子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

じゅわっと甘い!和風「長ねぎのとろとろ漬け」はレンチンで簡単【ちょこっと漬け#112】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。 今回は、とくに甘みが強い「長ねぎ」の白い部分を漬けていきます。長ねぎのとろっとした食感と甘さがたまらない一品です!

とろとろ食感の秘密は、隠し包丁のひと手間!

null

生のままだと辛みがあるのに、加熱すると嘘のように甘くなる長ねぎ。今回は、そんな長ねぎをとろっとした食感にしながら漬けていきます。

「とろとろ食感に仕上げるポイントは、長ねぎに切り込みを入れること。あとはレンチンして冷やすだけととっても簡単なので、もう一品ほしい時の副菜にお役立ちですよ」(以下「」内、沼津さん)

オイル煮やコンソメ煮といった洋風レシピも見かけますが、今回は和風仕上げなのでごはんにもよく合います。では早速、作り方を見ていきましょう。

【材料】(作りやすい分量)

長ねぎ(白い部分)・・・2本(約150g)

水・・・150ml

かつおぶし・・・約2g

しょうゆ・・・大さじ1

みりん・・・大さじ1

塩・・・少々

赤唐辛子(輪切り)・・・適量

【作り方】

(1)長ねぎに切り込みを入れる

根の部分を切り落としたら、斜めに7~8mm幅の切り込みを入れます。片側が終わったら長ねぎを回転させ、裏側にも同じ方向に切り込みを入れます。

「切り込みを入れることで筋っぽさがなくなり、歯切れがよくなります。食感もとろっと仕上がりますよ」

(2)長ねぎを4-5cm幅に切り、耐熱容器に並べる

長ねぎを4~5cmに切り、耐熱容器に並べます。

「このあと電子レンジで加熱していくのですが、容器が浅いと吹きこぼれやすいので深めの容器だと安心ですよ」

(3)調味料を入れる

容器に水、かつおぶし、しょうゆ、みりんを入れ、塩少々を振ります。輪切りの赤唐辛子をちらしたら、ふんわりとラップをかけます。

「塩は味を引き締めるために振ります。なお、ラップの代わりにフタを使う場合は、少しずらすようにしてください」

(4)レンジで加熱する

600wの電子レンジで5分加熱します。

(5)冷蔵庫で1時間以上置く

電子レンジから取り出したら、そのまま置いて粗熱を取りましょう。粗熱が取れたら、冷蔵庫で1時間以上寝かせます。

(6)できあがり!

飴色に染まった長ねぎのとろとろ漬けの完成です! 冷蔵で4~5日以内を目安に食べ切ってください。

 

ひと口いただくと、長ねぎは芯までとろっとろ! 漬け汁が長ねぎの甘さとともにジュワ~っと口に広がり、赤唐辛子のピリ辛さがいいアクセントになっています。

また、隠し包丁のひと手間がしっかりときいていて、長ねぎの筋っぽさはなく食べやすさも抜群。

オイル煮とはまた一味違い、しょうゆベースでさっぱりとした味わいに仕上がっているので、飽きずにいくらでも食べてしまう美味しさです。

「とろとろの長ねぎを味わったら、ぜひ漬け汁も活用しましょう。かつおぶしの旨味と長ねぎの風味がついた漬け汁は、そうめんの“めんつゆ”や、“卵とじ”などに使うのがおすすめですよ」と沼津さん。

早速試してみたところ、ほんのり移った長ねぎの香りでどこかお上品な風味に。漬け汁も無駄なくおいしくいただけるなんて、一石二鳥では!? これから旬を迎えて一層甘みが増す長ねぎ。ぜひお試しください!


 

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『米粉があれば!パンもおかずもおやつも極上』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載