ツナときのこの和風パスタの作り方
null材料(2人分)
パスタ(スパゲッティーニ 1.7mm)・・・2人分
ツナ缶・・・大1缶(140g)
しめじ・・・1パック
エリンギ・・・1パック
舞茸・・・1パック
玉ねぎ・・・1/4個
にんにく・・・1片
鷹の爪・・・1本
エキストラバージンオリーブオイル・・・大さじ4
めんつゆ(2倍濃縮)・・・大さじ1
バター・・・大さじ1
塩・・・小さじ1(味付け用)、適量(パスタをゆでる用)
焼きのり・・・適量
※今回は、風味がよく、おいしく仕上がるエキストラバージンオリーブオイルを使用していますが、ない場合はオリーブオイルでもOKです。
※めんつゆは、2倍濃縮タイプを使用していますが、ストレートや3倍濃縮でもOK。その場合は、ストレートならやや多めに、3倍濃縮ならやや少なめに、分量を調節してください。
作り方
(1)玉ねぎは皮をむき、繊維に沿って薄切りにする。しめじは石突きを取り、手でほぐす。エリンギは縦半分に切って乱切りに、舞茸は手で食べやすくちぎる。にんにくはみじん切りに、鷹の爪は半分に割って、種を出す。
きのこは火の通りを同じにするために、大きさを揃えておきましょう。しめじと舞茸は手でほぐした方が、断面に凹凸ができ、味がよく馴染みます。ちなみに、しめじは石突きを取りますが、舞茸とエリンギに石突きはなく、全部食べられますよ。
鷹の爪は種が辛いので、しっかり取り除きましょう。逆に辛い味が好みの人は、入れてもOKです。
(2)フライパンを強火で熱し、油を切ったツナを入れる。ツナを細かくほぐしながら炒め、焼き色がついたら、にんにくを加える。香りが立ったら、玉ねぎを加える。
ツナは油分があるので、炒める油を追加する必要はありません。よく油を切ってから熱したフライパンに入れ、木べらなどで細かくほぐしながら、焦げ目がつくまでよく炒めるのがポイントです。この焦げ目が、香ばしい”だし”になるそうです。
(3)パスタを茹で始める。パスタは表示より1分短めにゆでる。
(4)オリーブオイルを入れ、きのこを全て加えて、塩を振る。きのこに焼き色がついたら、めんつゆ、パスタのゆで汁を加え、鷹の爪を入れる。
きのこを入れたら、きのこの下味用に塩を加えます。塩を加えると水分が出てくるので、蒸し焼きに。フライパンを振りながら、きのこによく火を通し、パリッとするまで炒めましょう。
そして、味付けには、めんつゆを使うのがポイント。めんつゆを割るために、パスタのゆで汁は100ccくらい多めに入れます。
「めんつゆは、しょうゆ、酒、みりんなど調味料がバランスよく配合されているため、あれこれ調味料を入れるよりも味付けが決まりやすいんです」と、小野さん。お店でもめんつゆを使っているんですね。これはぜひ家庭でも真似したい!
(5)焼きのりをはさみで切る。
焼きのりは、はさみで細く切っておきます。市販の刻みのりでもOKです。
(6)ソースにバターを加える。パスタを入れ、ゆで汁を加えて、よく絡める。味見をして、必要なら塩で味を調える。皿に盛り付けて、焼きのりをかけたら完成。
バターは早く入れると味が飛んでしまうので、風味出しに一番最後に入れます。これで、濃厚なガーリックバターしょうゆ味になります。
盛り付けると、香ばしいきのことガーリックバターの香りがふわっと漂い、食欲をそそります。ひと口食べると、きのこがプリプリ! 3種類、それぞれの食感を楽しむことができ、食べ応えも満点です。
にんにくが効いた濃厚なガーリックバターしょうゆ味は、男性も子どもも大好きな味なので、家庭でも喜ばれること間違いなし! ぜひ、きのこをたっぷり使って、秋の味覚を楽しんでみてくださいね。
【取材協力】
小野宗隆・・・洋食屋『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ。イタリア料理、フランス料理を中心に料理長としてのキャリアを積み上げ、店舗立ち上げやメニュー開発などを多数経験。ソムリエの資格も持つ。
取材・文/岸綾香