ご飯にもおつまみにも!味染み染みの手羽レシピ
null鶏肉の中でもリーズナブルな手羽。甘じょっぱく味付けてガブリとかぶりつくのがたまりませんよね!
今回は、子どもも食べやすい手羽中ハーフをパリッと焼いて、やみつき必至の甘じょぱいたれで漬け込んでいきます。
「手羽中ハーフを使うと食べやすくなるだけなく、火の通りが早くなって味も染みやすいんですよ。ご飯はもちろん、ビールのお供にも手が止まらない美味しさです! 鶏の旨味が染み出た漬けだれも活用いただけますよ」(以下「」内、沼津さん)
手羽先から手羽中、そして手羽中ハーフを切り分ける方法は前回ご紹介していますので、ぜひご参考に! では、作り方をチェックしていきましょう。
【材料】作りやすい分量
・手羽中ハーフ・・・16本(手羽先の場合は8本)
・塩・・・適量
・白こしょう・・・適量
・かたくり粉・・・大さじ1
・油・・・大さじ1
・炒りごま・・・適量
<調味液>
・しょうゆ・・・50ml
・みりん・・・50ml
・水・・・50ml
・砂糖・・・大さじ1
【作り方】
(1)キッチンペーパーで手羽中の水気を拭き取る
手羽中の上にキッチンペーパーをのせ、上からポンポンと押して水分を拭き取ります。
「こうすると臭みが取れて、旨味も絡みやすくなります」
(2)手羽中に薄く衣をつける
手羽中に塩、白こしょうを振り、かたくり粉をまぶします。手羽中に薄く衣がつくよう、全体を混ぜます。
「薄く衣をつけてあげることで、調味液が絡みやすく、旨味も出やすくなります」
(3)手羽中をフライパンで焼く
熱したフライパンに油を引き、皮目を下にしながら手羽中を入れましょう。まずはフタをして中火で5分ほど焼き、皮目がパリッと焼けたらひっくり返して、フタをせずさらに3分ほど焼いていきます。
「フタをすることで蒸し焼き状態となり、中までしっかり火が通って、よりジューシーに仕上がりますよ。
ひっくり返すときに油がバチバチはねて危ない場合は、キッチンペーパーで油を吸わせながら返していきましょう。焼けたかどうかは“香り”が目安となってくれます。“香ばしくて美味しそう!”と感じたらOKです」
焼き終わったら火を止め、保存容器に移します。
(4)漬けだれを作る
(3)で使ったフライパンの油をキッチンペパーでよく拭き取り、漬けだれを作っていきます。水、しょうゆ、みりん、砂糖を入れ、全体を混ぜたら一度沸騰させましょう。
「同じフライパンを使うことで洗い物が減らせますよ!
一度沸騰させるのはみりんのアルコールを飛ばすためです。フライパン全体が白くフツフツと沸いたらOKのサイン。沸く前に火を止めてしまうとアルコールが残ってしまうので気をつけましょう」
(5)漬けだれを回しかけ、炒りごまと白こしょうを振る
(4)の漬けだれを手羽中に回しかけ、全体が馴染むよう混ぜます。その上から、炒りごまと白こしょうをたっぷり目に振り、再度混ぜます。
(6)冷蔵庫で1時間以上置く
粗熱が取れたら、フタかラップをして冷蔵庫で1時間以上置きます。
「途中で1度全体を返すと、味染みがよくなりますよ」
(7)できあがり!
甘辛い香りと、この照りが食欲をそそります! ひと口食べてみると、ジューシーなお肉にこっくりとした味が染み染み! たっぷりの白こしょうと炒りごまがまた香ばしさをプラスしています。
パリッと焼けた皮目にはたれがよく漬かり、噛むとじゅわっと美味しさが広がるのがたまらない~。もう1本、もう1本……と食べる手が止まりませんっ。レシピ通り手羽中ハーフで作った我が家では、16本分があっという間になくなりました(笑)。
「<調味液>に、お酢を大さじ1~2加えるのもまたさっぱり感がプラスされて美味しいですよ。七味唐辛子などを加えてピリ辛な大人味にするのもいいですね!
漬けだれには美味しい鶏のエキスが染み出ていますから、捨てずにぜひ活用してくださいね。野菜炒めの味付けや煮物のコク出しのほか、ゆで卵を漬けるのもオススメです!」
漬けだれの活用で2度美味しいのもうれしいですね。家族にも喜ばれること間違いなしの「手羽のやみつき漬け」、ぜひお試しください。
【取材協力】
沼津りえ
料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」