとトマトケチャップを全体にのばし、なじませましょう。

全体がフツフツと湧いたら蓋をして、中火で7~8分煮込みます。

(7)できあがり!

煮汁が半量になっていたら頃合いです。もし水分が減りすぎていたら水を足してあげましょう。味見をして、塩や黒こしょう(いずれも分量外)で味を調えたらできあがり! お好みで粉チーズなどをかけてお召し上がりください。

 

トマトケチャップをじっくり炒める……という経験はあまりないかもしれませんが、香りは劇的に変化するので、きっと初めてのチャレンジでも分かりやすいはず。根気強く炒めるのがポイントです。

早速ご馳走になりましたが、まず、パクッといけるサイズ感がいい! お子さんでもだいぶ食べやすいと思います。

小ぶりなのでソースもよく絡み、噛んだ瞬間ジュワッとおいしい汁が染み出てきます。その味わいは、トマトケケチャップだけで味付けしたとは思えないくらいコク旨! 酸味が抜けて凝縮したケチャップの旨みと、キャベツの甘さが口いっぱいに広がります。鶏ひき肉のさっぱりした味わいも手伝って、何個もいけてしまう~!

「トマト缶を使うと、水分が多いので調理時間がかかります。さらに、酸味を薄めるために砂糖などを加えることで、ぼやけた味になってしまいがちに……。トマトケチャップなら、他に調味料を加えなくても味が決まるのがメリットです。

今回のトマトケチャップ使いを覚えておくと、ミネストローネ、ナポリタン、ポークチョップなどにも応用できますよ」

これまでの概念を覆した沼津流ロールキャベツは、手間を減らして作りやすく、ヘルシーでおいしいの三拍子! ぜひお試しください。


【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)、『母から娘に伝えるはじめてのLINEレシピ』(ART NEXT)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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