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水切り不要!沼津流「白和え」は厚揚げで簡単&食感も楽しい【沼津りえのとっておきレシピ】

kufuraの大人気連載「ちょこっと漬け」などでもおなじみの料理研究家の沼津りえさんが、「とっておきレシピ」を動画で楽しくお届け!

今回は「白和え」の作り方を教えてもらいました。厚揚げを使うことで、水切り不要と目からウロコな作り方は必見。おいしさに妥協なし、なのに簡単。沼津さんのアイディアが光る一品です。

パパッと作れるからお弁当や作り置きにも最適!

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「白和え」は栄養豊富ながら、意外と作るのに手間のかかる家庭料理ですよね。一般的には、十分水切りした豆腐を使いますが、そこを「厚揚げ」におきかえて、水切り工程を省略しちゃうのが沼津流の作り方!

「今回はレシピはもめんの厚揚げを使っているのでパラパラとした仕上がりの白和えとなります。しっとりなめらかな食感がお好みの場合は、絹揚げで作ってみてくださいね。お好きなように具材をアレンジしながらお楽しみください」(以下「」内、沼津さん)

具の準備以外は“混ぜるだけ”ととっても簡単! 早速、作り方を見ていきましょう。

【材料】(作りやすい分量)

<和え衣>

厚揚げ(もめん)・・・1枚(約150g)

白すりごま・・・大さじ1

砂糖・・・小さじ1

味噌・・・小さじ2

<具>

茹でたほうれん草・・・1/3束

にんじん・・・約1/5本

※にんじんは細切りに、ほうれん草は3cm幅に切っておく

【作り方】

(1)ボウルに<和え衣>の材料を入れて混ぜる

ボウルに<和え衣>の材料を入れ、手やフォークで厚揚げをつぶしながら全体を混ぜ合わせます。

「つぶし加減はお好みで。ちなみに私は、手でつぶしていって、程よく厚揚げの衣を残すのが好き! つぶしすぎないことで厚揚げの皮の食感も楽しめるので、おすすめです。手で作業する時は、清潔にしてから行いましょう」

(2)具を入れて混ぜる

下準備済の<具>を入れて、和え衣と混ぜます。

「今回は定番のほうれん草&にんじんにしましたが、具はお好きなものでOK! 小松菜、春菊、菜の花などもいいですね。コーン、ミックスビーンズ、枝豆などであれば、包丁要らず&火も使わずと、よりお手軽に作れておすすめです!」

(3)できあがり!

あっという間にできあがり! 冷蔵で、2~3日以内を目安に食べ切ってください。

 

具を下準備する時間を除くと、所用時間はおよそ3分! こんなにも簡単に白和えが作れちゃうなんて……と感動ものです。

いざ食べてみると、味噌とすりごまの風味が香るほっこりと優しい味わい。そして、噛むごとに厚揚げの皮からジュワリと油分が染み出てくるではありませんか。油のコクも加わっておいしさをアップしています。また、小指の先ほどの大きさに皮を残したことで、お肉のような食感も楽しめました。

もめんの厚揚げで作った白和えは、水分が少なくお弁当のおかずにもぴったり。筆者は絹揚げでも試してみましたが、衣はほぼ残らず、なめらかでしっとりとした口当たりで、ひと味違ったおいしさを堪能しました。

また、よりラクをするために、ほうれん草とにんじんの下準備をレンジで行いました。一切火を使わないので洗い物も少なく済み、忙しい時でも、いや忙しい時だからこそ、「“沼津流白和え”を作ろう!」と思うように(笑)。

あと一品欲しい、という時にパパッと作れるヘルシーなお助けレシピです。沼津さん、ありがとうございました!


【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)、『母から娘に伝えるはじめてのLINEレシピ』(ART NEXT)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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